
ルーティン ④(終)【連載台本・世にもになるまで書いてみた・77作目】
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〇 主人公の家・リビング
翌朝。
棚の上に置かれたフレグランス。テレビに映る朝のワイドショー。コンロに置かれた鍋。
家の中にある物のカットが調理音と共に映し出される。
妻 朝食をテーブルに並べている。緑色のエプロンを着けている。
美味しそうな和朝食。白飯・茄子の味噌汁・さんまの塩焼き・香の物etc.
主人公 眠い目をこすりながらやってくる。焼き魚に目が行く。
主 お、さんまだ。うまそ~
妻 でしょ。ちょっと奮発してみたの。
あなたに心配かけたお詫びも込めてね。
主 マジか。気使わせちゃったみたいで悪いな・・・
妻 あ、そうだ。スムージー飲みます?笑
主 いや、今日はいいよ。というかしばらく見たくないかな。
妻 やっぱりそうよね。さ、暖かいうちにどうぞ食べてください。
主 うん。いただきます。
主人公と妻 2人仲良く朝食を食べ始める。
主人公 幸せそうな表情で白米をほおばる。
妻 主人公を見つめてほほ笑む。
妻 (心の声)
この人はまだ気づいていない。
私が新しい「ルーティン」を始めたことを。
あの事だけは絶対に許さない・・・
彼はそれすら覚えていないようだけど。
ま、「ルーティン」はいくらでもあるしね。
今度こそ上手くいきますように。
ふふふふふ・・・
主人公 新たな「ルーティン」が始まったことなどつゆ知らず、朝食を食べ進める。
主 うん!うまい! めっちゃいい炊き加減だよ!
妻 よかった。ちょっと水を減らしてみたの。
主 ほーん。
妻 ねぇあなた。今日行きたい場所があるんだけど・・・
〇 主人公の家・妻の部屋
机に置かれた1冊の古びた本。その名も「完全呪いマニュアル」
帯には「1週間続けるだけで大嫌いなあの人に災いが!」。
彼女が始めた「ルーティン」は一体・・・