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そして朝。 珈琲を淹れる。



朝 目を覚ます
窓をあける
光も風も
ただそこにある
優しい白の香が 鼻先をつつく

パンを焼く
顔を洗う
珈琲を淹れる
変わらない朝
芳醇で小さな小麦の香り

駅へ向かい
働き
帰る
疲れ擦れた靴のため息

ただひとつ
ちがうこと
今夜は
あのひとと過ごす
袖が 仄かな香りを探す

そして朝 珈琲を淹れる

いつもの豆
いつもの湯
一雫 二雫
部屋には やわらかな余韻の香が漂う

口に寄せ
昨日とは
ちがう味がした

少し
ほろ苦く
そして
ほろ甘く





マガジンに掲載していただきました✨









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