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いろんな家族のカタチ...本屋倧賞アレコレ⑀

    Small World

     HONYA AWARD â…€       

    本屋倧賞
     新刊曞の曞店で働く曞店員の投祚によっお決定する文孊賞。
     投祚は段階で行われ、次投祚で10䜜品をノミネヌトし、次投祚を行い総合ポむントで決定する。


     さお、「2021幎本屋倧賞」に向けお、過去の「本屋倧賞」を振り返るシリヌズ蚘事も第回を数えお、いちお、これが最埌になりたす。

     今回のテヌマは

     いろいろな家族のカタチ

     「本屋倧賞」䜜品の䞭で、ちょっず普通ずは違った家族が描かれた䜜品がありたす。あんたり自分の奜みのゞャンルではないため、普段であれば読たないのですが、「本屋倧賞」ずいうこずで読んでみるず、やっぱり良かったっお感じなんですよね。  

     今回は、そんな家族のカタチを描いたっ぀の䜜品を遞んで "note" しおみようず思いたす。


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     たず、最初の䜜品は、第回倧賞䜜品

    小川掋子さんの「博士の愛した数匏」

     「がくの蚘憶は80分しかもたない」博士の背広の袖には、そう曞かれた叀びたメモが留められおいた―蚘憶力を倱った博士にずっお、私は垞に“新しい”家政婊。博士は“初察面”の私に、靎のサむズや誕生日を尋ねた。数字が博士の蚀葉だった。やがお私の10歳の息子が加わり、ぎこちない日々は驚きず歓びに満ちたものに倉わった。

     80分しか蚘憶を保おない数孊博士ず、その家政婊ずなった女性ず、その息子の人の亀流を描く物語。

     博士が数字に向き合っおる時ず同じ静寂が、物語党䜓も包み蟌んでる感じで、ずおも静かな日垞が淡々ず描かれおいるだけなのに、なんか䞖界に浞っおしたう物語なのです。
     特に、博士ず家政婊さんの息子であるルヌトずの亀流が枩かくお、その枩床に觊れたくお、䜕床も読みたくなるのです。

     ここでは、実際の家族よりも家族らしい関係を感じるこずができたりするんですよね。
        この本が、初めおの小川掋子䜜品だったのですが、その埌も、静かな読曞をしたくなった時に、無性に読みたくなる䜜家さんなのです。




     二぀目が、第回倧賞䜜品

    リリヌ・フランキヌ さんの
    「東京タワヌ オカンずボクず、時々、オトン」

     オカン。
     ボクの䞀番倧切な人。
     ボクのために自分の人生を生きた人。
     四歳のずきにオトンず別居、筑豊の小さな炭鉱町で、ボクずオカンは䞀緒に暮らした。やがおボクは䞊京し、東京でボロボロの日々。還暊を過ぎたオカンは、ひずりガンず闘っおいた。

     この䜜品は、ほずんどリリヌさんの自䌝なので、子どもの頃から䞁寧に半生が描かれおいたす。時々、実名で登堎する方もいたりしお、リリヌさんの人生を远いかけるだけでも面癜いんです。
     語り手のリリヌさんが成長しおいく䞭で、子どもの頃は分からなかった芪のこずが分かるようになったり、分かっおいるけど出来ない倧人になったり、リリヌさんの芪子の関係が䌞び瞮みしながら物語が進んでいくのです。

     特に物語の埌半、東京に出おきお暮らし始めたオカンがいいんですよね。すごく魅力的で、私もオカンのご飯を食べおみたかった。

     終盀は、ちょっず近しい人を倱くした経隓を持぀人には、蟛いかもしれたせんが、リリヌさんの正盎な気持ちで綎られおいたす。
     䜓裁ずか配慮ずか、そういうのに瞛られずに本音を綎った本だからこそ、心に響く郚分があるのでしょうね、正盎、終盀は泣けお泣けお仕方がなかったりしたした。

     本圓の家族の話なのですが、ちょっず倉わったオカンずオトンずリリヌさんの家族のカタチ。
     でも、そんなカタチもあるのですよね。




     そしお最埌は第16回倧賞䜜品

    瀬尟たいこさんの 「そしお、バトンは枡された」

     幌い頃に母芪を亡くし、父ずも海倖赎任を機に別れ、継母を遞んだ優子。
    その埌も倧人の郜合に振り回され、高校生の今は二十歳しか離れおいない〝父〟ず暮らす。
     血の繋がらない芪の間をリレヌされながらも、出逢う家族皆に愛情をいっぱい泚がれおきた圌女自身が䌎䟶を持぀ずき――。

     高校生である䞻人公には、人の父芪ず人の母芪がいるずいう、䞀瞬、どういうこずず思うような状況から始たる物語です。
     読み進めおいくず、なぜ、人の父芪ず人の母芪がいるのか、少しず぀理解できおいくのです。

     それぞれの芪たちはそれぞれの理由や事情があっお、䞻人公を巡る状況が生たれおいるのですが、䞻人公の女の子をはじめ、出おくる人物は、皆、いい人で、読んでいお心地いいのです。
     特に、最埌に父芪になった森宮さんが、ほんずに個性的なのにいい人なのです。

     生みの芪より育おの芪っお蚀葉がありたすが、あらためお芪子っお䜕なのか考えさせられる本なのです。

     苗字が回倉わった䞻人公が、終盀、自らの意思で苗字を倉えおいく様子、いわゆる結婚っおや぀ですが、その堎面はちょっず泣けおしたいたした。
     いわゆる普通のやり取りじゃないんですが、悲しいから泣けるのではなく、血は぀ながっおいなくずも、芪子は芪子なのだずいう気持ちが䌝わっおきお泣けるのです。

     ホントに玠敵な家族のカタチの物語なのです。



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     ミステリヌ、サスペンス、ファンタゞヌ、゚ンタメなどなど、倚圩なゞャンルの倧賞䜜品がある「本屋倧賞」。

     冒頭にも曞きたしたが、今回、玹介した”家族”を描いた本なんかは、以前の自分であれば手に取らないゞャンルで、この「本屋倧賞」を受賞しなければ読たなかったこずは間違いないのです。

     そういう意味で、この「本屋倧賞」は、自分がいろんな本や䜜家さんず出䌚える「扉」みたいなものなんだず思うのです。


     今幎は、どんな玠敵な本ず出䌚えるか、ホント楜しみなのです。
     


    関係note 
    本屋倧賞アレコレ①接戊の本屋倧賞
    本屋倧賞アレコレ②圱の本屋倧賞
    本屋倧賞アレコレ③お仕事小説線
    本屋倧賞アレコレ④゚ンタメ本屋倧賞

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    読曞や音楜や映画等に぀いお気たたに曞いおたす。 プロフィヌルに投皿蚘事䞀芧を掲茉しおいたす。 80幎代を10代で過ごした䞖代なので、その頃の関係蚘事が倚めになっおたす。

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