
野生的の意味
「もうちょっと野生的になったら素敵なのに」
ある日突然、母が言いました。
”野生的”の意味が分からず、?マーク満載の表情をしていると、
「家の畑もたまには覗いてみなさい。
とにかくあなたは隙がないのよ。
土いじりでもしたら、そういう一面もあるんだ〜って人は見るでしょ?」
水やりをしなくても良いサボテンですら枯らす人ですよ?私は。
私が畑で土いじりをしようものなら、作物を枯らしかねないですが?
「それは心がけ次第。
常に植物を気にかけて、話しかけたら、絶対植物は応えてくれるから」
その言葉を信じて、植物を買って、職場に置いておきました。
話しかけないまでも、常に植物の状態を気にして、大事に育てていました。
けれどある日から急に雲行きが怪しくなり、延命措置も虚しく、とうとう植物は息絶えました。
私の元に来る植物は、ことごとく短命です。
それはあまりにも植物に申し訳ない。
隙がなくて、結構です。
私はこのまま生きて行こうと思いました。
それを母に報告したら、私が野生的になることは諦めたようです。