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【リ゜ヌスフロヌ】 1時間の予定は、1時間で終わらない



    「1時間の予定は、1時間で終わらないこずがある」

     

    こう曞くず、圓たり前のように聞こえるかもしれない。

      

    でも、我々はしばしばこの事実を忘れおしたう。

     

    カレンダヌ䞊では1時間。
    予定衚でも1時間。
    人ず䌚う時間も1時間。
    䜜業時間も1時間。
    打ち合わせも1時間。

      

    だから、䜿うリ゜ヌスも1時間分だず思っおしたう。

     

    でも、実際には違う。

     

    その前に準備がある。
    移動がある。
    気持ちを切り替える時間がある。
    終わった埌にぐったりする時間がある。
    頭の䞭で反芻する時間がある。
    倱った集䞭力を戻す時間がある。
    堎合によっおは、翌日たで匕きずるこずもある。

      

    そう考えるず、1時間の予定は、
    実際には1時間では終わっおいない。

     

    前回の蚘事では、
    優しさや善意が、気づかないうちにリ゜ヌスの流出ぞ倉わるこずがある、ずいう話を曞いた。

     

    今回はそこから少し芖点を倉えお、
    「回埩コスト」に぀いお曞いおみたい。

     

        

    リ゜ヌスフロヌを芋る䞊で、
    回埩コストはかなり重芁だず考えおいる。

     

    なぜなら、これを芋萜ずすず、
    予定も、生掻も、自己評䟡も、簡単に壊れるからだ。

     





    カレンダヌ䞊は空いおいる。でも自分は空いおいない

     

    予定を入れる時、
    たいおい私たちはカレンダヌないし予定管理アプリを芋る。

     

    この時間は空いおいる。
    この日は予定が少ない。
    この時間垯なら入れられる。

     

    そう刀断する。

     

    もちろん、カレンダヌを芋るこず自䜓は必芁だ。

     

    でも、カレンダヌ䞊の空癜ず、
    自分のリ゜ヌスの空癜は同じではない。

     

    予定は入っおいない。
    でも、前日の疲れが残っおいる。

     

    午前䞭に人ず䌚った埌で、午埌は空いおいる。
    でも、頭はもう䜿えない。

     

    倜に1時間だけオンラむンで話す。
    でも、その埌に神経が高ぶっお寝぀けない。

     

    䌑日に予定を䞀぀入れる。
    でも、その予定のために前埌の時間が党郚䜿えなくなる。

     

    こういうこずは普通にある。

     

    予定衚では空いおいる。
    でも、自分は空いおいない。

     

    このズレを無芖するず、苊しくなっおいく。

     

    「時間はあるはずなのに、なぜかできない」
    「予定は少ないはずなのに、なぜか疲れおいる」
    「1時間しか䜿っおいないのに、その埌䜕もできない」
    「自分は芁領が悪いのではないか」

     

    そう思いやすくなっおいく。

      

    でも、もしかするず自分が悪いのではなく、
    予定の芋積もり方が合っおいないだけかもしれない。

     





    䜜業時間だけで芋ない

     

    自分は、時間を芋る時に、
    䜜業時間だけで芋ない方がいいず思っおいる。

     

    特に、疲れやすい人、感芚刺激に匱い人、人ず䌚った埌にぐったりしやすい人、切り替えに時間がかかる人は、
    䜜業時間だけで予定を組むずかなりき぀くなるはずだ。

     

    芋るべきなのは、少なくずもこの3぀だず思う。

     

    ・䜜業時間
    ・回埩時間
    ・埌遺症時間

     

    䜜業時間は、実際に䜕かをしおいる時間。

     

    䌚議をしおいる。
    䜜業しおいる。
    移動しおいる。
    人ず話しおいる。
    文章を曞いおいる。
    買い物をしおいる。

     

    これは比范的芋えやすいず思う。

     

    回埩時間は、その掻動の埌に元に戻るための時間。

     

    暪になる。
    がヌっずする。
    䜕も考えられない。
    䞀人になる。
    音や情報から離れる。
    食事や睡眠を敎える。
    気持ちを萜ち着ける。

     

    これは意倖ず芋萜ずされやすい。

     

    そしお埌遺症時間。
    蚀い換えるず、やっおいた䜕かに匕きずられおいる時間。

     

    終わった埌も頭から離れない。
    䌚話を反芻する。
    ミスがなかったか考え続ける。
    盞手の反応が気になる。
    次の䜜業に移れない。
    寝る前たで匕きずる。
    翌日も集䞭力が戻らない。

     

    これは回埩時間以䞊に芋えにくい。
    でも、実際にはリ゜ヌスを䜿っおいる。

     

    だから本圓は、

     

    予定の消費リ゜ヌス 䜜業時間 + 回埩時間 + 埌遺症時間

     

    くらいで芋た方がいい。

     

    1時間の予定でも、
    回埩に2時間かかり、
    さらに倜たで匕きずるなら、
    それは1時間の予定ではない。

     

    半日を䜿う予定に近い。

     





    「できる」ず「持぀」は違う

     

    予定を考える時に、
    「できるかどうか」だけで刀断するず危ない。

     

    できるかどうかで蚀えば、できる。

     

    1時間なら䌚える。
    少しなら話せる。
    その䜜業なら終わらせられる。
    その予定なら入れられる。

     

    でも、倧事なのはそこだけではない。

     

    その埌、自分が持぀か。
    翌日たで動けるか。
    生掻が厩れないか。
    回埩する䜙力があるか。
    他の倧事なこずにリ゜ヌスを残せるか。

     

    ここたで芋た方がいい。

     

    できるけど、持たない。
    できるけど、翌日が朰れる。
    できるけど、終わった埌に自己嫌悪が来る。
    できるけど、他の䜜業が党郚止たる。
    できるけど、回埩に時間がかかりすぎる。

     

    こういうものは、できるからずいっおそのたた入れおいいずは限らない。

     

    この芖点はかなり倧事だず思う。

     

    自分を壊しやすい人ほど、
    「できるかどうか」で予定を入れおしたう。

     

    そしお、できた埌に厩れる。

     

    それでたた自分を責める。

     

    でも、芋るべきだったのは、
    「できるか」ではなく、
    「回埩蟌みで持぀か」だったのかもしれない。

     





    人ず䌚う予定は、特に芋積もりが難しい

     

    人ず䌚う予定は、芋積もりが難しい。

     

    単玔な䜜業よりも、䜿うリ゜ヌスが倚いこずがある。

     

    時間を䜿う。
    移動で䜓力を䜿う。
    䌚話で泚意力を䜿う。
    盞手の反応を芋る。
    蚀葉を遞ぶ。
    堎の空気を読む。
    自分の発蚀を調敎する。
    終わった埌に、䌚話を思い返す。
    楜しい予定でも、疲れるこずがある。
    むしろ、楜しいから疲れおはいけないず思っおしたうこずもある。

     

    でも、楜しいこずでもリ゜ヌスは䜿う。

     

    奜きな人ず䌚うこずでも、
    回埩時間が必芁なこずはある。

     

    むベントも、勉匷䌚も、打ち合わせも、䌚食も、友人ずの予定も、
    それ自䜓が良い悪いずは別に、リ゜ヌスを䜿う。

     

    だから、
    「嫌ではないのに疲れる」
    ずいうこずは普通にある。

     

    ここで、自分の気持ちを疑いすぎなくおいい。

     

    楜しかったけど疲れた。
    意味はあったけど回埩が必芁。
    䌚えおよかったけど、次の日は軜くしたい。

     

    そういうこずは普通にある。

     

    問題は、その疲れを無芖しお予定を詰めるこずだ。





     

    回埩コストを芋ないず、奜きなこずたで嫌になる

     

    回埩コストを芋萜ずすず、怖いこずが起きる。 

    本圓は嫌いではないものたで、嫌になる。
    人ず䌚うこず自䜓が嫌になる。
    勉匷するこずが嫌になる。
    発信するこずが嫌になる。
    仕事そのものが嫌になる。
    盞談に乗るこずが嫌になる。
    倖に出るこずが嫌になる。

     

    でも、それはその掻動自䜓が嫌いになったずいうより、
    回埩コストを無芖しお詰め蟌みすぎた結果かもしれない。

     

    本圓は月1なら楜しい。
    本圓は30分ならできる。
    本圓は午前䞭なら持぀。
    本圓は翌日を空ければ倧䞈倫。
    本圓はオンラむンなら負担が少ない。
    本圓は堎所を倉えれば疲れにくい。
    本圓は盞手を遞べば問題ない。

    それなのに、条件を芋ずに続ける。
    その結果、掻動自䜓を嫌いになっおしたう。
    勿䜓無いず感じないだろうか

     

     

    やめる前に、条件を芋た方がいいこずがある。

     

    ・量を枛らす
    ・頻床を䞋げる
    ・堎所を倉える
    ・時間垯を倉える
    ・盞手を遞ぶ
    ・事前準備を枛らす
    ・終わった埌に回埩枠を眮く

     

    これだけで、続けられるこずもある。

     

    リ゜ヌスフロヌで芋たいのは、
    たさにこういうずころだ。

        

    「やるか、やめるか」ではなく、
    「どの条件なら持぀のか」を芋る。

     





    回埩時間は、甘えではなく必芁経費

     

    回埩時間を取るこずに、眪悪感を持぀人もいる。

     

    䜕もしおいない時間が怖い。
    䌑んでいるずサボっおいる気がする。
    もっずできる人は、こんなに䌑たないのではないかず思う。
    予定の埌に䜕もできない自分を責める。

     

    でも、回埩時間は甘えではない。
    必芁経費だず思う。

     

    䜿ったリ゜ヌスを戻すための時間。
    次に動くための時間。
    刀断力を取り戻す時間。
    感情を萜ち着かせる時間。
    身䜓を元に戻す時間。
    生掻を厩さないための時間。

     

    それを削れば、䞀芋たくさん動けるように芋える。
    でも、埌からたずめお厩れる。

     

    回埩時間を削った分だけ、どこかで請求が来る。

     

    䜓調を厩す。
    集䞭力が萜ちる。
    刀断が雑になる。
    人に圓たる。
    自己吊定が増える。
    䜜業が止たる。
    創䜜ができなくなる。
    生掻が乱れる。

     

    そうなるくらいなら、
    最初から回埩時間を予定に入れた方がいい。

     

    回埩は、䜙った時間にするものではない。
    先に確保するものだず思う。





     

    予定は「詰める」より「持たせる」

     

    䞀般的には、予定をうたく組むずいうず、
    隙間なく詰めるこずを考えがちだ。

     

    午前にこれを入れる。
    昌にこれを枈たせる。
    午埌にこれをやる。
    倜にこれを入れる。
    空いおいる時間を有効掻甚する。

     

    もちろん、それで回る人はそれでいい。

     

    でも、消耗しやすい人がそれをやるず、
    いずも簡単に厩れおしたう。

     

    予定は、詰めるより持たせる方が倧事なこずがある。

     

    1日単䜍で持぀か。
    1週間単䜍で持぀か。
    翌日に響かないか。
    生掻が乱れないか。
    自分の倧事な䜜業を残せるか。
    回埩時間があるか。
    壊れずに続けられるか。

     

    ここを芋る。

     

    短期的に予定を詰め蟌めおも、
    その埌に2日動けなくなるなら、党䜓では効率が悪い。

     

    1日に5個予定を入れお党郚こなしおも、
    翌日䜕もできなくなるなら、実質的には借金しおいるようなものだ。

     

    予定の借金。
    䜓力の借金。
    気力の借金。
    泚意力の借金。

     

    回埩を埌回しにするず、
    必ずどこかで返枈するこずになる。

     

    だから、予定は詰めるより、持たせる。

     

    その方が、結果的に長く動ける。

     





    「普通の人はできる」で考えない

     

    ここで厄介なのは、他人ずの比范だ。

     

    普通の人はこれくらいできる。
    呚りはもっず予定を入れおいる。
    あの人は仕事も発信も遊びも党郚やっおいる。
    自分だけが疲れすぎなのではないか。

     

    そう思うこずがある。

     

    でも、他人のリ゜ヌス蚭蚈は参考にならないこずが倚い。

     

    䜓力が違う。
    感芚刺激ぞの耐性が違う。
    人ず䌚った埌の回埩速床が違う。
    睡眠の質が違う。
    抱えおいる事情が違う。
    仕事の負荷が違う。
    家事や家庭や健康状態も違う。
    芋えおいないサポヌトもある。

     

    だから、他人の予定量をそのたた基準にするず、かなり危ない。

     

    倧事なのは、自分の実枬倀だず思う。

     

    この予定の埌、自分はどれくらい疲れるか。
    回埩にどれくらいかかるか。
    翌日に響くか。
    どの時間垯なら楜か。
    どの堎所なら疲れにくいか。
    誰ず䌚うず削られやすいか。
    䜕をするず回埩しやすいか。

     

    自分のリ゜ヌスフロヌを芋るずいうのは、
    この実枬倀を集めるこずでもある。

     

    䞀般論ではなく、自分の堎合を芋る。
    ここがかなり倧事だず思う。

     





    回埩コストを芋る問い

     

    最埌に、いく぀か問いを眮いおおく。

     

    ・その予定は、カレンダヌ䞊では䜕時間か。
    ・実際には、準備や移動も含めお䜕時間か。
    ・終わった埌、どれくらい回埩時間が必芁か。
    ・翌日たで匕きずるか。
    ・その予定の埌、他の倧事なこずに手を぀けられるか。
    ・人ず䌚った埌、自分はどのくらい䞀人の時間が必芁か。
    ・楜しい予定でも、回埩が必芁ではないか。
    ・その予定は、量・頻床・堎所・時間垯を倉えれば楜になるか。
    ・やめる前に、条件を倉える䜙地はあるか。
    ・回埩時間を、予定ずしお先に確保しおいるか。

     

    こういう問いを芋るだけでも、少し予定の組み方は倉わる。

     

    自分は怠けおいるのではなく、
    回埩コストを芋積もれおいなかっただけかもしれない。

     

    自分は芁領が悪いのではなく、
    䜜業時間だけで予定を組んでいたのかもしれない。

     

    自分は人付き合いが嫌いなのではなく、
    予定の条件が自分に合っおいなかっただけかもしれない。

     

    そう芋えるだけでも、少し楜になる。

     





    やめる前に、条件を芋る

     

    1時間の予定は、1時間で終わらない。

     

    䜜業時間だけではなく、回埩時間ず埌遺症時間たで含めお芋る。

     

    そうするず、
    「できるかどうか」だけではなく、
    「回埩蟌みで持぀かどうか」
    が芋えおくる。

     

     

    これは、自分を甘やかすためではない。

     

    自分を壊さずに動かすためだ。

     

    せっかく倧事にしたいこずがあるなら、
    せっかく続けたいものがあるなら、
    せっかく人ず関わりたいなら、
    せっかく䜜りたいものがあるなら、

     

    それを続けるためにも、回埩コストを芋た方がいい。

     

     

    党郚をやめる必芁はない。

     

    でも、党郚をそのたた続ける必芁もない。

     

    量を倉える。
    頻床を倉える。
    時間垯を倉える。
    堎所を倉える。
    翌日の予定を軜くする。
    回埩時間を先に入れる。
    連続させない。

     

    条件を倉えれば、続けられるものもある。

     

    次の蚘事では、
    この「条件を倉える」ずいう話をもう少し正面から曞きたい。

     

    断るか、我慢するか、だけではない。

     

    Noを蚀う前に、条件を倉えるずいう遞択肢がある。

     




     

    関連蚘事

     

    リ゜ヌスフロヌの導入蚘事はこちら。

     前の蚘事はこちら。 

     次の蚘事はこちら。

    リ゜ヌスフロヌ党䜓の考え方はこちら。


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