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源氏物語䞉十䞀垖〜䞉十䞉垖玫匏郚※ネタバレ泚意※

    サマる

    䞉十䞀垖 真朚柱

    䞉十䞀の䞀倧将の嫉劬ず玉鬘の宮仕え

    源氏は、倧将が玉鬘を自分から匕き離すこずになったのを無情に感じおいた。これほどはっきりず玉鬘を自分から匕き攟すずは思わずにいたため、人聞きも䞍䜓裁に思われ、自身のためにも残念であった。源氏は日倜玉鬘の面圱を芋お、恋しくおならなかった。宿瞁は無芖できないものの、自身の思いやりのあり過ぎたこずからこうした苊しみを買うこずになったのだず感じおいた。

    颚流気の少ない倧将ず玉鬘が過ごすこずを思うず、源氏は手玙で気持ちを䌝えたくなったが、人目を匕くこずを恐れお躊躇しおいた。ある雚の降る静かな日、源氏は退屈な時間を玛らすこずができた玉鬘ずの日々を思い出し、非垞に恋しくなっお手玙を曞いた。右近の所ぞそっずその手玙は送られたが、怪しく思われないよう内容を抑えめにした。

    玉鬘も源氏の手玙に涙し、返事を曞いた。源氏はその返事を前に、涙が自分からこがれ萜ちる気がしたが、人に悪い想像をさせおはならないず思っお、しいおおさえおいた。源氏は昔の尚䟍を朱雀院の母后が厳重に監芖しおいた時のこずを思い出し、珟圚の苊しさがその時にもたさるものだず感じた。

    䞀方、垝も玉鬘の矎しさを忘れられずにいた。「赀裳垂れ匕きいにし姿を」ずいう叀歌を口ずさみ、䜕通もの手玙を密かに玉鬘に送った。玉鬘は自身の運呜を悲芳し、こうした心の遊びも䞍䌌合いになったず感じ、垝の奜意に感激したようなお返事は差し䞊げなかった。玉鬘は今になっお源氏が枅い愛で䞀貫しおくれた芪切がありがたくおならなかった。

    䞉十䞀の二源氏の恋心ず倧将の反応

    䞉月になり、六条院の庭の藀や山吹が矎しく倕映えの前に咲いおいるのを芋お、源氏はたずすぐれた玉鬘の容姿が忍ばれた。源氏は東の町の西の察に来お、さらに玉鬘に䌌た山吹をながめようずした。竹のたせ垣に自然に咲きかかるようになった山吹が感じよく思われ、源氏は歌を口ずさんだ。

    こんなふうに培底的に恋人ずしお玉鬘を思うこずはこれが初めおであった。源氏は雁の卵を籠ぞ入れお玉鬘ぞ莈り、手玙も送った。人目を匕くこずを恐れ、内容を唯事颚に曞いたが、その䞭に恋心を滲たせた。

    倧将はその手玙を芋お笑いながら、女は実父の所ぞだっお理由がなくおは行っお逢うこずをしないものになっおいるのに、どうしお源氏が始終逢えない逢えないず恚んでばかりよこすのだろうかず批評めいたこずを蚀った。玉鬘はそれを憎く思い、返事を枋った。

    倧将が代わりに返事を曞こうずしたが、玉鬘はそれを片腹痛く思った。倧将の曞いた返事は戯談颚で、源氏はそれを芋お笑ったが、心の䞭では玉鬘をわが物顔に蚀っおいる倧将を憎んだ。

    䞉十䞀の䞉もずの倧将倫人の境遇ず玉鬘の出産

    もずの倧将倫人は月日のた぀にしたがっお憂鬱になっお、攟心状態でいるこずも倚くなっおいた。倧将は生掻費などをこたごたず行き届いた仕送りをし、子䟛たちをも以前ず同じように倧事がっお育おおいた。そのため、前倫人の心は良人からたったく離れず、唯䞀の頌みにしおいた。

    倧将は姫君を非垞に恋しがっお逢いたく思うのであったが、宮家のほうでは少しもそれを蚱さなかった。少女の心には自身の愛する父を祖父も祖母も皆口をそろえお悪く蚀い、たすたす逢わせおもらう可胜性がなくなっおいくのを心现がっおいた。男の子たちは始終蚪ねお来お、尚䟍の様子なども話しお聞かせた。

    その幎の十䞀月、玉鬘は矎しい子䟛を産んだ。倧将は䜕事も順調に行くず喜んで、愛劻から生たれた子䟛を倧事にした。産屋の祝いは掟手に行なわれた。内倧臣も玉鬘の幞犏であるこずに満足しおいた。倧将の倧事にする長男、二男にも今床の幌児の顔は劣っおいなかった。

    頭䞭将も兄匟ずしおこの尚䟍をこずに愛しおいたが、少し尚䟍のその境遇を物足りなく考えおいた。尚䟍ずしお君偎に䟍した堎合を想像しおいお、生たれた倧将の䞉男の矎しい顔を芋おも、もし皇子をお生み申し䞊げたらどんなに家門の名誉になるこずだろうかず、なおこの䞊のこずを蚀っお残念がった。

    玉鬘は尚䟍の公務を自宅で䞍郜合なく執るこずにしお、もう宮䞭ぞ出るこずはないだろうず芋られた。それでもよいこずであった。

    䞉十䞀の四近江の君の振る舞い

    内倧臣の什嬢で尚䟍になりたがっおいた近江の君は、そうした䜎胜な人の垞で、恋愛に匷い奜奇心を持぀ようになっお、呚囲を䞍安がらせおいた。女埡も䞀家の恥になるようなこずを近江の君が匕き起こさないかず、そのこずではっずさせられるこずが倚く、神経を悩たせおいた。

    ある時、女埡の所ぞ殿䞊圹人などがおおぜい来おいお、遞りすぐったような人たちで音楜の遊びをしおいた。源宰盞䞭将も来おいお、平生ず違っお気軜に女房などずも話しおいた。その時、近江の君は女房たちの座の䞭を抌し分けるようにしお埡簟の所ぞ出ようずした。

    近江の君は源䞭将のきれいであるこずをほめお隒ぐ声が倖の男の座ぞもよく聞こえるほどであった。さらに、高く声を匵り䞊げお歌を詠み、源䞭将に呌びかけた。源䞭将は異様なこずであるず思い、考えおみるずそれは噂に聞いた什嬢であるこずに気づいた。

    源䞭将は返歌をし、そんなこずをしおは恥知らずだず諭した。女埡の所には掗緎された女房たちがそろっおいるはずで、こうした露骚な戯れを蚀いかける人はないはずであった。近江の君の振る舞いは、呚囲の人々を圓惑させるものであった。

    ```mermaid
    graph LR
        A[源氏] -->|逊女| B[玉鬘]
        C[内倧臣] -->|実父| B
        D[右倧将] -->|倫| B
        A -.->|恋慕| B
        E[垝] -.->|恋慕| B
        F[兵郚卿宮] -.->|恋慕| B
        G[匏郚卿宮] -->|父| H[もずの倧将倫人]
        D -->|元劻| H
        I[é ­äž­å°†] -->|兄| B
        J[源宰盞䞭将] -->|兄| B
        K[玫の䞊] -->|正劻| A
    
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    ```

    䞉十二垖 梅枝

    䞉十二の䞀裳着の匏の準備

    源氏は十䞀歳の姫君の裳着の匏を盛倧に準備しおいた。東宮の元服も近く、姫君の入内も予定されおいた。䞀月末、源氏は薫銙の調合を思い立ち、倧匐から莈られた銙朚や昔からの銙朚を比范した。六条院内の倫人たちや女友達にも銙の調合を䟝頌し、源氏自身も承和の垝の秘法で熱心に調合した。

    倫婊でも銙の優劣を競い合い、各所で銙の調合が行われた。二月十日、雚䞊がりの玅梅が矎しい日に、兵郚卿の宮が蚪れた。前斎院から届いた銙を詊し、源氏は自䜜の銙も取り寄せた。宮は審刀者ずなり、各々の銙を吟味した。

    䞉十二の二裳着の匏ず東宮の元服

    裳着の匏は西の町で行われ、源氏倫婊ず姫君は午埌八時に到着した。䞭宮も匏に参列し、倚くの女房が盛装しお集たった。匏は十二時に始たり、䞭宮は姫君の矎しさに感心した。源氏は䞭宮の若々しく愛嬌のある様子を芋お、幞犏を感じた。

    東宮の元服は二十日過ぎに行われた。源氏は姫君を東宮に入内させる意向だったが、他の貎族たちは躊躇しおいた。源氏は圌らを励たし、最終的に巊倧臣が䞉女を東宮に入れるこずになった。源氏の姫君の入内は四月に決たり、準備が進められた。

    䞉十二の䞉源氏の曞道ぞの情熱

    源氏は姫君のために手道具類を新調し、特に曞道に力を入れた。叀今の名筆を集め、仮名文字の進化に぀いお語った。源氏は自身も曞を認め、兵郚卿の宮や巊衛門督にも執筆を䟝頌した。若い人々にも蘆手や歌絵を曞かせた。

    兵郚卿の宮が蚪れ、曞の品評䌚が行われた。宮は嵯峚垝や延喜垝の曞を持参し、源氏に寄莈した。源氏は様々な階玚の人々に曞を䟝頌し、姫君のために曞の箱を甚意した。須磚での絵日蚘は、姫君がもう少し成長するたで枡さないこずにした。

    䞉十二の四宰盞䞭将ず雲井の雁の恋の行方

    内倧臣は、源氏の姫君の入内準備を聞いお物足りなく感じおいた。嚘の雲井の雁は矎しく成長したが、結婚の話がなく匕きこもっおいた。宰盞䞭将は冷静な態床を保ち、内倧臣は埌悔の念を抱いおいた。

    源氏は宰盞䞭将に他の瞁談を勧めたが、䞭将は応じなかった。源氏は䞭将に人生の教蚓を説いた。雲井の雁も父の心配を知り、恥ずかしく思っおいた。䞭務の宮から宰盞䞭将ずの瞁談の話が出たずいう噂を聞いた内倧臣は、嚘に䌝えた。雲井の雁は耇雑な思いを抱きながらも、宰盞䞭将からの手玙に返事を曞いた。

    ```mermaid
    graph LR
        A[源氏] -->|父| B[姫君]
        C[玫の䞊] -->|継母| B
        A -->|倫| C
        D[東宮] -.->|入内予定| B
        E[兵郚卿宮] -->|友人| A
        F[前斎院] -.->|過去の関係| A
        G[äž­å®®] -->|矩理の嚘| A
        H[内倧臣] -->|父| I[雲井の雁]
        J[宰盞䞭将] -.->|求婚䞭| I
        K[巊倧臣] -->|父| L[麗景殿]
        D -->|入内| L
        M[é ­äž­å°†] -->|同僚| J
        N[匁少将] -->|同僚| J
        O[明石の君] -->|劻| A
        P[倪政倧臣] -->|父| A
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    ```

    䞉十䞉垖 藀裏葉

    䞉十䞉の䞀宰盞䞭将ず雲井の雁の結婚

    六条院の姫君が倪子の宮ぞ入る準備で皆が忙しい䞭、宰盞䞭将は物思いにふけっおいた。自分でも自分がわからない気がするほどであった。雲井の雁ぞの思いは執拗なほどで、䌯父の内倧臣が二人の恋愛を認めようずしおいるのを聞いおいながら、昔の関係を埩掻させるこずができなかった。

    内倧臣も甥の䟡倀を認めようずせず、結婚問題には冷淡な態床をずり続けおきたが、雲井の雁の心が今も倉わらず宰盞䞭将に傟いおいるのを知り、芪心ずしお他家の息女ずの結婚を芋過ごすに忍びなくなった。倧臣は自分から負けお出ねばならないず決心するに至った。

    やがお、倧宮の埡忌日に極楜寺で法䌚があり、内倧臣は宰盞䞭将に和解を申し出た。その埌、内倧臣は宰盞䞭将を自宅に招き、藀の花を愛でながら二人の仲を認めた。こうしお長幎の苊難を経お、宰盞䞭将ず雲井の雁は晎れお結ばれるこずずなった。

    䞉十䞉の二姫君の東宮入内

    源氏の姫君が倪子の宮ぞ入るこずが決たり、玫の䞊は䞊賀茂神瀟ぞ参詣した。六条院の他の倫人たちも女房を祭りの芋物に出した。源氏は䞭宮の母である六条埡息所の車が抌しこわされた昔の葵祭りを思い出し、暩勢をたのんでそうしたこずをするのは良くないず玫の䞊に語った。

    姫君が東宮ぞ䞊がる際、玫の䞊は母ずしお付き添うこずになっおいたが、明石の君を姫君に぀けるこずを考えた。玫の䞊も同じ考えを持ち、源氏に提案した。明石の君は長幎の願いが叶う思いで準備を始めた。

    姫君の入内の日、玫の䞊が最初に付き添い、その埌明石の君ず亀代した。二人の倫人は東宮の埡息所の桐壺の曹叞で初めお面䌚し、友奜的な関係を築いおいった。姫君は東宮から寵愛を受け、桐壺には華やかな空気が挂った。

    䞉十䞉の䞉源氏の栄達ず宰盞䞭将の出䞖

    翌幎、源氏は四十歳を迎え、䞉十九歳で準倪䞊倩皇の䜍を埗た。六条院には院叞が任呜され、源氏はより自由に振る舞えるようになった。しかし、垝はなお䞖間をはばかっお䜍を譲るこずができないこずを歎いおいた。

    䞀方、内倧臣は倪政倧臣に昇進し、宰盞䞭将は䞭玍蚀ずなった。䞭玍蚀ずなった宰盞䞭将は、お亡くなりになった祖母の宮の䞉条殿ぞ匕っ越した。か぀おの恋の思い出の堎所で、雲井の雁ずの新生掻を始めた。

    ある日、倪政倧臣が䞉条殿を蚪れ、若倫婊の様子を芋お感慚深げであった。䞭玍蚀の乳母である宰盞の君は、昔の倧臣の凊眮を恚めしく思っおいたが、今では埗意な気持ちで倧臣に歌を詠んだ。

    䞉十䞉の四六条院ぞの行幞

    十月二十日過ぎ、六条院ぞ行幞があった。朱雀院も招かれ、珍しい盛儀ずなった。六条院では䞇党の準備が敎えられ、銬堎殿から南の寝殿ぞず垝が移動する道筋には錊が敷かれ、池には鵜飌いの様子も芋られた。

    埡前では管絃の合奏が行われ、楜噚の音色が倜曎けたで響いた。朱雀院は「宇陀の法垫」の昔ながらの音色を懐かしく聞いた。垝の容貌は六条院ず瓜二぀になっおおり、源䞭玍蚀の顔たでもが䌌おいるように芋えた。

    合奏は非垞に興味深く進み、歌の圹を務める殿䞊人の䞭でも匁の少将の声が際立っおいた。この日の行事に参加した人々は、たるで前䞖からの善果を持っお生たれおきたかのような、恵たれた人々であった。

    さらに、源氏は姫君を東宮に奉り、宰盞䞭将も結婚しお幞犏になったこずに安心し、もう出家をしおもよい時が来たず思うようになった。たた、源氏は玫の䞊のこずを気にかけ぀぀も、逊女の䞭宮の存圚が倧きな支えになるず考えおいた。

    ```mermaid
    graph LR
        A[光源氏] -->|父| B[姫君]
        C[玫の䞊] -->|逊母| B
        A -->|倫| C
        D[東宮] -->|婚玄者| B
        E[宰盞䞭将] -->|新婚| F[雲井の雁]
        G[内倧臣] -->|父| F
        G -->|䌯父| E
        H[倪政倧臣] -->|昇進| G
        I[明石の君] -->|実母| B
        A -->|倫| I
        J[äž­å®®] -->|矩理の効| A
        K[é ­äž­å°†] -->|兄匟| E
        L[匁少将] -->|同僚| E
        M[朱雀院] -->|兄| A
    
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        class G,H family;
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        class E,K,L noble;
    ```
     
     
     
    叀今東西の名著をわかりやすく芁玄しおお届けしたす。「孊生時代に読んだはずだけど...」ずいう方も、「興味はあるけど読む時間がない」ずいう方も、このブログで名著の芁点をキャッチアップ。気軜に教逊に觊れお、新たな発芋のきっかけに。