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パパ、なんで働いおるの資産1.7億、限界の先で芋かけた「䌚瀟を蟞める条件」

    「ほら、早く行こう
     ね パパ、もう行かないずだから。
     はいはい、わかった。じゃあね」

    そうしお毎朝、保育園を埌にする私は、急いで䌚瀟に向かうのです。「たずい 始業の時間に間に合わない 」ずハラハラしながら、䌚瀟に向かっお䞀気に駆け出す。それが私の日垞でした。

    でも、その朝は違いたした。ゎヌルデンりィヌクで、私だけが䌑みの日。急ぐ理由がない私は、門の前に立ったたた、嚘の背䞭をゆっくりず芋送っおいたのです。

    するず教宀に入る盎前、嚘がくるっず振り返ったのです。ただ門の前に立っおいる私を芋぀けるず、パッずたぶしい笑顔になり、手を振っお教宀ぞず駆け出しおいきたした。

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    その瞬間、心がじわっずあたたかくなりたした。すごいステキな笑顔だったな ず、胞がほんわかしたのです。

    ただ、同時に思いたした。どうしお、こんな圓たり前の笑顔に、今たで気づけなかったのだろうか、ず。

    すべおが手に入った1幎に、私は壊れかけおいた

    振り返るず、少し前たでの私は、心が厩壊寞前の状態でした。

    この1幎を振り返るず、客芳的には順調そのものに芋えおいたした。長幎の努力が実を結び、私の資産は1.7億円にたで増えおいたした。

    新入瀟員の時に粟神を病みかけた私が、「もう劎働に瞛られたくない」ず願い、劻ず䞀緒に必死に努力しお目指しお来た堎所。その目暙に、確実に近づけおいたのです。

    仕事の面では管理職ぞの昇進が決たり、幎収も䞀気に200䞇円ほど䞊がりたした。

    傍から芋れば、すべおが手に入った、絵に描いたような最高の1幎です。

    しかし、その実態は、たるで異なっおいたした。

    管理職になっおからずいうもの、劎働量は爆発的に増え、責任も栌段に重くなりたした。月100時間の残業が圓たり前の日々が、䜕ヶ月も続いたのです。

    この1幎は、垞に䌚瀟のこずが頭からこびり぀いお離れたせんでした。1日䞭続く匵り詰めた経営䌚議。メンタルを厩しおいる郚䞋ず向き合う個人面談。思うように進められない新しい䌁画。

    そうした倚皮倚様な案件が頭の䞭でぐるぐるず回り続け、䞀぀のこずに集䞭できないストレスが、私の心をむしばんでいきたした。

    そうしお倜には、仕事の䞍安から心臓が締め付けられるような痛みを感じるようになり、党く眠れなくなっおしたったのです。

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    静かに倩井を芋぀める時間が続く、長い長い倜。回埩しない頭で䌚瀟に行けば、垞にお腹がズキズキず痛む。土日も䜿わないず終わらない仕事。心が䌑たる時間ず堎所が、どこにも芋぀かりたせんでした。

    おかしな話です。そのずき私にはもう1億円を超える資産がありたした。 客芳的に芋れば、い぀でも蟞められるはずです。

    しかし、いざずなるず「無職」になるこずのむメヌゞがたったくわかず、埗䜓のしれない恐怖が私の足をすくたせたした。1.7億あっおも消えない「劎働しおいないず䟡倀がない」ずいう呪瞛。私はただ、自分の人生を䌚瀟に捧げ続けおいたのです。

    家族よりも䌚瀟を優先した倜

    そんなある日のこず。倜のうちに珟堎でトラブルが発生し、朝からその察応に远われおいたした。

    出瀟したのは、ただ誰もいない朝7時前。静たり返ったオフィスで、次々ず届くメヌルを確認し、関連郚門に協力を仰ぐために走り回る。そうしたトラブル察応の最䞭でも、元々予定されおいた定䟋䌚議はスキップされたせん。

    状況が収束しないたた、向かえた定時。私が責任者でなかったら、「お぀かれさたですヌ」ず垰っおいたず思いたす。でも、珟堎が混乱し、メンバヌが察応に远われおいる䞭で、責任者の自分だけが先に垰るこずはできたせんでした。

    私「ごめん。保育園のお迎え行けそう」

    劻「👍」

    LINEで劻に感謝を告げ、たたパ゜コンに目を向ける。

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    倜遅くに垰宅しおも、トラブルのせいで埌回しになった業務が抌し寄せおきたす。嚘に背を向け、お颚呂に向かう。普段ならゆっくりず1日の疲れを流せるはずなのに、湯船の䞭でも心臓の錓動がただ高たるだけでした。

    「粟神科を、玹介するこずもできたす」

    そうしお遂に䜓調を厩した翌日。

    「完党に぀ぶれる前に、䞀床早めに話しおおこう」ず、目をそらし続けおいた産業医面談を申し蟌むこずにしたのです。

    い぀もの無機質な䌚議宀ずは異なる、芳葉怍物が倚いおだやかな面談宀。産業医は私の状況を聞き、静かにこう蚀いたした。

    「よくここたで頑匵っおこられたしたね。限界の状況だず思いたす。もし私以倖にも話を聞いおみたいなら、粟神科を玹介するこずもできたす」

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    粟神科、ずいう蚀葉を盎接投げかけられた瞬間は、䞍思議ずほっずした気持ちになりたした。他人の目から芋おも「限界だ」ず蚀われたこずで、「ああ、自分は本圓に頑匵りすぎおいたんだ。そしお、これが自分の胜力の限界なんだ」ず、ようやく諊めが぀いた瞬間でした。

    その日の倜、劻ず話した埌の私は、しばらく䞀人で考えおいたした。

    私は元々、管理職になりたかったわけではありたせんでした。しかし、呚囲からの期埅があり、䞊叞は「あなたならできる」ず声をかけ続けおくれたした。そうしお半幎以䞊悩んだ末に、「やらない埌悔より、やる埌悔かな」ず、匕き受けおみるこずにしたのです。

    そうしお匕き受けたからには、マゞメにやり遂げなければならない、ずガムシャラに頑匵り続けおきたした。

    しかし、結果ずしお、管理職は自分のキャパを倧きく超えおいたようです。䌚瀟が悪いわけではなく、この厳しい経営環境の䞭で、組織を牜匕しおいくほどの胜力や意欲が、私に足りなかっただけだず思っおいたす。

    たずえ私がここで壊れおも、䌚瀟ずいう組織は数日もすれば代わりのマネヌゞャヌを立おるでしょう。そしお䜕事もなかったかのように、たた回り続けるはずです。

    でも、嚘にずっおの父芪の代わりは、この䞖界のどこを探しおも、私しかいないのです。

    嚘の笑顔で、気づいたこず

    その日から私は、働く時間を意識的に枛らしおいきたした。できる限り䌚議を断り、自分から新しい䌁画を立ち䞊げるこずもやめたした。最䜎限の業務だけをこなし、静かに日々を過ごしおいく。そう割り切っお働くこずにしたのです。

    そうしお心の萜ち着きを取り戻し぀぀あった䞭で迎えたのが、あのゎヌルデンりィヌクの朝でした。

    嚘が教宀の前で振り返っお笑った、あの䞀瞬。

    あのずき私は、気づいたのです。
    䌚瀟に捧げおきた時間ず匕き換えに、このかけがえない嚘の笑顔を捚おおいたのだず。

    ただ、「この資産1.7億を抱えお、これからは家族ずの生掻にすべおを捧げよう」ずはなりたせんでした。仕事を蟞めるずは、そんなに単玔な話ではなかったのです。息子の存圚が、私にもう䞀段、難しい問いを突き぀けおきたのです。

    「パパ、なんで働いおるの」

    私の息子は、思ったこずを䜕でもストレヌトに口にする子です。

    ただ月100時間の残業に远われ、疲れ果おおいた頃のこず。久しぶりに䞀緒にお颚呂に入った息子は、私の顔をじっず芋お、こう蚀いたした。

    「パパ、どうしおそんなに働いおいるの パパず遊ぶ時間、昔より枛っちゃった。昔はパパ、仕事楜しそうだったのに、今は぀らそう。なんで働いおるの」

    グサッず来たした。楜しそうに働く父の背䞭を、たったく芋せられおいない。

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    ずころが私だけが䌑みだったゎヌルデンりィヌク䞭のこず。パ゜コンの前に座る私の姿を芋ながら、登校前の息子がぜ぀りず蚀ったのです。

    「あヌ、孊校぀たんない。パパも働いおないんだし、僕も行かなくおいいよね」

    正盎「えどっち」ず戞惑いたした。働かないでほしいのか、働いおほしいのか。

    ただ、同時に恐ろしくなりたした。私の「迷い」や「葛藀」が、そのたた息子の働く䟡倀芳に圱響を䞎えおいたからです。父芪が苊しそうに働く姿も、かずいっお、䜕もしないで家にいる姿も、どちらも子どもにずっおは芋たい姿ではない。

    私がここで安易に「逃げの退職」を遞べば、息子に「嫌なこずからは逃げおいい」ずいうメッセヌゞを送るこずにならないか。その問いが、胞に突き刺さったのです。

    ただ䌚瀟を蟞めお、家に匕きこもるだけの遞択は、子どもにずっお良くないのかもしれない。このたただったら、「仕事は぀らくお、぀たらないものだ」ず思われおしたう。

    たずえ䌚瀟員を蟞めたずしおも、「誰かに䟡倀を提䟛しお、楜しそうに働いおいる父の姿」を芋せられるこず。それが、䌚瀟を蟞めるこずの条件であるように感じおきたのです。

    楜しそうに働くたでの道のり

    では、その「楜しそうに働く姿」を、私は䜕で芋せられるだろう。そう考えたずき、ひず぀だけ、ずっず手攟せずにいたものを思い出したした。それは、「曞く」ずいうこずです。

    倧孊生の頃、自分の曞いた拙い文章に「面癜かった」「今回は、少し感動した」ず反応が返っおくる。あの䜓隓が、たたらなく嬉しかったのです。

    その気持ちが忘れられず、瀟䌚人になっおからもブログを曞き、noteを曞き、今日たで文字を玡いできたした。い぀か自分の名前で、誰かが立ち止たっお生き方を考え盎すような、そんな本を曞いおみたい。ずっず、そう思っおきたのです。

    ただ、ここでもう䞀床、冷静に考えたす。「今は䜜家を目指しお準備しおいるんだ」ず蚀いながら、家でパ゜コンに向かう父の背䞭は、子どもの目にどう映るでしょうか。少なくずも、私には魅力的な姿には芋えたせん。

    「䜜家を目指しおいる」ではなく「䜜家ずしお働いおいる」でなければ、匷くない。きっず息子にも「パ゜コンやっおるだけでしょ」ず蚀われおおしたいです。

    「ほら、ここの本棚にパパの本が䞊んでるよ」ず本屋で話せる日が、い぀か来るのでしょうか。たずえ来たずしおも、䜜家で生掻ができるのでしょうか。今はただ、想像すらできおいたせん。

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    私の代わりなんおいくらでもいる䌚瀟のために、嚘の笑顔や家族ずの時間を捧げすぎるのは、もうやめたした。 これからも、少しず぀働く時間は枛らしおいきたす。

    だけど、「退職」ず本気で向き合ったこずで、䌚瀟から逃げるように蟞めるこずも、家族のためにならないのだず気付きたした。

    珟圚地を盎芖すれば、私の䜜家ずしおの収入は、ただ月1000円皋床です。 1.7億円の資産がもたらす運甚益に比べれば、あたりにも埮々たる数字です。しかし、「䜜家ずしお働いおいる」ず胞を匵っお蚀えるようになるたで、この1000円の重みを積み䞊げおいくしかないのかもしれたせん。

    「なんで働いおいるの」
    「孊校仕事぀たんない」

    息子にはただ、どちらの答えを返せおいたせん。今の仕事を楜しくできるか、やりたいこずを仕事にできるか。どちらも、ずおも難しいこずです。ただ、この問いに答えられるようになったずき、私自身が「ただ蟞める」よりも幞せな人生を歩めおいるずも思いたす。だからこそ、簡単には諊めがたい遞択なのです。

    ヌヌああ、お腹が痛い 。「どうしお働くか」っお、単玔じゃない。今すぐ逃げ出したい 

    それでも、少し先にチラッず芋える豊かさを目暙に、1぀でも無駄な䌚議を枛らしお、これからも文章を曞き続けおいきたす。


    🊊 このnoteを曞いた人

    30代管理職で粟神を病みかけ1.7億円でFIRE迷い䞭。3児の父。手取り18䞇から転職れロ、倫婊共働きで1.7億を築いた資産圢成ず悩みを包み隠さず曞いおたす。
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    30代管理職で粟神を病みかけ1.7億円でFIRE迷い䞭。3児の父。手取り18䞇から転職れ口、倫婊共働きで1.7億を築いた資産圢成ず悩みを包み隠さず曞いおたす。蚘事執筆のご䟝頌もお受けしおいたす。

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