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Episode 008 「䞖界䞀気合の入った”YES”を発した日に぀いお」

    控えめに蚀っおも、心から楜しいず思える芁玠が䞀぀でも存圚したずは蚀えないそんなアデレヌドでの小孊校生掻が始たっおEpisode 004参照、どれくらい経った頃であろうか、ずある日、ふずしたタむミングから昌䌑みにみんなず䞀緒にサッカヌをできるきっかけがあった。

    その日も、い぀もず同じ様に、䌑み時間のチャむムが鳎るず暗い気持ちで校庭に座り、サッカヌをしおいる皆を眺めおいた。躊躇もなく、䜕の疑いもなく、自分の䞭では、「䌑み時間は぀たらない時間だ」ずいう考え方がすっかりず確立されおしたっおいた。぀たり、諊めの領域に達しおしたっおいたのだ。Episode 006参照

    そんなある時、倩然パヌマの男の子が䞀人近寄っおきた。トムだ。圓然の劂く、圌が䜕を蚀っおいたかは理解できなかったが、私を芋ながら皆の方を指差し、䜕か蚀っおいる。この状況で圌が蚀っおいた内容が「䞀緒にサッカヌやる」以倖である確率は盞圓䜎いであろうず歳の私にも理解できたので、圌に察し「YES」ず答えた。トムが実際に䜕を蚀っおいたのかは理解せずに、私は枟身の「YES」を蚀い攟った。恐らく、䞖界䞀気合の入ったYESの䞀぀だったず蚀っおも過蚀ではないず思われる。

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    こんな具合のYESを連呌したず思われる。

    「この日を境に、毎日が楜しくなった」ずたではいかないが、ずりあえず䌑み時間が苊痛でなくなった。他の子䟛達ず䞀緒にサッカヌをできる様になったのだ。サッカヌをしおいる時は特に䌚話もそれほど必芁ずされず、ひたすらボヌルを远いかければいいのであった。きっずこの時の私は、サッカヌの詊合においお−で迎えた埌半分詊合時間残り分、埅ちに埅った遞手亀代でピッチに投入され、残り分わずかでどうにか䞀点を取り返し、少なくずも同点に詊合の流れを持っおいきたいず考える監督の期埅を背負った状態で、この詊合に党身党霊を掛けおいる遞手かの様にボヌルを懞呜に远うプロサッカヌ遞手の劂くピッチを走り回っおいたに違いない。その瞬間の私は、或いは、ボヌルより速く駆け回っおいたかもしれない。もちろん、これは比喩に過ぎないが、぀たりそれくらい興奮しおいたに違いない。歳の子䟛いえども、必死だったのだ。毎日の日々ず闘っおいたのだ。幎経った今でも、そう思う。

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    こんな具合で走り回っおいたず思われる。

    そしお䜕より、圓時幎のトムにお瀌を蚀いたい。「ちょっずした䞀蚀で誰かの人生を倉えられる」ずいう事に぀いおは、僕はそれを信じないわけにはいかない。なぜなら、確実にトムは圓時歳だった、䞀人の少幎僕の人生を倉えたのだから。

     
     
    埌玉県生たれ幎、オヌストラリアはアデレヌド〜幎の幎間育ち、䞖田谷区圚䜏。趣味は音楜ギタヌ、ピアノ、音楜鑑賞などず読曞小説、ノンフィクションず運動ゞョギング、ゎルフなど。MBTI「ENTJ-A」

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