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オタクって楽しい!珍しい解釈違いと出会った話

    解釈違いはオタクの数だけある!

    オタク趣味で世界の広さを知る

    オタクの世界で生きることは山登りと同じ。どこに
    ヒドゥンクレバス(隠れた割れ目)があるかわからない。一歩間違えたら、落とし穴に落ちて真っ逆さまなんてことも多々ある。そのため、オタクたちはどこにあるかわからない落とし穴に気をつけながら会話をすることになる。

    そのため、オタク同士の会話にはちょっとした緊張が付き物だが、かえってそれが面白いこともある。筆者は世にも珍しい解釈違いと遭遇した。あの経験は貴重だったし、世界の広さを知ることができた。本記事では、そんな体験談を書こうと思う。

    恐竜の舌は汚いか論争(?)

    筆者がヒドゥンクレバスに落ちかけたのは、DINO-A-LIVE『恐竜大夜行2025』というイベントに参加したときのこと。このイベントでは、恐竜のアニマトロニクスが登場し、観客に迫ってくるのが特徴であり、いわゆる“ファンサ”が魅力となっている。また、DINO-A-LIVEには大人のファンも多く、推し恐竜がいるファンも多い。

    今年の締めはDINO-A-LIVEの『恐竜大夜行2025』!今年は若い羽毛の生えたティラノサウルスも登場したけど、実写版『ヒックとドラゴン』の影響か、スコミムスがモンスター・ナイトメアっぽくて良かったなぁ......それにしても恐竜と百鬼夜行の組み合わせ、すごいアイデアだよね......#恐竜大夜行2025 pic.twitter.com/Td5p1XEF9s

    — 鯨ヶ岬勇士/イサナガミサキユウシ (@Sleeped_Beowulf) December 27, 2025

    恐竜に噛みつかれるというのは、“ファンサ”の中の“ファンサ“であり、そこで口の中がチラ見えするのは一種の(不適切な表現かもしれないが)チラリズムのような魅力がある。そこで筆者は解釈違いに遭遇し、驚き、そして感動を覚えた。

    スピノサウルス科の恐竜、スコミムスが噛みつく際に口の中から長い舌がちらりと見える。その舌を汚いという表現したファンがいた。しかし、これは悪口などでは一切ない。スコミムスという恐竜自体が名前の意味が「ワニもどき」という意味であり、肉食動物特有の口臭があるのではないかと考察したものだったのだ。

    恐竜の口臭には諸説あり、現代の草食動物のように胃で反芻するのであまり臭くない説や、半水性の恐竜は口を泳ぎながら洗うので臭くないという説もある。そのため、恐竜の舌が汚いかどうかという解釈違いが生まれたのだ。

    だからオタクはやめられない!

    このとき筆者が抱いた感情は一つだった。

    恐竜の口臭で熱く語れるなんて、なんて面白い界隈なんだ!

    普段生活していて、DINO-A-LIVEに大人だけで参加するのは難しいところがある。そのため、2026年3月にDINO-A-LIVEが18歳以上限定の大人向け恐竜ライブ『DINOSAUR RUNWAY』を開催するほどだ。それゆえにDINO-A-LIVEの会場で出会うことは難しく、そこから「恐竜の口臭ってどう思いますか?」なんてマニアックなトークに繋げるのは難しい。

    しかし、現代のX(旧Twitter)では「恐竜の口臭についてのトーク」ができる。その上、自分は反芻しているので口臭はあまり無いだろうという派閥、それに対してゲップや生魚を食べている恐竜たちに口臭はあったという派閥でトークができる。こんな機会が他にあるだろうか。

    普通は解釈違いは気をつけるべきものだが、今回は非常に興味深く、筆者としては楽しいものだった。今後、『DINOSAUR RUNWAY』で大人のファンが増えれば、このようなトークがもっとできるかもしれない。今後もオタクとして生きていこう、そう思えた解釈違いだった。


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    1998生まれのZ世代。好きだった映画&ドラマ鑑賞が高じ、政治・差別問題に興味を持つようになり、それらのニュースを追うようになる。大学時代は伝統文化や宗教に関する文化人類学を研究。お仕事はTwitter、下記メールアドレスから beowulf1gotaland@gmail.com

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