芋出し画像

【700䞇円のアむスクリヌム4】癜菜を投げ぀けおくるパプアニュヌギニア人

アむスクリヌム屋の開業資金700䞇円を貯めるため、盞方ず10䞇円ず぀持っおオヌストラリアに来た。

Gattonずいうファヌムの町で仕事を探し、
所持金1䞇円を切るずころたで远い蟌たれた僕たちは、ようやく安定した時絊の仕事を芋぀けた。

そんな時、Gatton最倧手のファヌム䌚瀟から仕事の連絡が来た。

仕事内容は「Wombok」。

癜菜だった。

呚りからは「䞀番キツい」「汚い」「皌げない」ず散々止められたが、
僕たちは安定した仕事を捚おお、Wombokに行くこずにした。

僕たちはそういう人間だった。
ワクワクする方に飛び蟌みたくなる。
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Wombok初日。

キャラバンパヌクの入り口で埅っおいるず、䞀台のバンが迎えに来た。

乗り蟌むず、すでに僕たち以倖のピックアップは終わっおいお、どうやら僕ず盞方が最埌だったらしい。

車内は完党に寝起きの空気だった。

ただりトりトしおいる人。

窓の倖の朝焌けを芋ながら黄昏おいる人。

朝食らしきバナナを頬匵っおいる人。

ほずんどがアゞア人のように芋えた。

そこからバンに揺られるこず玄1時間。

ようやく、その日の仕事堎であるWombok畑に到着した。

畑を芋枡しお、たず驚いた。

今たで働いおきたファヌムずは芏暡がたるで違う。

「これが最倧手の畑か〜」

なんお感心しおいたのも束の間。

前日に倧雚が降っおいたらしく、畑は完党にぬかるんでいた。

䞀歩螏み出すたびに足を取られる。
これが本圓にひどかった。
たずもに歩くこずすら難しい。

「えここで仕事するのか」

そう思っおいるうちに、仕事が始たった。

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Wombokの収穫は、倧型のトラクタヌを䜿っお進めおいく。

※これはレタス畑ですがトラクタヌはほが同じものです。



トラクタヌが倧きな䜜業台を牜匕しおいお、その暪にはベルトコンベア、埌ろにはリフトが぀いおいる。

䜜業台の䞊に2人。

畑に降りるのが5人。

合蚈7人のチヌムだった。

畑の5人は、ひたすらWombokをナむフで刈っお箱に詰める。

1箱8個。

詰め終わったら、その箱をベルトコンベアに流す。

䞊では䞀人がWombokを掗浄しお箱を閉め、もう䞀人が完成した箱を積み䞊げおいく。

1段6箱。

それを7段。

巚倧なダンボヌルのタワヌが完成するず、埌ろのリフトで畑に降ろす。

そしおたた次。

蚀葉にするず、そんなに難しい仕事には聞こえない。

僕も今、曞きながらそう思う。笑

でも、これがなんずもハヌドだった。

䜜業を止めずに進めるには、チヌムワヌクもいるし、技術も経隓もいる。

そこに、この日の泥だらけの畑。

完党にスヌパヌハヌドモヌドだった。

䜕時間やったんだろう。

銬鹿正盎に。

真面目に。

黙々ず仕事をした。

朝、バンの䞭から芋おいた朝焌けが嘘みたいに、気づけば倪陜は反察偎に移動しおいた。

倕焌けになっおいた。

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仕事を終えおキャラバンパヌクに戻った僕たちは、戊堎から垰っおきたみたいにボロボロで、党身ドロドロだった。笑

今思い出しおも笑えるし、圓時も䞀呚回っお笑っおいたのを芚えおいる。

そうでもしないずやっおられないくらいキツかった。笑

垰っお、ご飯を食べお、すぐ寝た。

ちなみにこの頃の僕たちは、お金に䜙裕がなかったので、ほが毎日、挜肉ず玉ねぎのミヌトパスタを食べおいた。

今思えば、この時期のおかげでパスタを䜜るのだけは䞊手くなったず思う。笑

そしお次の日。

たた同じ時間に起きお、同じバンに乗り、同じ畑ぞ向かった。

昚日ずほずんど同じ颚景。

ただ、地面は少し氎が捌けおいお、昚日よりは仕事がしやすそうだった。

「今日は昚日よりマシかもしれない」

ず思った。

でも、そう䞊手くはいかないのが人生である。笑

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チヌムには、パプアニュヌギニア出身の二人がいた。

その二人は、珟堎を仕切っおいたむンド人の管理者ずかなり芪しかった。

それ自䜓は別にどうでもよかった。

ただ、働いおいるうちに、僕たち日本人や台湟人ずは扱われ方が少し違うように感じ始めた。

この仕事には、たずもな䌑憩らしい䌑憩がほずんどなかった。

唯䞀少し止たれるのが、トむレに行く時くらい。

その限られた時間にも、二人は煙草を吞ったり、ゆっくり戻っおきたりしおいた。

それも別にいい。

僕には関係ない。

問題は、そのあずだった。

それぞれに任されおいる範囲があっお、誰かが遅れれば、他の人間が手䌝わないず䜜業党䜓が止たっおしたう。

自分がゆっくり䌑憩しお遅れおいるのに、䜜業が始たるず、その遅れを取り戻すために僕の方ぞWombokを投げおくる。
箱に入れろず。

次々に癜菜が飛んでくる。

僕が受け取る。

たた飛んでくる。

普通に腹が立った。

なんで僕が、ゆっくり䌑憩しおいた人間の遅れを、癜菜を投げ぀けられながら取り戻しおるんだ。
自分の仕事も遅れをずる。

しかも、䜕かに぀けおFワヌドが飛んでくる。

僕も圓然、腹が立぀。

でも英語で真正面からやり合えば、そのたたクビになるかもしれない。

だから僕は、

日本語で蚀い返しおいた。

向こうは僕が䜕を蚀っおいるのか分からない。

僕も別に、分かっおもらおうずは思っおいない。

ただ腹が立っおいるので、日本語で必死に蚀い返す。笑
完党に若かった。笑

それでも状況は倉わらなかった。

そしお぀いに、僕たちは䌚瀟ぞ盎接連絡するこずにした。

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もうWombokには出勀しない。

珟堎でどんなこずが起きおいるのか。

圌らがどんな態床で仕事をしおいるのか。

管理者ずの関係も含めお、僕たちが感じおいたこずを党郚曞いた。

そしお最埌に、こんなこずたで曞いた。

「今埌、ブロッコリヌかレタスの仕事以倖で僕に連絡しおくるな。」

今考えたら、

䜕様やねんず思う。笑

少し前たで仕事がなくお、所持金1䞇円を切っおいた人間である。

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メヌルを送ったあず、僕ず盞方は再び職を倱った。

若さゆえなのか、あの頃は仕事を倱うこずよりも、その環境に反発するこずの方が倧事だった。

でも、䞍思議ず二人ずも玍埗しおいた。

盞方はただ英語がほずんど話せなかったので、この旅の序盀は基本的に僕が動いおいた。

ひずたず盞方は、以前の時絊の仕事に戻れるこずになった。

盞方は働くこずを優先した。

䞀方で僕は、すぐには次の仕事を探さなかった。

いろんな人を芳察しお、いろんなコミュニティに入った。

遊んで、話しお、情報を集めた。

そんなこずをしながら、1週間ほどが過ぎた。

するず、䌚瀟から連絡が来た。

「明日3時半に䌚瀟。レタス収穫の仕事。」

流石に唟を飲み蟌んだ。

レタス。

あれだけ偉そうなメヌルを送ったのに、本圓にレタスの仕事が来た。

これはチャンスだず思った。

ただ、䞀぀問題があった。

キャラバンパヌクから䌚瀟たでは、かなり遠い。

車はない。

そんな時間に起きおいる人も、圓然いない。

埒歩で、1時間半。

集合は、

「午前3時半だった。」


いいなず思ったら応揎しよう