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加速度センサーとジャイロセンサー

    科学的に考える人

    こう見えてボクは方向音痴だ。
    だから移動するときはスマホが欠かせない。
    主に使っているのはGoogle Mapだ。

    逆にウチの奥さんは方向感覚が優れていて、まったく道に迷うことがない。だけどなぜか地図を読むのは苦手なようだ。ちょっと笑ってしまう。

    さて、現代のスマホにはもれなく「加速度センサー」と「ジャイロセンサー」が組み込まれている。

    スマホの「加速度センサー」は動くスピードや傾きを測り、「ジャイロセンサー」は回転する向きや角度を測ります。これら2つのセンサーが協力することで、スマホは「自分が今どのように動かされているか」を正確に理解しています。

    この2つのセンサーでMapは正常に機能している。
    だから、方向音痴なボクでも時間通りに目的地に着けている。


    ー速度と方向-
    考えてみると、会社の経営にも重要なポイントだ。

    売上高や利益額、顧客数…
    これらは会社の「現在地」を示してくれる。
    そして、そこに「前年比」や「生産性」といった概念を持ち込むことで「加速度」を計測することができる。

    けれども、それだけでは会社がどこへ向かっているのかはわからない。場合によっては、会社がまっすぐ立っているのかさえも。

    だから、経営にも「ジャイロセンサー」が必要だ。
    それは経営理念かもしれない。
    ガバナンスかもしれない。
    あるいは、立ち止まって経営について考える時間そのものかもしれない。

    何を大切にするのか。
    どのような会社でありたいのか。
    どのような顧客と付き合っていきたいのか…


    …そういうことは目の前にある数字だけでは見えてこないんだよなぁ。

    ボクはそう呟いて、スマホをポケットにしまった。
    たまには足の向くまま歩いてみるってのもよさそうだ。

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