メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像
Photo byyas_260516

【゚ッセむ】自己肯定ができない私の話

    はじめに

    私は自責の念が昔から匷く、自分のこずを「こんなんじゃだめだ」ずよく思っおいた。
    自分で自分をありのたた受け入れるこずが苊手だった。
    䜕かを達成しおも「これくらいやれお圓然でしょ」ず思っおしたっお、自分を評䟡できない。
    そしお䜕かができなかったずき、「なんでこんなこずもできないんだ」ず理想゚ベレストな自分が自分を責める。
    だから幌皚園の頃から、先生や塟生の芪埡さんに耒められるのがずおも嬉しかった。
    嬉しいだけに留たらず、耒められるこずは麻薬のように私を蝕んだ。
    これがないず生きおいけないず思った。
    自分では自分を認められないから、呚りに耒めおもらうこずが甘い甘い喜びだった。
    耒められるために生きおいた。
    しかも、自分より優れおいるはずの倧人ずいうものに評䟡されるこずに、私は䟡倀を芋出した。
    こどもの私にずっお、近い倧人ずは「先生」だった。
    だから、「先生」から評䟡されるこずを人生で1番優先した。
    しかし、倧孊生になるず私を芋おくれる「先生」はいなくなっおしたった。
    耒めおくれる人を倱い、私の人生は迷走期に突入した。
    これは誰かに耒められたい私の話である。

    「良い子」になっお耒められたい

    幌皚園の頃から塟に通っおいたせいか、その頃から私の理想は勉匷ができお、お絵描きが䞊手くお、呚りに優しい「良い子」だった。
    倚分、もずもず「良い子」の玠質はあったんだず思う。
    「良い子」でいれば、先生も他の塟生のお母さんもちやほやしおくれお、いっぱい耒められる。
    そう孊んだ私は、ずにかく「良い子」であろうず努めた。
    実際のずころ私はただただ幌くお、「良い子」になりきれない自分が嫌でよく泣いおいた。
    蚈算問題が䞊んだプリントに回答を曞き、✕が぀けられれば自分を吊定されたように感じお泣いた。
    塟の隙間時間で行われるボヌドゲヌムに勝おないず悔しくお぀らくお悲しくお泣いた。
    負けず嫌いずも、わがたたずも衚珟できる。
    私はずにかく自分が1番評䟡されないず嫌だった。
    1番耒められないず芋捚おられるず思っおいた。

    先生に気に入られたい

    小孊校に入孊しおから、私の「良い子」の定矩が「成瞟が良く真面目な子」だけでなく、「先生に気に入られる子」が新しく加わった。
    もしかしたら幌皚園の頃から先生に気に入られたいず思っおいたかもしれないけど、先生に気に入られるために明確に努力をし始めたのは小孊生の頃からだった。
    みんながやりたがらない孊玚委員を匕き受けた。
    任意だった毎日自習ノヌトを提出した。
    テストでは満点を䜕床もずった。
    先生から耒められるのが、䜕よりの喜びだった。

    私は幌皚園の頃から匕き続き、あらゆる〇に執着しおいた。
    ハンカチを持っおいるか、爪が切られおいるか確認される身だしなみチェックが行われる日が時々あったのだが、爪を切り忘れた日は自分の歯で爪をちぎっお〇をもらっおいた。
    䜕かの拍子に✕をもらっおしたうず、それが䞀生消えないタトゥヌのようになっおしたうず思っおいた。
    ただし、返华されたテストの誀答に〇が぀いおいるこずがあれば、すぐさた先生に䌝えお蚂正しおもらった。
    嘘の〇をもらっお逃げるよりは、正盎に報告しお「おっ、こい぀は正盎者だぞ」ず先生からの評䟡を䞊げおもらう方が優先だった。

    䞭孊校に入孊した私は盞倉わらず先生に気に入られようず奮闘した。
    テストでは䜕床も孊幎1䜍を取り、先生の蚀うこずを玠盎に聞き、自習ノヌトにむラストを添えるなど工倫をしお提出し、小孊校ず同じように孊玚委員を積極的に務めた。
    私は先生たちから信頌されおいるずいう自負があった。可愛がられおいるずいう自負があった。

    今考えるず、私は「その集団の䞭で䞀番えらい人間に庇護しおもらいたい」欲求が匷かったんだず思う。
    いざずなれば、倧人を味方にしおおけばなんずかなるだろうず思っおいた。
    圓時の私は倧人が奜きだった。倧人はえらいず思っおいた。倧人は䜕でもできるず思っおいた。倧人に党幅の信頌を寄せおいた。

    自己肯定感の迷走

    高校に入り、私は「思ったよりテストの順䜍が良くない」ずいう珟実に盎面した。
    䞭孊校で成瞟の良い生埒が集たったこずにより、私の盞察的な順䜍が䞋がったのだった。
    私は私の理想を守るため、「成瞟が良くお耒められる子」である必芁があった。
    たずは私が「頑匵っおいる、努力しおいる生埒」であるずいうむメヌゞを先生たちに怍え付けようず思った。
    授業や自習の䞭で質問があれば職員宀に向かい、先生に聞いお回った。
    そのおかげで私は「勉匷熱心で真面目な子」ずいう評䟡を定着させるこずに成功した。

    先生たちからの評䟡は埗たが、みんながみんな努力する孊校だったため、順䜍自䜓はなかなか䞊がらない。
    私はそこで「先生に䞀目眮かれおいれば順䜍はそこたで重芁ではない」ず思うようにした。
    自分のプラむドを守るこずを優先した。
    理想を捻じ曲げたこずにより、私は心の内で順䜍ずいうものを気にし続けながら、「気にしおたせん」ずいう態床を取り続けた。
    順䜍が良い子には劣等感を芚えた。
    でも、その子たちを超えようずするほどの努力は私にはできなかった。
    私の䞭で、わだかたりが溜たっおいった。

    倧孊に入り、今たでの「良い子」がたるで通甚しないこずに気付いた。
    誰に気に入られればいいのか分からない状態に陥ったのだ。
    倧孊の講矩は、講矩ごずに先生が違う。
    党員に奜かれるのはさすがに無理だず思った。
    その結果、私は「所属しおいるサヌクルの先生や先茩たちに気に入られる子」になろうずした。
    2幎ちょっずの間、私は䞊の立堎の人間に気に入られようず必死に過ごした。
    同期に「自分に優しくしおくれるのは自分しかいないよ」ず蚀われたこずがあるが、そのずきは本圓に蚀っおいる意味が分からなかった。
    今なら、「人からの評䟡だけで自分を立たせおいるような状況は䞍健康だ」ず蚀われおいたのだず分かる。
    先生や先茩たちは、基本的には良い人たちだったが、最終的に問題が起こり、私はそのサヌクルを蟞めた。
    サヌクルを蟞めおからは、人間関係ががくんず枛ったので「圌氏に気に入られる」こずを目暙にした。
    圌氏は最初こそ優しかったが、次第にモラハラを繰り返すようになっおいった。
    それでも、誰かに気に入られおいないず、耒められないず自分を維持するこずができない人間になっおいた。
    最も自己肯定感の䜎䞋がひどかったずきは、自分で「笑顔でおはようず蚀っおいる女の子」のむラストを描き、毎朝䞀番にそれを芋お、「私は挚拶されるに倀する人間なんだ 」ず思っおなんずか生きおいた。

    幻想の厩壊

    圌氏から逃げるように地元に垰っお就職した。
    就職先の䌚瀟では、研修の頃からパニック障害を起こした。私はうたく瀟䌚に適合できなかった。
    それでも䌚瀟にしがみ぀き、やがおチヌムに配属された。
    私は誰に気に入られようか考え、タヌゲットを定めた。
    チヌム長。チヌム長に気に入られれば、私の瀟䌚人生掻もこれから奜転するはずだず思った。
    しかしチヌム長は、私が話しかけるずき目線が合わず、垞に䞍機嫌そうで、私を銬鹿にするずきにようやく笑うような人間だった。
    ああだめだ、この人には取り入るこずができない。
    自分に吊定的な人物に接しおこなかった私は、どうしたらいいのか分からなかった。
    ならば同じチヌムの先茩はどうかず考えた。
    優しそうな先茩瀟員に目を぀け、なるべく仲良くしお可愛がっおもらおう、その間に頑匵っお仕事をしおチヌム長に認めおもらおうず思った。
    先茩瀟員ず仲良くしお数ヶ月、その先茩瀟員がチヌム長の蚀いなりの取り巻きだったこずが発芚した。
    私に良い顔をし぀぀、陰でチヌム長ず䞀緒に私の悪口を蚀っおいたのだった。
    それが分かったずき、私は仲良くしおいただけにどすんずショックを受けた。
    垰りの車の䞭で泣き叫んだ。
    もう誰にも守っおもらえないのだ、ずこのずきようやく気付いた。
    目䞊の人物は、目䞊だからず蚀っお優れおいるわけではない。倧人だからず蚀っお、人をいじめないわけではない。
    倧人に抱いおいた幻想が打ち砕かれた。22歳であった。気付くのが遅すぎた。

    私はパワハラを受けおう぀病になり、䌑職期間の満了を経お、これたた逃げるように䌚瀟を蟞めた。
    今もう぀病は治っおいない。

    おわりに

    倧䜓䞋心を持っお人に取り入ろうずいう考えが良くないよね、ず今なら思う。
    でも、どうしおも私には保護者が必芁だった。
    私を安党に堎所に匿っおくれる存圚が必芁だった。
    自分で自分を認める術を知らなかった。

    今はちびちびず、自分で自分を守る緎習をしおいる。
    䟋えば、自分で自分を吊定しそうになったずき、「あ私は今自分を責めおいる」ず自芚するこずで、自責を止めたりしおいる。
    たた、他人から䜕かを指摘されたずき、「この人は私自身を吊定しおいるのではなく、私の行動に泚意をしおくれおいるのだ」ず切り離しお考えるようにしおいる。

    倧孊生の頃は、よく「自己肯定感 䞊げ方」でGoogle怜玢をかけおいた。
    他人ず比范するのをやめられない。
    自分自身に優しい蚀葉なんおかけられない。
    成功䜓隓は圓たり前だず思っお忘れおしたった。
    今もずきどき怜玢をかけおは、「難し〜〜〜」ず叫んでスマホを投げ出しおしたう。

    私の自己肯定の旅は、ただ始たったばかりだ。

    #創䜜倧賞2026 #゚ッセむ郚門

     
     
    ゚ッセむに憧れおいるアラサヌう぀病䞻婊。読曞感想文ず日蚘を曞きたす。時々ヘッダヌ等のむラストも描きたす🎚 趣味は読曞📖/ゲヌム🎮ポケモン、FGO/珈琲☕/短歌←NEW!など。

    あなたぞのおすすめ