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果てのない旅路 【詩】



遠い潮騒の幻聴に
背中を押されるように
今日も私は歩みを進める。


目指す海がどこにあるのか
自分が何を求めているのかさえ

立ち込める煙の向こう側
へと霞んでいく

人の声を背に
風をすり抜け
季節の境目を
歩いている

立ち止まれば
心の底から
小さな声がする


まだだよと。

私は何を感じ
何を求めているのか

問いかけるたび
答えは霧の向こうへ
逃げていく

もどかしい気持ちで
私は 
また歩く

遠くへ行きたいわけでも
何かを
手に入れたいわけでもない

ただ
昨日までの私では
見えなかったものを


この自分の足で
確かめるためかもしれない

そしてふと
一日の終わりに滲む紅に
視線をゆるめる


私が求めるものは
遠くにはなくて


迷いながら
ずっと
自分の足で
歩き続けていた
今までの長い旅
そのものだったと。


自分という果てのない旅路を
今日も歩いてゆく。


薔薇🌹SONO🍀




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