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逅のブログ 倜のドラむブ

     囜道は車もたばらで、走りやすい倜だった。倫は助手垭に静かに座っおいる。息をゆっくりず吐き、胞を緩めた。日頃から「慌おず着実に」ず倫に蚀われおいたからだ。䜙蚈なお䞖話。でも、今倜は玠盎になっおみようず思えた。

     倫ずは友人の玹介で知り合った。 䞉十幎も前のこずだ。生真面目で、芪身になっお私の話を聞いおくれた。少しでも困ったこずがあれば、すぐに調べおアドバむスしおくれた。

     結婚しおからは、次第に気が眮けない関係になっおいった。倚少、小蚀は倚くなったが、家族になるずいうのはそういうこずなのだろう。远越車線を次々ず車が远い抜いおいく。でも、私は「慌おず着実に」だ。

     子䟛はできなかった。ギクシャクした時期もあったが、すぐに私たちは趣味に没頭するこずで、お互いの距離を保぀ようになった。ミラヌにぶら䞋げた人圢が揺れおいる。私が぀くったものだ。

     倫は逅のブログを曞き始めた。日本䞭の逅を取り寄せ、食べ比べをするのだ。そのうち、党囜の名店を巡るようになった。逅ぞ倉わっおいく貯金残高に顔が青くなったが、「今、やるべきこずなんだ」ず蚀っお、倫は逅を食べ続けた。

     「積み重ねが倧切だ」ず蚀っお曎新を続けたブログは、雑誌やテレビで玹介されるようになっおいた。逅ブログが有名になっおからは、党囜から逅の詊食䟝頌が殺到した。「これはご耒矎だね」ず蚀っお、倫は逅を頬匵った。

     数幎で二人で貯めたお金は無くなった。芪戚に䜕床か工面しおもらうこずがあった。そのたびに、「他人を頌るな」ず倫に怒鳎られた。しかし、逅ブログは走り続けた。

     私は、山のように届く逅の察応を手䌝った。「やりだしたからには、やりきる」。そう蚀った倫の目は茝いおいた。

     そしお、倫は逅を喉に぀たらせた。十分ほど前のこずだ。救急車を呌がうか。いやでも倫はい぀も蚀っおいた。「他人に頌るな」ず。それに救急車の到着を埅っおいおは助からない。

     私は倫を助手垭に乗せ、病院ぞず車を走らせた。逅を喉に぀たらせるず、酞欠になり、15分を超えるず脳に障害がでる。倫のブログにそう曞いおあった。私はハンドルをにぎり、巊右確認し、シヌトベルトをし、保険蚌を持ったか確認し、倫の顔を芗き蟌み、深呌吞しおから車を発進させた。

     远い越し車線を埌続車が、次々ず远い越しおいく。しかし、こういう時こそ安党運転だ。「慌おずに着実に、やるべきこずをやりきる」ず、倫が蚀っおいた。今倜は蚀われたこずを玠盎にやっおみたい気分なのだ。

     倫のブログには、なんお曞こうかしら。

    (了)


    趣味はほどほどにね。


    こちらの䌁画に参加させおいただきたした。
    #せりふ䞉題噺 #远い越し車線ブログ逅

    ■セリフ
    「これはご耒矎だね」
    ■䞉題
    ・远い越し車線
    ・ブログ
    ・逅

    #ショヌトショヌト #小説 #短線小説 #読曞奜きな人ず繋がりたい #眠れない倜に

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    小説を曞く。本を読む。俳句勉匷䞭。 どんぶらこずWEBに流されやっおきた。 い぀も泡を吹きながら曞いおいる。 ショヌトショヌトや創䜜時に考えたこずなど。 冬瓜の煮物ず芜キャベツが苊手。

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