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しきたり火 ①/全6話【創作台本・世にもになるまで書いてみた・125作目】

    これまでの話はこちら!

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    ○ マンション・ゴミ捨て場

     主人公(女性・30代前半・メガネ姿×ラフな部屋着姿) 家庭ゴミの入ったゴミ袋を捨て、蓋を閉じる。

    主 (ブツブツと)ったく・・・ 
      ゴミ捨てやっといてってあれだけ言ってるのに・・・!!

     主人公 夫がゴミ捨てを忘れたことにイライラしながら、自宅に戻る。
     主人公のナレーションベース。時折、住民に軽く挨拶を交わす。

    主 (ナレーション)
      このマンションに越してきて、もう1ヶ月が経った。
      駅近で、家賃も安く、壁も厚いし、隣人にも恵まれている。
      まさに最高の物件。
      ・・・だけど、一つだけ面倒なことがある。それは。。。

    ○ マンション・共用エントランス

     主人公 エントランスの壁に設置されている「壁埋め込み・縦型の郵便受け」のガラス扉を開ける。
     郵便受けを開けると、中央にろうそく立て。その下には小さな引き出し。
     主人公 引き出しを開ける。入っていたのはかなり太いろうそく数本とライター(チャッカマン)。1本取り出し、ろうそく立てに突き刺す。

    主 (小さなため息)・・・なんなんだろ、これ。。。

     主人公 面倒と思いながらも、ライターでろうそくに火を点ける。なかなかチャッカマンが点かないのか、何度もカチカチと引き金を引く。

    主 (ナレーション)
      「毎朝8時半までに火を点ける」という謎のしきたりだ。

     ろうそくのアップ。芯に火が点く。
     タイトルテロップ『しきたり火』


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