
置配
僕はアマゾンの配達員を恨んでいる。
本を買ったんだよ、アマゾンで。
特製しおり付きだって言うから、わざわざアマゾンで。
我が家の玄関ポーチには、直方体の宅配ボックスがある。上半分がポストで、下半分が宅配ボックス。本一冊ぐらいであれば、上下どちらでも問題なく収めることができる。
ご存じの通り、本は封筒のような梱包で届くアマゾン。一時期は人を小馬鹿にしたような過剰包装で巨大な段ボールで送られてくる頃もあったが、今はそんなことはない。中身相応の外身で、厳しい環境に置かれることはほとんど想定されていない。「まぁ普通、ポストに入れるっしょ」と、梱包係も思っている。
台風7号と8号が迫る木曜日。強雨が降る中、僕が頼んだ1冊の本は、宅配ボックスの側面に立てかけられていた。
うぉおおおおおおい!!しかもより屋外に近い方の側面!!!
手に取った本の外側は、しっとりとして少し冷たかった。「ポストに入れる」と「立てかける」を天秤にかけて、この答えを選んだんだろうか。迷っているその間にポストに差し込んでくれれば、それで済んだのに。置き配だから置いた?カッチカチのその頭に、柔軟剤を2リットルかけてあげたい。
家の中で梱包材を開いてみると、特典付きの本であったため薄いビニールに包まれた本が出てきた。おいおいおい、これなら雨でも濡れることはないじゃないか。アマゾン配達員は、もともとこの情報を持っていたんだ…
にくいなぁ、アマゾン。