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【゚ッセむ#2】眠くなる花粉症の薬の小噺

    春先の話である。
    私は春が奜きだが、䞀぀だけ蚱せないのが
    花粉症だ。

    芪の遺䌝か埌倩的か、杉花粉ぞの耐性が幎々匱くなり朝起きれば目が焌けるほど痒く、
    くしゃみがはじたるず止たらない。
    はいはい、そろそろ私も行きたすかねずベテランが本気出しおきたしたかの劂く、ちょい遅れお錻氎も滝のように出る。䜕のピタゎラスむッチなのだ。

    だから春先は花粉症の薬が欠かせない。
    薬を飲み忘れた日は終わる。
    䜕かのスむッチが入るずくしゃみが止たらなくなり、オフィス内があい぀倧䞈倫かずパ゜コン越しに意識を傟け始め、くしゃみを止めようず頑匵るも、くしゃみを凝瞮した砎裂音が挏れでおどこからか冷笑が挏れる。
    たたらず誰かが倧䞈倫ですかず私に尋ね、
    倧䞈倫ですずパ゜コンから芗き出た顔には
    錻氎だらけずいう悪倢を䜕床か経隓しおいる。

    ここ数幎薬を飲み忘れた日に、くしゃみが3回連続で出たら錻うがいをするようにしおいる。䌚瀟の氎道氎で。人によっおはドン匕きかもしれない。ただ冷笑されるよりはいいのだ。

    皆さんは氎道氎を錻から吞い蟌んだこずはあるか専甚の食塩氎的な錻うがいの薬ず違っお、花粉でやられおいる時の錻腔に氎道氎をぶち蟌むず脳にかけお電気が走る。
    そう、サむコメトラヌeijiで束岡くんがサむコメトリヌする時みたいな、あれである。
    なんずこれでくしゃみず錻氎はすぐ止たる。だからやめられない。

    ただメタ認知するず滑皜ではある。
    掗面台で氎道氎を䞡手に入れ、顔を䞋げお錻を぀けお思いっきり吞い蟌む。躊躇なく。
    䜕床も蚀う。薬じゃないよ。氎道氎をね。

    以前の職堎のずある支瀟で、吞い蟌みをした際に吞いサむコメトリヌし過ぎお、脳が匟き返しおきお、涙ず錻氎ずくしゃみが止たらず、トむレでのたうちたわり、その䞀郚始終を先茩に芋られおしたい、あい぀はやばいず裏で喧䌝されたこずがあった。そういや、束岡くんもサむコメトリヌし過ぎお、終盀身䜓蝕んで、呜懞けだったよなず思い出す。

    やはり薬は飲むべきだ。

    そんなこんなで、家のアレグラが無くなった時の話だ。

    圚宅勀務䞭、くしゃみが䟋の劂く止たらず、昌䌑みに近所のり゚ルシアに花粉症の薬を買いに行った。
    春先は様々な花粉症の薬が䞊ぶ。アレグラはじめ銎染みのブランドが倚々䞊ぶが2〜3週間くらい䜿う容量だず数千円するではないか。
    競銬でタコ負けした翌日である、懐が痛い。
    するず、芋慣れない箱ず名前の錻炎薬だけ異様に安いこずに気づく。


    こんだけの容量入っお1000円台


    その名も錻炎薬TX  


    タヌミネヌタヌ2に出おきそうだなTX


    ず思い、衝動的に箱を取りレゞぞ向かう。


    するず第二類医薬品ずいうこずもあり、レゞに薬剀垫が来お私に説明し始めた。

    倧抵こういう時には䜕事も穏䟿に枈たせたい私は、うんうんうなづいお䜕もコメントするこずなく終わらせるのだが、薬剀垫から開口1番こう切り出した。


    「この薬は眠くなりたす」


    その蚀葉を聞き、脊髄反射的に


    「今どきにですか」


    ずツッこんでしたった。
    䞖の䞭、嵐の
    倧野くんですら、玫のコスチュヌムきお「眠くならなヌい」ず蚀っおた時代だ。
    蚀いたくもなる。


    するず薬剀垫は、


    「眠くはなるんですが、効き目はいいっお郚分もあるんですよ」

    ずいう。


    なんか、モラハラだけど、たたに優しい郚分もあるから蚱しおあげおお願い。



    いや、それが䞀番信甚ならんお


    みたいなくだりが頭に思い浮かび぀぀、

    安くお効き目が良いならず䌝えお賌入した。
    ただその日は仕事的にも䜳境で、眠たくなりたくないので飲たずに終えた。


    翌日土曜日、レンタカヌを借りお昌から家族で矀銬のプヌル斜蚭ぞ向かう予定であった。
    倩気もよく盞倉わらず花粉も倚いためか、
    くしゃみが止たらない。
    そんな時のためのTXだ。
    初めおTXを飲み、そのたたレンタカヌを借りお、家たで戻り家族を乗せお出発。嚘は、氎泳教宀を習い始め、プヌルぞの興味が増すばかりでテンション最高朮。


    ただ、桶川むンタヌに向かう途䞭の䞋道で異倉が起きる


    眠い。


    眠い。


    蟛い。


    あヌ、もう無理だよTX。


    気づけば桶川むンタヌ近くの道の駅で車を停めお、頌む仮眠させおくださいず家族ぞねだる。

    蚱可も埗たか埗おないかわからないたた、
    䜕故県境たでも行けないやら、早くプヌル行きたいのにバカやら、遠い喧隒ずしお聞こえながら意識を倱った。


    そんな家族ぞの嚁厳すら倱うTXを䜕故か嫌いになれず、䜓調悪いず確かに眠くなるけど
    䜿い続けた。

    今回、゚ッセむでこのTXを曞こうず思い、䜕故嫌いになれないか考えおみた結果、䞀぀の結論に至る。

    私が吞いサむコメトリヌをし過ぎた支瀟の時代、私は営業に関しお、かなり売れおた郚類であったが、誰か偉い人に、あい぀の営業は


    今どきではない、昭和だよな。
    だから売れおも評䟡はだよな。

    ず昭和䞖代に蚀われた原䜓隓を思い出した。


    本圓に2019幎前埌、今どきの営業が出来おいなかったかは定かではないが、ずおも悔しかったのは芚えおいる。心に倉調きたしたのもその幎だったからなおさら。


    今どき、されど今どき。



    TXよ。お前はあの時の私だったのか。


    だから私はお前を嫌いになれない。


    季節は初倏になりもう花粉症が出おくるこずはない。薬箱の端にただ倧量に残るTXの錠剀を芋ながら、I'll be Backず指を立おながら消えおいくTXを思い浮かべ、たた春に再䌚するこずを楜しみにするのだ。

     
     
    孔子云く40にしお䞍惑も、人生の枝葉の郚分でモダモダしたり、色々考えるアラフォヌ。そんな雑蚘を曞く青二才の営業サラリヌマンです。

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