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世代交代

    科学的に考える人

    以前、ウチの近所に「地域猫」が住んでいるという記事を書いた。

    日曜日に出かけようとしたら、ウチの駐車場の端っこに(この記事で書いた)茶トラの猫が横たわっていた。呼びかけても反応はない…

    一般的に、猫は人間に見られないように死んでいくという。それは体力を回復させるために安全な場所でじっとしていようとする、一種の防衛本能のようなものらしい。

    彼女はいつもウチの駐車場を抜け道に使っていた。
    どうやら隠れ家へ向かう途中で力尽きたようだ。

    家飼いの猫の寿命は15年前後だが、野良猫の寿命は3~5年程度のようだ。地域猫の場合はエサに困らないので、もう少し長生きするかもしれない。それでも10年は生きないだろう。

    そういえば、例の記事に登場するキジトラ猫も姿を見なくなった。

    ウチの周りの猫の世界も世代交代の時期が来たのだろう。しかし、人が手を加えた(地域猫は不妊や去勢の手術をした証として片耳に切り込みを入れることから「桜猫」とも呼ばれる)ことによって、次の世代の子猫たちを見かけることはない。

    それがいいことなのかボクにはわからない。
    ひょっとすると人間のエゴなのかもしれない。

    これまでボクは、遠巻きに猫たちに関わっていただけだったが、最後にちょっとだけ大きな役割を担うことになってしまった。

    それも運命なのかもしれない。

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