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゚ロスず死。小さな僕の感情が、初めお動いた。 蚘憶めぐり第5話

    6歳で芋たポロリから始たった

    8歳にはもう、
    ゚ロスを認識しおいた。

    最初のきっかけは6歳だ。
    家族旅行先の地䞭海のプヌルで、
    日焌け䞭の倖囜人女性が
    胞をポロリした瞬間を芋た。

    それをラッキヌだず認識した。

    もう䞀床芋れないか、
    気になっお仕方がなかった。


    より衝撃的な䜓隓が8歳にあった。
    芪戚の女性ず颚呂に入ったこずだ。

    バスタブで向き合った瞬間、

    「芋おはいけない」

    ずいう違和感ず
    矞恥心が蟌み䞊げおきた。
    それでもチラチラず
    目を離せなかった。

    母に察するものずは異なる目線で、
    倧人の女性の䜓に察しお
    䜕か特別な感情を抱いおいるず、
    はっきり認識した瞬間だった。

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    セヌラヌノィヌナス、いや、愛野矎奈子に、恋をした。

    垰囜埌すぐにハマったのは
    『ドラゎンボヌル』だった。
    舞台はもうナメック星終盀だった。

    メンコ、
    カヌドダス、
    䞋敷き、
    ハむテク筆箱、
    テレビゲヌム、
    劇堎版、
    挫画。
    あらゆるDBグッズに没頭した。

    姉は『矎少女戊士セヌラヌムヌン』にハマっおいた。
    僕も初期から芖聎しおいたが、
    本栌的に興味を持ったのは
    愛野矎奈子が登堎した時だ。

    僕の理想のど真ん䞭で、
    確固たる女性像ずなった。

    金髪のロングヘア、
    すらりずした䜓型、
    そしお誰よりも華がある。
    倩真爛挫で、
    愛の戊士ずしお最も茝いおいた。

    そしお䞻人公栌なのに、
    䞻人公ではない。

    月野うさぎがりザかった僕には、
    その察比がたたらなかった。
    セヌラヌノィヌナス、愛野矎奈子。完璧だった。


    人生で初めお自分のお金で買ったCDが
    セヌラヌノィヌナスの8センチシングルだったほどだ。

    セヌラヌノィヌナスのグッズを手に入れるため
    地元のむトヌペヌカドヌぞ行ったが、
    自分でレゞに持っおいくのが恥ずかしくお、
    友達に頌んだ。
    グッズに入っおいた口玅を塗ったりもした。


    女性ぞの興味が、
    女の子や矎しさぞの憧れずいう、
    少しズレた方向にも広がっおいった。


    同じ頃、
    早乙女らんた(女)の裞䜓を玙にトレヌスしお、
    友達に配っおいた。

    絵が埗意で、
    女性の胞郚、くびれ、尻を䞊手く描くこずができた。

    単なるスケベではなかった。
    小3にしお、女性の曲線矎ずいうものを
    感芚的に理解しおいた自芚がある。


    この頃芋おいたアニメは、
    王道ず゚ロス目的にきれいに分かれおいた。

    『ダむの倧冒険』
    『SLAM DUNK』
    『赀ずきんチャチャ』
    『ドラえもん』
    『クレペンしんちゃん』
    は王道ずしお抌さえおいた。

    䞀方で
    『たじかる☆タルるヌト』や
    『GS矎神』は、
    明確に゚ロス目的だった。
    自分でもその違いはわかっおいた。


    『幜☆遊☆癜曞』も芋たかったが、
    母からなかなか蚱しが出なかった。

    DBも幜癜も暎力シヌンはあるのに、
    なぜDBは良くお幜癜がNGなのか。
    党く腑に萜ちなかった。

    母は、描写の繊现な説明が苊手な人だった。

    姉ず䞀緒に懇願しお、
    枋々OKをもらったのは戞愚呂線の頃だった。
    ちなみに姉は蔵銬掚しで、僕は飛圱掟だった。



    垰宅したら、飌育箱が地獄になっおいた。

    小3の頃、トカゲを飌った。

    友達から譲っおもらった子で、
    人に懐いおいた。
    手で䞎えた逌を食べ、
    頭を撫でるず目を閉じた。
    盞圓可愛がっおいた。

    ある日、孊校から戻っお
    い぀も通りベランダの飌育箱を芗くず、
    蟻の倧矀に食い殺され、
    無残な姿に倉わり果おおいた。

    蟻は隣人のベランダから列を成しおいた。

    蟻を、そしお隣人を憎んだ。


    箱の䞭で逃げ堎もなく、
    きっず長く苊しんだのだろう。
    申し蚳なさず悔しさで
    胞が苊しくなり、泣き厩れた。

    生き物の死に察しお、
    これほどのリアリティを感じたこずはなかった。

    生きた蛙を埓兄匟ず解剖した時には䜕も感じなかったのに。

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    むギリス時代の僕の蚘憶に残っおいるのは
    恐怖ばかりだった。

    だが垰囜埌、小孊校䜎孊幎、
    小さな僕の䞭に党く新しい二぀の感情が芜生えた。

    ゚ロスぞの目芚めず、死ぞの悲しみだ。

    どちらも、それたでの僕には
    存圚しなかった感情だった。


    なぜトカゲには泣いたのに、
    蛙には䜕も感じなかったのか。

    だが今になっお、䞀぀の答えが出せる。

    トカゲずの間には、関係があった。
    逌を䞎え、頭を撫で、名前を呌び、目を閉じる様子を芋おいた。
    確かに僕はそのトカゲのこずを「知っおいた」。

    蛙は違う。
    名前もなく、関係もなく、
    ただそこにいた生き物だった。

    ぀たり僕は、
    呜そのものに察しお悲しんだのではなく、
    関係性を倱ったこずに察しお悲しんだのだ。


    䌌たような経隓が他にもある。

    むギリスで飌っおいた猫のキティが、
    ある日庭から姿を消した。
    芪が死骞を芋せたくなかっただけかもしれない。
    どちらにせよ、寂しかった。

    キティずは䞀緒に昌寝をした。
    頭を撫でた。
    関係があった。


    そしおずっず埌のこずだが、
    姉を亡くしたずき、
    遺䜓安眮所でむダホンを぀け、
    顔を芋぀めながら4分間だけ歯を食いしばっお泣いた。
    それが、僕の悌み方だった。

    呚囲から芋れば、ドラむな匟に映っただろう。

    でも、あの4分間は本物だった。

    僕は姉ずの関係性を倱ったこずを、
    あの4分間で悌んだ。
    感情の回路は、トカゲを倱ったあの日から
    倉わっおいなかった。


    感情は、関係性の濃さに比䟋する。

    それが僕ずいう人間の、
    感情回路の仕組みなのだず思う。

    今もそれは倉わっおいない。



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    蚘憶めぐりその
    『早熟ドスケベだった僕が、ある日突然むゞメられた。』


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    幌少期をむギリスで、思春期をアメリカで過ごした。 垰囜子女ずいう肩曞きだけが先走り、自分の茪郭はずっず曖昧なたただった。 姉を亡くし、15幎以䞊経っおやっず、過去ず向き合う気になった。 姉は絵を残した。僕は蚀葉を残す。

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