
虎ノ門・法務OLの私が再起をかけた「大人の英会話倶楽部」——サンディエゴでの涙を笑顔に変えるまで
東京都目黒区、学芸大学駅。
少し落ち着いた商店街を抜け、夫と二人で暮らす自宅を出るのが私の朝のルーティンです。
日比谷線に揺られて向かう先は、虎ノ門ヒルズ駅。
30代後半、外資や海外案件も飛び交う虎ノ門で法務OLとして働く私は、どこからどう見ても「仕事ができる自立した女性」の仮面を被って、日々英文契約書と格闘しています。
日本生まれ日本育ち、公立の小中高を経て大学まで10年間、真面目に英語を学んできました。
法務という仕事柄、海外の法律事務所とのメールやレターのやり取りは日常茶飯事です。
「私、英語は得意ですから」
そんな風に、根拠のない自信を胸に生きていた時期もありました。
しかし、その自信は、カリフォルニア州サンディエゴ出身の日系アメリカ人である夫との結婚を機に、音を立てて崩れ去ることになります。