
褒め上手たちに救われた先の、とっても小さな不安
褒め上手たちに囲まれて、自分の中で自信や自己肯定感が高まるという経験をした。
元々食べるのが好き。
ひとりで食べるのもいいし、それを家族・友人・同僚に差し入れして一緒に過ごしたり、情報交換するのも楽しくて仕方がない。
そしてある時気がついた。
食べ物、特にスイーツがきっかけで仲良しな人が増えたなと。プライベートでも仕事でも、私は美味しいお菓子を知ってる人としてポジションを築いていた。差し入れをすることも多かったので、それで顔と名前を覚えられるほど。
あら私にも得意分野があるのねと、照れ臭くも嬉しく感じた。少し前までは、私より詳しい人沢山いるし、と謙遜でなく本気でそう思って縮こまっていた。No.1じゃないと意味がないと思っていたのかもしれない。
実際に私より詳しい人はごまんといるし、まだまだ知らないお店や商品も多い。
でもスイーツに関しては、自分と周りを比較して自分を下げなくなった。それくらい、周りが純粋に喜んで褒めてくれた。
ちょうどここ数年、素直に肯定的な言葉を出してくれる人たちに恵まれていたこともあるのだろう。喜ばれて、頼られることもあって、きゃっきゃと華やいだ会話をする。
そうなると情報収集にも力が入って、すごく素敵なループに入っていた。
結果、何というか、すっかり自己肯定感が上がったのだ。
そんな中で、私はダイエットを始めた。
好きな服を綺麗に着たいという非常にポジティブな理由だ。多趣味なせいで、衣装道楽でもあったもので。
以前、パーソナルジムに通って身体を絞っていた。
当時は洋服屋の試着室で、スタッフさんに背中を大絶賛してもらったこともある。
それがコロナ禍を経て、すっかりムチムチに。
だから心機一転、全盛期のコンディションに身体を戻す決意をしたのだ。
しかし、そこでふと気がついた。
もしかして、スイーツ情報のアップデートができなくなるんじゃないの?
スイーツのトレンドの動きは早いし、新しいお店もどんどん出てくる。しかも食べないと美味しいかどうか判断できない。
幸いそれで関係を切る人たちではない確信はある。
でも、せっかく私が自信を持っていた分野なのに。
これがなくなってしまったとして、私に輝けるところは残るの?
そんな風に考えて数ヶ月。
何のことはない。何も変わらなかった。
むしろ、適度にお菓子を食べながら痩せている。
食べるタイミングや量は意識するようにはなったが。
最悪を先回りして想像して、勝手に悲観していただけ。
スイーツはちょっとしたお楽しみの存在のまま。
だからまあ、きっと大丈夫だと思っている。