
誰かが得する時、誰かが損をしている、それが低レベルな資本主義
本来の資本主義は、頑張れば頑張るほど給料も上がり、生活が豊かになる仕組みだったと思う。
しかし、最近の社会を見ていると少し違和感がある。
給料はなかなか上がらないのに、物価だけが上がっていく。
その一方で、テレビやSNSでは富を誇示するような発信が増えているようにも感じる。
質素に、勤勉に生きている人たちはどこへ行ったのだろうか。
これまで真面目に生きてきた人たちが報われる社会は、少しずつ変わってしまったのだろうか。
資本主義は本来、新しい技術やサービスを生み出し、人々の生活を豊かにする仕組みだったはず。
しかし、富や権力が一部の人に集中しすぎると、健全な競争そのものが機能しなくなってしまう。
最近は、「価値を生み出すこと」よりも「奪うこと」で利益を生み出す場面が増えているようにも見える。
・誰かの不安を煽って商品を売る
・誰かの時間を奪って広告を見せる
・誰かの怒りを利用してアクセスを集める
そんなビジネスが増え、既存の資本主義の限界が少しずつ見え始めているように感じる。
もちろん、資本主義そのものが悪いわけではない。
問題なのは、人間の欲望に底がないことだ。
そして、豊かになるほど、人間の欲望は加速していくということだ。
人間は豊かになれば満足する生き物ではなかった。
100万円が手に入れば、次は1000万円が欲しくなる。
1000万円が手に入れば、次は1億円が欲しくなる。
豊かになるほど、不安も一緒に大きくなっていく。
私たちは、気づかないうちに人間の欲という「終わりのないゲーム」に参加しているのかもしれない。
そのゲームでは、「どれだけ豊かな人生を送るか」よりも、「誰が損するか、誰が得するか」が重要視されている。
こうして、終わりのないゲームが続いていく。
それでは、誰も幸せにはなれない。
これからの時代に必要なのは、資本主義を壊すことではない。
人間が、自らの欲望の深さと、欲望は終わりがないことを理解することだと思う。
もしかすると未来の人類は、今の時代を振り返ってこう思うもかもしれない。
「あの時の人類は、欲望をコントロールできていなかったよね」と。
その頃になると、私たち人類は本当の幸せを見つけることができるようになっているのだろうか。
✅こちらの記事も読まれています。
Amazonアソシエイトプログラムに参加しています。