
Google AI Mode、航空券の価格追跡とホテル予約に対応 ― 「AI旅行代理店」化への布石
Googleは、会話型検索体験「AI Mode」に、旅行の計画・予約に関する新機能を追加したと発表した。航空券価格の追跡やホテル予約の支援、マイル・ポイントでの価格表示など、複数の機能が一挙に加わっている。今回のアップデートは、Googleが単に情報検索を助けるだけの存在から、旅行計画・予約プロセスの一部を実際に担う「AI旅行代理店」的な役割へとAI Modeを位置づけようとしていることを示すものだ。
1. 航空券価格の追跡機能
ユーザーは、AI Modeに対して、いつ・どこへ飛びたいかを自然な言葉で伝えるだけで、300以上の航空会社・旅行サイトから集めた最新価格をもとにした最適な選択肢を提示してもらえるようになった。その場で予約に進みたい場合はAI Mode上で旅程を組み立てられるほか、価格が下がるのを待ちたい場合には「この航空券の価格を追跡して」と依頼することもできる。指定した目的地・日程で価格に変動があった場合は、メールで通知が届く仕組みだ。この航空券価格追跡機能は、180カ国以上ですでに利用可能になっている。
2. ホテル予約機能
ホテル予約についても、AI Modeとの会話を通じて次の宿泊先を見つけ、そのまま予約まで進められるようになった。旅行の予定や希望条件をAI Modeに伝えると、レビューや重要な条件とともに複数の候補が提示される。気に入ったホテルが見つかれば、AI Modeに予約完了の手伝いを依頼可能で、Googleと提携するホテルチェーンや旅行サイトとともに表示される「Continue on Google」というオプションを選択する流れとなる。その後は部屋の選択、キャンセルポリシーなどの詳細確認を経て、Google Payでの決済まで完了できる。なお、実際の予約対応や顧客サービスは、ホテルまたは予約プラットフォーム側が担う仕組みだという。
AI Modeでのホテル予約機能は、まず米国において英語での提供が始まっており、今後数週間かけて対応が拡大される予定だ。提携先にはBooking.com、Choice Hotels International、Expedia、Hilton、Hotels.com、IHG Hotels & Resorts、Marriott International、Priceline、Trip.com、Wyndham Hotels & Resortsが含まれる。
3. マイル・ポイントでの価格表示
Googleは、さらに、航空券やホテルの価格をマイルやポイントで表示できる機能も発表した。例えば、「アトランタからマイアミまで、AAのマイルを使って移動したい。10月9日出発、12日帰着の直行便の選択肢を探してほしい」といった形で尋ねると、条件に合う便を予約するために必要なマイル数が表示される仕組みだ。この機能はすでに全世界で利用可能になっている。
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