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未決定性保持フレヌム #14 創䜜における未決定


    第14章

    創䜜における未決定



    最初に来るものは、ただ䜜品ではない


    前章では、
    蚀葉に向かったずころで、
    先にほどけおしたうものを芋おきた。

    第14章で近づきたいのは、
    その少し先にあるもの。

    蚀葉にする前の気配が、
    創䜜の䞭で
    どのように䜜品ぞ向かうのか。

    どこで早く敎い、
    どこでなお閉じないたたでいるのか。

    どこたで圢になり、
    どこから先に倱われやすくなるのか。

    そこを芋おいきたい。

    創䜜の最初に来るものは、
    はじめから䜜品の圢をしおいるずは限らない。

    題名でもない

    䞻題でもない

    構成でもない

    先に来るのは、
    もう少し手前のものかもしれない。

    気になる像

    残る枩床

    うたく蚀えない匕っかかり

    ただ説明にならない動き

    そういうものが、
    先に残るこずがある。

    ただ䜜品ではない。
    それでも、
    䜕もないわけではない。

    その手前にしか残らないものが、
    創䜜にはあるのだず思う。


    先に決めるず、通りやすくなる


    創䜜に向かうず、
    早く決めたくなるこずがある。

    䜕に぀いお曞くのか
    䜕を蚀いたいのか
    どんな䜜品なのか

    先に決たれば、
    進みやすくはなる。

    点を早く䞻題ぞ寄せやすい
    構成も先に組みやすい
    枡すための圢にも敎えやすい

    その早さの䞭で、
    先に消えおしたうものもある。

    最初には䞀぀ではなかったもの

    ただ揺れおいたもの

    壊したいのか

    守りたいのか

    ただ寄りきっおいなかったもの


    そういうものは、
    早く意味ぞ寄せるず、
    先に现くなるこずがある。

    通る圢にはなる。
    それでも、
    最初に残っおいた感じずは、
    少し違うものにもなりやすい。

    創䜜では、
    早く決めるこずだけが
    よいずは限らない。


    ただ䜜品になっおいない時間


    創䜜には、
    ただ䜜品になっおいない時間がある。

    曞いおいないわけではない
    䜕も起きおいないわけでもない

    それでも、
    ただたずたっおいない。

    ただ䞀぀に寄っおいない
    ただ䜕を曞いおいるのか
    蚀い切れない

    そういう時間がある。

    倖から芋るず、
    遠回りにも芋える。

    停滞にも芋える。
    迷っおいるようにも芋える。

    けれどその時間は、
    ただ遅れおいるだけではない。

    䜕を残し、
    䜕をただ決めないでおくかを、
    匕き受けおいる時間でもある。

    ただ、
    決めないでいるこず自䜓が
    䟡倀なのではない。

    䜕を残し、
    䜕をただ決めないでおくのかが芋えおいないなら、
    その時間は未決定ずいうより、
    ただ散っおいるだけにもなりうる。

    その時間の䞭でしか
    芋えないものもある。

    どの枩床が残るのか

    どの像が繰り返し戻っおくるのか

    䜕が䜕床も匕っかかるのか


    そういうこずは、
    早く䜜品にしようずしたずころで、
    芋えにくくなりやすい。

    創䜜における未決定は、
    䜕もしないこずではない。

    ただ決めないこずで、
    残っおいるものがある。

    ただ決めないこずで、
    芋えおくるものがある。


    点のたたで残るもの


    創䜜の最初は、
    流れではなく、
    点に近いこずがある。

    ひず぀の堎面

    ひず぀の蚀い回し

    ひず぀の沈黙

    ひず぀の色

    ひず぀の気配


    それだけが、
    先に残るこずがある。

    その段階では、
    なぜ残るのかも分からない。

    䜕に぀ながるのかも分からない。
    䜜品になるのかどうかも、
    ただ分からない。

    点は、
    ただ意味を持った党䜓ではない。

    けれど、
    そのたた眮かれた点だけが、
    あずで反埩の䞭に戻っおくるこずがある。

    そういう点を、
    早く意味にしないたた眮いおおくず、
    あずから別の点ず觊れはじめるこずがある。

    繰り返し戻っおくるものがある
    少しず぀重なっおくるものがある
    離れおいたものどうしが、
    思いがけず近づいおくるこずがある

    創䜜に必芁なのは、
    い぀も最初から
    党䜓を芋るこずではないのかもしれない。

    たずは点のたた残るこず。
    そこから少しず぀、
    反埩の䞭で茪郭が芋えおくるこずもある。


    反埩の䞭で芋えおくるもの


    最初に来たものが、
    䞀床でそのたた定たるずは限らない。

    䜕床か戻っおくるうちに、
    ようやく芋えおくるこずの方が
    倚いのかもしれない。

    同じ堎面を思い出す
    䌌た蚀葉にたた觊れる
    別の圢で、
    同じ気配が残る

    そういう反埩の䞭で、
    はじめお芋えおくるものがある。

    最初にはただの匕っかかりだったものが、

    䜕を含んでいたのか
    䜕に觊れおいたのか
    䜕をただ蚀い切れずにいたのか

    それが、
    少しず぀芋えおくる。

    反埩は、
    遅れのようにも芋える。

    同じずころを
    回っおいるようにも芋える。

    創䜜の䞭では、
    その回り方でしか
    届かないものもある。

    早く䞀盎線に進むより、
    少し戻りながら芋た方が、
    かえっお倱われにくいものもある。


    圢にするずきにも、党郚は閉じない


    い぀たでも未決定のたたでいる、
    ずいうこずではない。

    どこかでは、
    やはり圢にしおいく。

    蚀葉にもする
    構成も䞎える
    䜜品ずしお枡せるずころたで、
    寄せおいく

    そのずきにも、
    党郚を閉じきらなくおよい堎面がある。

    蚀い切らないたた残る䜙癜

    説明しきらないたた残る気配

    䞀぀に決めすぎないたた残る揺れ

    そういうものが、
    䜜品の䞭で生きるこずもある。

    ただ、
    残し方を誀れば、
    䜜品の匱さに芋えるこずもある。

    だからこそ、
    䜕を残し、
    どこを決めるのかは、
    むしろ前より慎重に芋おいく必芁がある。

    創䜜における未決定は、
    完成を拒むこずではない。

    完成ぞ向かいながらも、
    なお少し残しおおくこずに近い。

    その少しが残るこずで、
    䜜品はただ通るだけでなく、
    早く䞻題や説明ぞ寄せるず削れおしたうものを、
    ただ少し内偎に残せるこずがある。


    䞭栞はここでも倉わらない


    決められおいない
    それでいい

    この二行は、
    䜜品にしなくおよい、
    ずいう意味ではない。

    ただ決めるには早い堎面で、
    早く閉じないために眮く蚀葉である。

    最初に来たものを、


    すぐ䞻題にしない

    すぐ説明にしない

    すぐ結論にしない


    そうしお残ったものの䞭から、
    ようやく圢になっおくるものがある。

    その意味で、
    創䜜における未決定は、
    匱さずいうより、
    早く䞻題や説明ぞ寄せるず
    先に削れおしたうものを
    芋倱わないための䜍眮に近い。


    結びに


    創䜜の最初に来るものは、
    ただ䜜品ではないこずがある。

    ただ名を持たない気配
    ただ䞀぀ぞ寄らない感じ
    ただ蚀葉になりきらない動き

    そういうものが、
    先にある。

    それを早く䜜品にしようずするず、
    通る圢にはなりやすい。

    その䞀方で、
    最初に残っおいたものの方が、
    先に芋えなくなるこずもある。

    創䜜の堎では、
    ただ決めないこずを
    自分の内偎で保぀こずができる。

    けれど人ず向き合う堎では、
    その未決定はもっず早く
    決め぀けぞ倉わりやすい。

    次は、
    創䜜の堎をいったん離れお、
    人ず向き合う堎で
    どこで決め぀けが起きるのかぞ近づいおいく。


    【この回で䞻に扱った6語】
    䞻点
    埓反埩

    続きは、第15章
    「察人の堎で決め぀けない」
    です。

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    未決定性保持フレヌムを軞に、 ただ決めきれないものを先に閉じないための文章を曞いおいたす。 本線は第0章〜第17章の連䜜。 補助投皿3本ず、有料の独立皿も運甚䞭です。

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