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5歳娘が、真っ先に「見てくれた?」と聞いた相手は、私ではありませんでした

    「Aくんが見に来てくれるなら出場するけど」

    夏祭りのダンスステージの話をすると、ほのねが真顔で言いました。


    こんばんは☆薬剤師・医療ライターとして働きながら、5歳娘 “ほのね” を育てる母・そよのねです。


    先日、ヒップホップダンス教室から、夏祭りのダンスステージの案内をもらいました。

    「また出る?」

    と聞くと、返ってきたのが冒頭の言葉です。

    「Aくんが見に来てくれるなら出場するけど」

    ほのねがダンスを頑張る理由。その中には、Aくんの存在もあるのかもしれません。

    実はほのねがお祭りのステージに立つのは、初めてではありません。

    今日は、ほのねが初めてお祭りに出場したときのお話しを綴ります。

    予想外の強風

    その日は風がとても強く、ステージ脇のテントもバタバタと音を立てていました。

    ほのねの衣装はノースリーブにミニスカート。

    見ているこちらが寒くなるような格好です。

    本番前のほのねは、いつもより少し緊張した表情。

    「ママー、抱っこ!!」とステージ脇で本番ギリギリまで
    私に抱っこをせがみます。

    大丈夫かなぁ…
    私のもとから離れられるかなぁ…
    踊れるのかなぁ…

    そんな心配をよそに、
    音楽が始まると、一生懸命踊り始めたほのね。

    私は客席から、

    「間違えないかな」

    「ちゃんと最後まで踊れるかな」

    とドキドキしながら見守ります。

    けれど、そんな心配は必要ありませんでした。

    ほのねは最後までしっかり踊り切ったのです。

    ステージを降りたほのねが向かった先は

    ステージが終わった瞬間、私は「よく頑張ったね!」と抱きしめる準備をしていました。

    ところが。

    ほのねは私の横を通り過ぎ、そのまま一直線に走っていきました。

    向かった先は、見に来てくれていたAくん。

    そして満面の笑みで言ったのです。

    「ほのねの踊り、見てくれた?」

    その姿を見て、私は驚きました。

    そして、少しだけ寂しくなりました。

    だって、ついこの前まで、

    「ママ見て!」

    だったのです。

    頑張ったことも。

    できたことも。

    嬉しかったことも。

    真っ先に伝える相手は、いつだってママでした。

    それなのに、この日は違いました。

    ほのねには、見てほしい人ができていたのです。

    もちろん、Aくんは特別な存在なのかもしれません。

    でも、その姿を見ていて思いました。

    ほのねの世界は、私が思っている以上に広がっているんだな、と。

    帰り道も、ほのねはずっと嬉しそうに話していました。

    「Aくん、見てくれたって言ってたよ!」

    その笑顔を見ながら、ほのねにはもう、私だけではない大切な世界があるのだと感じました。

    自分で選んだ場所だから

    後日、ほのねは会う人会う人に、

    「ほのねね、寒くてブルブル震えながら頑張ったんだよ!」

    と誇らしそうに話していました。

    ステージの上では平気な顔をしていたけれど、本当は緊張していたし、寒かったのでしょう。

    実はほのね、これまでにもいろいろな習い事に興味を持っては、

    「やりたい!」

    と始めてきました。

    でも、そのたびに思うように続かなかったり、途中でやめたり。

    それなのに、ヒップホップダンスと英語だけは、
    ほのね自身が「続けたい」と言って続けています。

    「寒くてブルブル震えながら頑張ったんだよ!」

    と誇らしそうに話す姿を見ていると、こう思うのです。

    自分で選んだものには、人を前へ進ませる力があるのかもしれない。

    そして次のステージへ

    次のお祭りに向けて、今も練習を頑張っているほのね。

    幼稚園に行けない日もあるけれど、ヒップホップの日は自分から準備を始めます。

    「行きたくない」が続いていた娘が、「行きたい」と目を輝かせる場所がある。

    その姿を見ていると、子どもを変えようとするよりも、その子が夢中になれる環境を見つけることのほうが大切なのかもしれないと思うのです。

    好きなことがある。

    会いたい人がいる。

    頑張りたい理由がある。

    そんな場所は、子どもを驚くほど強くしてくれます。

    ヒップホップを楽しそうに踊るほのねを見ながら、改めてそう感じています。

    今日のママへの処方箋💊

    子どもの世界が広がるたびに、親の出番は少しずつ減っていく。

    それは寂しいことではなく、きっと成長の証。

    そして、子どもが「大好き」と思える場所や人との出会いは、その成長を後押ししてくれる大切な力になるのだと思います。

    行けない場所がある。でも行きたい場所もある。

    それだけで、未来はずっと明るくなります。

    そよのね日記では、子育てで見つけた「クスッと笑える瞬間」や、「心がふわっとほどける時間」を、やさしい言葉で綴っています。

    子育ての中で迷ったり、「これでよかったのかな」と立ち止まった瞬間。
    そんな気持ちを、あとからそっと言葉にして、子育ての気づきを「今日のママへの処方箋」として紹介しています。

    このお話しがよかったな、また読みたいなと思ってくださった方。
    そっとフォローしていいただけたら嬉しいです🍀


    今日もお読みいただきありがとうございました。

    このお話が、誰かの心をふわっと温める時間になれば嬉しいです🍀

    そよのね


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