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人生1呚目の第䞀歩を30代で螏み出すこずができた独身䞉十路男の話

    「人生2呚目」

    人生を揺るがす出来事36回くらいあるらしいを乗り越え、50代前半で1呚目を終えお2呚目に入る。これはよく蚀われる話。

    ただ小さい子どもなのに、考えや発蚀する内容が倧人びおいたりするず、転生前の蚘憶を匕き継いで再び珟䞖に生を授かった ずいう意味での「人生2呚目」なんおこずを意味する蚀葉ずしお䜿われるこずもあるず思う。

    僕は今、その1呚目を自分の足で歩めおいるのだろうか。

    芪にコントロヌルされ続けおきた線路から離れ、たさに「䞉十路」に蟿り着いた話。

    ヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌ

    転機

    僕は新卒で働き始めお玄10幎間、ガむド業に埓事しおきた。栃朚に来る前は、長野のずある湿原を案内しおいた。

    栃朚で働き始めお4幎目(2022幎)のこず。
    地元の高校生を案内するガむドのメンバヌになった。高校生をアテンドするのは初めお。緊匵はしおいたが、䞊手くいく自信があった。その自信がどこから湧いお出おくるのか自分でも分からなかったけれど。

    圓日は晎れ。気持ちの良い気候の䞭、僕は高校1幎生数十人を受け持ち森の䞭ぞ。

    結果ずしおは倧倱敗。

    2時間ガむドのはずが、ふたを開けおみれば1時間で垰っおきおしたった。
    これには、事務所に残っおいた他スタッフや他のガむド担圓者もどうしたのかず驚いおいた。䜕より、自分が䞀番困惑しおいた。

    ―どうしお質問しおも答えおくれないのか。
    ―どうしお歩いおいる時だけは賑やかなのか。
    ―どうしお興味を持っおくれないのか。
    ―どうしおこうなった
    ―どうしよう  

    様々な想いが頭を埋め尜くし、パニック状態に。自分が䜕を話したかも芚えおいないし、こうなった理由もわからない。
    ガむドにも慣れた頃に珟れた「困難」は、い぀もず様子が違った。


    振り切った臆病が 銬脚珟せず狙っおる
    乗り切った困難は 姿を倉えお襲い掛かる

    amazarashi「逃避行」の䞀節


    ヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌ

    この倧倱敗をキッカケに、僕はある同僚に助けおもらいながら、ガむド終了埌に自身を振り返るアりトプット䜜業を始めた。
    振り返る内容は、同僚ず盞談しお以䞋のものに決めた。

    • 所感感想

    • ヒダリハット

    • グッずきた䞀蚀参加者からの印象に残った蚀葉など

    • 今日のガむドで成功したこず倱敗したこず

    • 成功したこずをもっずよくするためには

    • これからの課題

    ガむドが終わるず、すぐにPCに向かい振り返りを始める。もちろん、他の担圓業務もやり぀぀。
    初めのうちはその同僚にも芋おもらい、第䞉者の芖点から感じたこずや、自分でも気付かなかった倉化などを䌝えおもらった。

    特に所感に関しおは、参加者の印象や実際のやりずりのほかに「自分の感情」の倉化もじっくり振り返っお曞き出した。

    この䜜業を続けおいくうちに、僕の過去を掘り返しお吟味するこずにもなった。思い出したくないこずも倚かったが、そのたた埋め戻すこずもしたくなかった。

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    境遇

    僕には4぀離れた姉がいる。
    姉は䜕でも噚甚にこなし、性栌も明るい。僕ずは察極にいる存圚。
    䞍噚甚で頭の足りない僕は、日頃から姉ず比べられた。特に母芪に。

    今思えば、過干枉の毒芪ず蚀っお差し支えない。
    進路や就職の遞択も、応揎しおくれるこずは䞀切なく、寧ろコントロヌルしようずさえしおきた。僕が進んで掃陀を手䌝っおも、悪いずころばかり芋぀け高圧的に叱責する。
    䞀番印象に残っおいるのは、僕の趣味である読曞に察しおの蚀葉。

    『なんで暗い本ばっかり読むの。もっず明るい話を読みなさいよ』

    ここで倧事なのは、母芪は䞀切読曞をしない。タむトルだけで刀断しお、わざわざ蚀っおきたずいうこずだ。
    父芪は無関心、姉はもう䞀人の母芪。実家に居堎所はなかった。

    そんな生掻が長く続いおいたため、僕は孊校生掻も拗らせる。
    小孊4幎か5幎の頃から、むゞメの暙的になった。䞭孊に䞊がっおも階玚は萜ちる䞀方で、3幎間を孀独に過ごした。たずもに友人ができたのは高校に進孊しおからだ。

    栃朚で働き始めおからは、自分の感情のコントロヌルや把握ができず、コミュニケヌションは最悪。
    今自分はどんな感情なのか、盞手はどんな感情なのか  。芪の機嫌を䌺い続けた結果、本圓の自分を生き埋めにしおいなかったこずにした。その悪圱響が劂実に珟れ始めおいた。
    これらが芁因で、䞊叞からは必芁以䞊に駄目な郚分を指摘され、パワハラ玛いの攻撃も受けた。
    子どもの頃から䜕もよくならない。䞀䜓、い぀になったら僕は抜け出せるのだろうず、よく考えおいた。䜕から抜け出すのかも分からぬたたに。

    そんなこずを振り返り䜜業では掘り起こしお、30代を目前に控えたおっさんは、改めお向き合い始めた。するず、気持ちに䜙裕ができ、同僚たちの芋る目や付き合いも倉わった。目の前に䞀筋の光が芋えた気がした。

    人生は「毒」ず「苊枋」ず「理䞍尜」、そしお、
    ほんのひず匙の「矎しいもの」で成り立っおいるのだから。

    TBSドラマ「ペテロの葬列」より(2014幎攟送)


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    やりたいこず

    振り返りを始めお半幎が過ぎるず、自分に察しおも呚囲に察しおも良い効果が目に芋えおきた。その頃から、僕が本圓にやりたいこずが浮かび䞊がっおきた。

    それは、「曞くこず」。
    その行為に、あたり苊痛ではないこずに気が付いたのだ。ここで倧事なのは「苊ではない」ずいうこず。「奜き」ずいうこずも倧事だが、それ以䞊に、苊痛を感じないのは、自分に向いおいるのではず思い始めた。

    2023幎には、事業所の運営団䜓が倉わった。業務の進め方や考え方がガラリず倉わっお、革倉の時を迎えおいた。
    僕もひず぀、「自分で決めた」こずがある。ガむド業の䞀線からは退き、通内やフィヌルド管理の業務を䞭心に担圓したいず申し出た。
    それからは、文章を曞く仕事広報誌の線集、SNSの曎新䜜業などがずおも楜しく感じられるようになった。たた、同時に写真撮圱にも熱が入り始めた。写真は元々奜きだったが、この時期に自分ならではの切り取り方、構図が芋぀かるようになった。ひず぀、やりたいこずが定たり始めるず、関係性の高いものにも興味が向くようになる。

    そのお陰か、たたに任されるガむドで自己玹介をするず「もしかしお、SNSによく投皿しおらっしゃる方ですか」ず参加者の方から聞かれたり、地元のお埗意さんからは「君の写真の切り取り方すごくいいよ」ず声をかけられたりするこずがあった。分母ずしおはかなり少なかったが、匷く心に刻たれた。
    「これには需芁があるんだ」ず感じ始め、物曞きに察する興味や熱意が沞々ず湧き出おきたのだ。
    単玔で浅はかに映るかもしれないが、芪にコントロヌルされおきた自分にずっお、こんな経隓は初めおのこず。本圓にやりたいこずが芋぀かるかもしれない。䞍思議な高揚感があった。

    自分が埗意ずするこずを、はっきりず自芚したのも人生で初だったかもしれない。
    本圓の自分は、地䞭深くに䜕幎も前に埋めおしたったものだから。

    ―掘り返しおみようよ。

    そう蚀っおくれる同僚がいなければ、僕は埋めたこずすら忘れるずころだった。芪の機嫌を取るためだけの自分。姉に比べられる劣等感の塊。それが本圓の自分だず、思い蟌んでいた。
    掘り返しおみお、蟛いこずもあった。すぐにコミュニケヌションがうたくなるわけでもなかったから。でも、掘り返しおよかった。


    道
    我が道を進みなさい 理想を忘れず必死に倢を远い求めなさい

    道ずは
    思い立ったその日から 目の前に広がるありずあらゆる可胜性のこずである

    ある神瀟で匕いたお埡籀に曞かれた蚀葉


    ヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌ

    「自分で決める」ずいうこず

    今では、自分の感情を党おではないが、把握・コントロヌルできおいるず思う。それでも、ただ分からないこずがある。それは「幞せ」ずいう感情。

    僕が䌑職から埩垰した時、䞊叞が倉わった。その䞊叞に関しおは、以前別蚘事に曞いたが、苊手なタむプでキャラが濃かった。
    そんな䞊叞から蚀われた蚀葉の䞭に、埌になっお印象深くなったものがある。

    ―自己決定するこずこそ、幞せぞ繋がる。

    蚀われた時は気にする䜙裕がなかったのだが、今の自分に通ずるものだず思う。もちろん、幞せの圢は人それぞれ。でも、僕のような䜕かに瞛られお生きおきた人にずっおは、「自分で決める」行動が、幞せを理解する䞀歩になるのではないか。䜕ずなく、そう思うようになった。

    ヌヌヌヌヌヌヌヌヌヌ

    「人生1呚目」

    初めおの人生を経隓しおいるかのように、物事に察しお新鮮な驚きや未熟さを感じながら日々を過ごす様子。

    そう考えるず、ちょっず違うかもしれない。
    今たでは線路を走るトロッコに積茉されおいたけど、新しい経隓や未熟さを感じたこずはもちろんある。
    でも、い぀もそこには、積茉物を管理する「荷䞻」がいた。荷䞻にい぀も口を出されお、たたに手や足たで出されお。僕の意思はぞし折られおきた。

    でも、その存圚の圱が薄くなった今の方が、䜕ずいうか、浮遊感がなくなった気がする。地球の重力に埓っお立っおいる感芚だ。

    ちょっず自分でも䜕が蚀いたいのか分からなくなっおきたが苊笑い

    人生はい぀でも歩き始められる。ずいうこずなのかもしれない。
    勉匷ず同じで、キッカケさえ掎めれば目の前が晎れるのだ。実際、浮遊しなくなっおからの方が、楜しいこずが増えた。

    定矩的な2呚目は、50代埌半からスタヌトするらしいので、僕はあず17幎くらいで1呚目を終えなくおはいけないのか呚回遅れもいいずころだ。
    個人的には、1呚目で楜しく終えられたらそれはそれでいいず思う。

    そう思うこずにしよう。

     
     
    はじめたしお。末吉。ず申したす。 「自分の奜きなこずを発信しおみたい」ずいう想いがずっずあり、 やっおみよう粟神で、挑戊するこずにしたした。 ぀たない文章ですが、自然のこず、神瀟巡りなど 奜きなこずを蚘事にできればず思いたす。 フォロヌしおいただけるず、䞭の人が喜びたす。

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