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親族 ①【連載台本・世にもになるまで書いてみた・84作目】

    これまでの話はこちら!

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    〇 ホテル・客室

     とある地方のホテル。やや古びている。
     主人公・森川トモヤ(男・20代後半・陰キャ) 夜景を見ながら一人タバコを吸い、物思いに更けている。
     ドアが開く音。誰かの足元のアップ。高そうな革靴。

    ? (男性の声で)なんだ部屋に戻ってたのか。
    主 (声の方に振り向いて)・・・うん。

     男性 ずかずかと室内に入ってくる。
     正体は主人公の兄・コウイチ(男・30代前半・陽キャ)

    兄 お前、サイン会バックレんなよ。みんな心待ちにしてたぞ?
    主 ・・・まだ書かせる気?
    兄 仕方ないだろ。欲しいって人多いんだから。
    主 ・・・素人のサイン貰ってどうすんだよ。
    兄 いいじゃん!今のお前は森川一族1の有名人・・・
      いや、誇りなんだからさ! 
      数年後にはきっとプレミアつくぞ? な、頼むよ~
    主 (強めに)い・や・だ! 
      だいたい、俺は一言もサイン会をやりたいなんて言ってない!!
    兄 (ため息)・・・わかったよ。
      てかタバコ吸ってないで宴会場戻って来いよ。
      この後集合写真撮るってオヤジが・・・
    主 (食い気味に)いい。俺行かない。
    兄 はぁ!? どうして・・・
    主 (小声で)・・・・・・もう親族に会いたくないんだよ。。。

     タイトルテロップ『親族』


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