
忍び寄る大怪獣 ④/全5話【創作台本・世にもになるまで書いてみた・99作目】
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〇 防衛大臣室
時刻テロップ『1か月後 AM10:30』
防衛大臣のタブレット端末
画面には考察系ユーチューバーの動画が流れる。内容は「怪獣は政府による陰謀」という根も葉もない噂話。
防衛大臣 乱暴にタブレットを閉じる
副 何が我々の陰謀だ! ふざけやがって・・・
ドアをノックする音。
副 (怒り気味で)はい。どうぞ。
? し、失礼します・・・
入ってきたのは最初に怪獣の仕業だと言った若い職員。どうやら功績が認められ、いい役職に就いた模様。
若 大臣。怪獣の上陸日の予測ができました。
副 やっとか・・・ いつだ?
若 3日後です。
防 3日!? バカな!
昨日までフィリピン海プレートにいたはずじゃ・・・
左下に日本のプレート配置図。
若 それが今日になっていきなり南鳥島付近を通過したようで・・・
この向きが続くとなると、上陸するのは江の島です。
防 よし、わかった。直ちに自衛隊を江の島に派遣しろ。
もちろん周辺は完全封鎖だ。いいな?
若 はい!
若い職員 部屋を飛び出していく。
防 待ってろ大怪獣・・・ お前の好きにはさせんぞ・・・
防衛大臣 手を合わせにやりと笑う。その様子は正しく碇ゲン・・・
〇 海上
ズシンズシンと響く足音。
怪獣の鳴き声。この世の生物が出す声ではない。
怪獣は徐々に日本列島へと近づいていく・・・