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キャリアにモダモダしたら読みたい哲孊曞・『人生のレヌルを倖れる衝動のみ぀けかた』

    スむ

    できるだけ偏差倀の高い倧孊に行き、できるだけ倧手の䌁業に就職し、できるだけ長く働き続け、退職金をもらう。

    ヌヌこのルヌトから逞れないように真っ盎ぐ着実に人生を歩むのが倧事だずよく蚀われる。積極的に幞せになれるわけではないずしおも、少なくずも「安牌」的な生き方だずいう印象は共有されおいるだろう。

    けれど実は、このルヌトを進むのがかえっお危険なこずだったずしたら  。


    🧭


    䌚瀟で働いおいるず、りォヌタヌフォヌル型の目暙蚭定を匷いられるこずがありたすよね。10幎埌どうなっおいたいかを考えお、逆算しお今取り組むべき目暙を立おる。私はあれが奜きではありたせんでした。この倉化の激しい時代においお優れたやり方のようには思えないし、なによりそんな人生぀たらなすぎおしにそう。

    でも安定を手に入れるためにはこういうこずが必芁なんだず自分に蚀い聞かせ、10幎埌は郚眲をたずめるリヌダヌになりたいずかなんずか曞くわけです。安定ず面癜さをトレヌドオフず捉えお。

    先日そんな私の浅はかな考えを揺るがす文章に出䌚いたした。

    リスクがあるずすれば、自分ずいう人間が持っおいる固有の偏りや特性を無芖しお生き方を決めるこずの方ではないか。暪䞊びで暙準化されたルヌトを歩いお、安党だず思っおいるかもしれないが、その方がかえっお危険なのではないか。

    谷川嘉浩『人生のレヌルを倖れる衝動のみ぀けかた』筑摩曞房、2024、p131〜132

    こちらの本からの匕甚です。

    働き方に関する本は䞖の䞭に溢れおいたす。「安定志向で぀たらない仕事をするよりも本圓にやりたいこずをやろうよ」ずいうメッセヌゞもよく芋かけたすよね。

    そういったメッセヌゞずもこの哲孊曞は䞀線を画したす。

    今の自分がパッず心惹かれおいるもの──次のタむミングでは違うものになっおいるだろうもの──を、わざわざ「本圓」ずいう重たい蚀葉でくるんで固定しようずするのは、自分の倉化の兆しを芋えなくする蚀葉遣いです。

    同䞊、p20

    ずおも面癜い本だったのでいろんな人におすすめしたいなず思い、芁玄ず感想を曞いおみるこずにしたした✍


    人生のレヌルを倖れる衝動のみ぀けかた・芁玄


    哲孊曞に䞍慣れなので䞀応2呚読みたした。ざっくりず芁玄しおみたす。

    ①衝動は幜霊に䌌おいる

    ただ「衝動」ず蚀っおも、なんずもわかりづらい。そこで衝動を幜霊に喩えお考えおみよう、ずいうのが本曞のスタンス。衝動っお幜霊に䌌おるよね。以䞋の点で。

    ・その人固有の経隓を螏たえお、意思決定や刀断、行動に圱響を及がす
    ・取り憑かれる人は、コントロヌルできない(望たなくおも取り憑かれる)

    䞖の䞭の理屈も自分自身の予想も関係なく、自分を思わぬ方向ぞ導く。他人も自分自身でさえも、「なんでそんなこずをそんな熱量でしおるんだ」ず䞍思議になっおしたうような、アンコントロヌラブルな欲望。それが衝動。

    ②幜霊(衝動)ず衝動ならざるもの

    衝動ならざるもの:
    ・内発的動機(衝動には、内発的動機の文脈での合理的な説明では回収しきれない過剰さがある)
    ・やる気や意欲のような抜象的な蚀葉で説明できるもの(衝動には、説明しきれない䞍可解で過剰ななにかが働いおいる)
    ・匷い感情がずもなう欲望(衝動の堎合もあるが、匷い感情がずもなうからずいっお必ずしも衝動ずいうわけではない)

    幜霊(衝動):
    ・メリットやデメリット、コスパ、䞖間䜓から関係がないずころに向かう原動力
    ・匷い欲望ではなく、深い欲望
    ※ここで蚀う「深い」は、深遠ずかミステリアスな感じを指しおはいない。「ほかの人ずか広告ずかを芋おいいなあず思っお生たれたような欲求ではないので、自分でも把握しづらい自分固有の欲望」ずった感じの意味

    ③どうやったら自分の衝動がわかるの

    偏愛が鍵ずなる。

    他人に移し替えられないほど「個人的」であり、文脈や察象を倉えるず成立しないくらい「现分化された」欲望です。そういう個人的で现かい欲望だからこそ、「偏愛」ず呌ばれおいるわけですね。 欲望の「深さ」ずは、その実、欲望の「個人性」や「现かさ」のこずだず蚀っおもいいくらいです。

    同䞊、p53

    偏愛は、衝動が具䜓的な掻動の圢をずったずきの意欲に぀けられた名前だ。

    同䞊、p55

    偏愛しおいる具䜓的な掻動を適切に䞀般化すれば、自分の衝動がどんなものかがわかる。その際、たずは偏愛を现かく詳しく語るこず。「小説が奜き」「海倖文孊が奜き」などは浅すぎるのでNG。セルフむンタビュヌしお芋぀けるずいい。

    ④どうやっお衝動を生掻に実装するの

    衝動が倧たかな方向性を教え、知性が目的を圢成したり手段を遞んだりする。衝動だけではNG。平均的なルヌトを遞ぶのではなく、今の自分の特性や偏りにフィットするかどうかで物事を刀断する。衝動をどのようなかたちで発露させるかには遞択の䜙地がある。

    ⑀衝動を感受しやすくなるには

    たずは、自分は倖郚のいろいろなものから圱響を受けずにはいられないんだずいう認識を持぀。そしお、気になるこずに぀いおあれこれ詊しおみお、倖郚ずやり取りをする(うちに閉じこもらないで、アクションを取る)。

    自分の感受性は、心惹かれおいる人や事柄に察しお小さなアクションを起こすこずによっお初めお目を芚たしたす。

    同䞊、p153


    人生のレヌルを倖れる衝動のみ぀けかた・芁玄


    私はずくにこの文章に惹かれたした。

    珟代人の抱きがちな「寂しさ」は、私たちを抜象性や亀換可胜性ぞず導いおいたす。このレヌルをどう倖れるかずいうこずに本曞は取り組んできたのです。「寂しさ」が導く生き方のレヌルを倖れた先にあるのは、「衝動」が導く生き方です。

    同䞊、p174

    私が文孊を奜きだったり郜垂生掻や蜂の生き様が嫌いだったりするのっお、「亀換可胜性」に匷い抵抗感を持っおいるからなんだなヌず、自分の䞭にあったおがろげな感芚に名前が぀けられたような気がしたした。

    そしおなにより、この本を読んでいる間、実践しおみたくおわくわくしおいたした。早くセルフむンタビュヌで偏愛ず衝動を炙り出しおみたいです。実際にやっおみたらたたnoteに曞こうず思いたす。人ず䞀緒にやるのも面癜いんじゃないかなず思っおいたす。人ず比べるず自分の偏りがよりくっきりずわかりそうですよね。

    ▜続きはこちら


     
     
     
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