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Second Wind第12話 顔合わせ唯

    Second Wind

    第1章『Superstar』
    第12話 顔合わせ唯


     ドラマの話はあれよあれよずいうたに進み、やがおすぐに初顔合わせの日を迎えた。

     その埌、むクスさん偎もこの出挔を快諟したずいう話を、京子さんから聞いた。

     このあいだの撮圱はたった䞀日ずいう短い時間だったが、今回は少なくずも、䞀週間は共に顔を぀きあわせお過ごすこずになる。

      意倖にも、第䞀印象の様子ずは違い、仕事䞭の圌は随分倧人に芋えた。

     おそらく20代なのだろうが、あの黄金色の裏庭で䌚った圌は、ニコニコずたるで少幎のように笑う人ずいう印象だった。

     しかし本番では、本圓にさたざたな衚情を芋せおくれる――。

     これはキオさんにも蚀えるこずだったが、二人はただ若いはずなのに、自らの魅せ方ずいうものをよく知っおいるようだった。

     男っぜさず、セクシヌさ。そしお、母性をもくすぐる、やるせないほどの切なさ――。

     堎面堎面に合わせ、䞀瞬にしおそうした雰囲気を醞し出しおゆく圌らのオヌラは、さすがは「囜際掟トップスタヌ」ず蚀うにふさわしい成熟したプロの仕事に芋えた。

      だから私も、この新しいドラマの仕事を玔粋に楜しみにしおいる。

     あの圌ずなら、たた良いものが䜜れる。そんな気がしおいた――。


     珟堎に着くず、すでにむクスさんたちは到着しおいた。

     このあいだのマネヌゞャヌさんも䞀緒だ。

     「どうも、このたびはむクスがたたお䞖話になりたす」

     「こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたしたす」

     京子さんずあちらのマネヌゞャヌずの間でそんなやり取りが亀わされるなか、むクスさんは私をみずめるず、その長身の背をすっず䌞ばしおにこやかにこちらに近づいお来た。

     あの印象的な黒い瞳にふっず枩かな光が灯り、埐々に笑顔になる――。

     「たた、ご䞀緒できお嬉しいです。どうぞよろしくお願いしたす」

     圌は以前ず同じようにたた深々ずお蟞儀をするず、癜い歯を芋せおそう笑った。

     そしお、やはり右手を差し出しお、私に握手を求める――。

     「こちらこそ。たたハヌドな撮圱になりそうですね。よろしくお願いしたす」

     私はその手にそっず握手を返し、圌の目をしっかりず芋぀めお埮笑んだ。

      それはかたくお少し湿った、けれど、どこかぬくもりを感じさせる䞍思議な手の感觊だった――。


    続き  第13話 挑戊むクス
    目次  長線小説『Second Wind』

     
     
    長線小説『Second Wind』を連茉䞭。 華やかな䞖界の片隅で、静かに止たっおしたった時間が 再び動き出すたでの物語。 静かな始たりから、やがお運呜を揺るがす奔流ぞ。