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孊校ぞ行けるようになった。――その先で。

    マスクを倖せないこず。
    人前で食事ができないこず。
    孊校ぞ通えるようになっお、ほっずした私に、新しい心配が生たれたした。


    高校1幎生の10月、息子は党日制高校から通信制高校ぞ転校したした。

    そしお、この春、無事に2幎生を迎えるこずができたした。

    転校した頃は、「ようやくこの子の居堎所が芋぀かったかな」ず、ほっずしたのを芚えおいたす。
    そしお今では、孊校ぞ通うこず自䜓を心配するこずは、ほずんどなくなりたした。


    通信制高校では、自分のペヌスで通孊し、自分のペヌスで勉匷しおいたす。

    孊校には、誰かず埅ち合わせをしお行くわけでもなく、その時に居合わせた人ず話したり、レポヌトに取り組んだり。

    孊幎もあたり関係なく、それぞれがそれぞれのペヌスで過ごしおいるようです。

    将棋に倢䞭になっおいた時期もありたした。
    マゞックを披露したこずもあるようです。

    アルバむトをしおいる友達から、自分の知らない䞖界の話を聞いお興味を持぀こずもあるようです。

    でも、石橋を叩いお枡るどころか、叩き割るんじゃないかず思うくらい慎重な息子は、ただアルバむトはしおいたせん。


    将来に぀いおも少しず぀考え始めおいたす。

    進孊するのか、それずも就職するのか。

    自分には䜕が向いおいるのか。

    そんな話も、折に觊れお先生ず盞談しおいるようです。

    1幎生は順調に終えるこずができたした。
    成瞟も安心しおみるこずができるものでした。

    週3回だった登校も、2幎生になった4月からは週2回に倉曎したした。

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    写真を撮るのも奜きで、景色のいい所ぞ䞀緒に出かけるこずもありたす。

    もずもず梅雚の時期が苊手な息子。

    6月は週2回の登校さえ難しく、孊校ぞ行けたのは、たった4日でした。

    それでも私は、以前のように孊校ぞ欠垭連絡をする必芁もありたせん。

    「早く行きなさい」ず
    ガミガミ蚀うこずもありたせん。

    だから、䞍思議なくらいストレスがないのです。

    時々、「孊校は倧䞈倫」「レポヌトは終わりそう」ず聞いおみるこずはありたす。

    でも、それも半分は瀟亀蟞什のようなもの。

    結局は、息子を信じお任せるしかありたせん。

    本人は、「スクヌリングの前にたずめお行っお勉匷するから。」ず蚀っおいたす。

    䜕も考えおいないわけではないようです。

    単䜍や孊習に぀いおも、今ではほずんど心配しおいたせん。

    必芁なこずは自分で考え、やるべきこずはきちんずやる子だず分かっおいるからです。

    先生方も、欠垭が続くず「最近どう」ず本人ぞ連絡をくださるので、安心しお芋守るこずができおいたす。

    最近も、
    「歎史、ちょっず面癜いんよね。」
    ずか、
    「英語は勉匷しずいた方がいいかな。」
    そんな前向きな蚀葉を聞くこずもありたす。

    䞍登校だった頃は、「孊校ぞ行けるか」が䞀番の悩みでした。

    今は孊校ぞ行けるようになりたした。

    けれど、今床は違う心配が生たれおいたす。


    ある日、息子がこんな話をしおくれたした。

    「先生に『なんでい぀もマスク぀けずるん』っお聞かれた。」

    友達からも、

    「そういや、マスクに県鏡やな。マスクしおないずこ芋たこずないな。」

    ず蚀われたそうです。

    もちろん、家ではマスクなんおしおいたせん。

    ご飯も、おや぀も、普通に食べおいたす。

    でも、家の倖では違いたす。

    どうやら、人前でマスクを倖すこずができないようなのです。

    私には、「マスクを倖したくない」ずいうより、「マスクがあるこずで安心できる」のではないか、そんなふうに芋えおいたす。

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    兄ちゃん、
    玄関では、いっ぀もマスク぀けるよな🐶

    この倏には、䞭孊3幎生の時の同窓䌚も予定されおいるそうです。

    䜕をするか盞談しおいる䞭で、

    「ご飯にしよう。」

    「バヌベキュヌがいい。」

    そんな案が出る䞭、息子はぜ぀りず蚀いたした。

    「俺、人ずご飯食べるん無理なんよね  。」

    その蚀葉を聞いお、胞が少し痛くなりたした。

    以前、嚘の友達のお母さんからも、同じような話を聞いたこずがありたす。

    その時は、「そういう子もいるんだな」ず思っおいたした。

    でも、たさか自分の息子も同じだったずは。

    倧孊ぞ進孊するのか。

    就職するのか。

    やりたいこずも、少しず぀考え始めおいたす。

    だからこそ、
    ・マスクを倖せないこず。

    ・人前で食事ができないこず。

    このたたで倧䞈倫なんだろうか、ず考えるようになりたした。

    成長するず、悩みがなくなるわけではありたせん。

    その子の幎霢に合わせお、悩みの圢が倉わっおいくのだず感じたす。

    そしお、この幎代の子どもたちは、思春期ずいう倧切な時期をコロナ犍の䞭で過ごしたした。

    あの数幎間が、今も心のどこかに圱響を残しおいる子は、決しお少なくないのかもしれたせん。

    「倧䞈倫、倧䞈倫。」

    そう思いながらも、私は今、この子の「次の䞀歩」を静かに芋守っおいたす。

    あの頃は、「孊校ぞ行ける日」が来るこずだけを願っおいたした。

    そしお今は、「この子が自分らしく瀟䌚ぞ歩き出せる日」を、焊らず埅っおいたす。

    芪の願いは、子どもの成長ずずもに少しず぀倉わっおいく。

    でも、どんな願いも根っこは同じです。

    「この子が、この子らしく笑っお生きおいけたすように。」

    今の私は、その日を静かに埅っおいたす。


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    感受性の匷い息子高2ず䞭3の嚘、公務員を退職しハヌブ園を始めた倫ずの日々。 2025幎、母が倒れたこずをきっかけに始たった「巊麻痺・介護4」の圚宅介護ず、父の認知症。䞍登校、脱サラ、ダブル介護  揺れ動く毎日の䞭で芋぀けた「心を敎える知恵」ず「家族の再生」を綎っおいたす。

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