
美味しそう
昔からそうだが、あまり物欲がない。
Amazonの購入履歴を遡ってみると、見事なまでに書籍ばかりだ。本以外で買ったものと言えば、Ankerの100Wのチャージャーと整髪料、あとは定期購入の無印のルームフレグランスくらいだった。
昔はMarvelとかDC系のフィギュアを集めてみたりした時期もあったが、どうやらさほど収集癖もないらしい。今ではその頃から唯一生き延びたスパイダーマンだけがデスクの端っこの方で埃を被っている。
車にもあまり興味がない。
なんだかんだ言って国産車が最高だと思っているし、最近のデカくてごちゃごちゃした車はあまり好きになれない。
だがボクは、新しいテクノロジーは割と早めに試してみるタイプだ。
そして、結構ガッツリ使ってみたいので、あまり後先考えずに課金することが多い。以前はサクッと年間契約(割引されるからね)することが多かったが、最近はあとからあとから新しいテクノロジーが出てくるので、月額契約するようにしている。
ボクは、ウチの奥さんがテレビを見てよく言う「あれ、美味しそう」がわからない。まだ食べてもなく、視覚的に知っただけのものを、どうして「美味しい(はずだという未来予測)」に変換できるのか理解できないのだ。
一方で、ボクのサブスクに対する契約のハードルの低さも不思議だと言えば不思議だ。ボクの場合は「(このテクノロジーを使えば)便利そう」なのだろうが、よく考えてみると「美味しそう」よりタチが悪い。だってこちらは、視覚的な情報すらなく、単なる直感や口コミだったりするわけだから。
そう考えてみると、それは「食べてみないとわからない」と「使ってみないとわからない」の差であって、どちらも未来の経験にお金を払おうとしているということだろう。
昨日、友人であり仕事のパートナーでもあるSくんとオンラインで会話した。メインの議題は、彼の会社が提供しているサービスの将来的なブラッシュアップについてだった。
彼はTech畑の人で、ボクよりもITやAIに明るい。
そして彼はGeminiメインで、ボクはChatGPT+Claudeなので、お互いに使っている中で知り得たKnowledgeを共有したりする。
(だいたいいつもそうなるのだが)昨日も会話は脱線し、彼が「Gemini Notebookの意外な使いかた」を出してきたので、ボクは「Claudeとノーコードアプリをどう連携させているか」などのネタで応酬し、ミーティングは予想外のところで盛り上がった。
結局、こういうことのためにお金を払っていると言っても過言ではないんだよなあ。仕事というより趣味の感覚なんだ。
そう考えると、ボクの「(このテクノロジーを使えば)便利そう」は、実は「(このネタを持っておくと、将来的に)楽しそう」なのかもしれない。
なんだか、ウチの奥さんの「美味しそう」と大差はないんだなという気がしてきたな。