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”ヘラヘラ笑うアホ上司! 〜こんなヤツが会社をダメにする〜

    ブラック企業に勤めて33年。
    これは、非常時にもルールを守らない
    “危機感ゼロな上司”にあきれたエピソードです。

    ◇【非常事態】その時、上司は…

    「休みだからいいでしょ?」

    アッケラカンと笑うN部長。
    その無神経さに、私は膝から崩れ落ちそうになった。

    その日は日曜の午後。
    工場で大トラブルが発生し、不良品の山が現場のそこいら中にころがっていた。

    サイレンと怒号が鳴り響き、
    現場はまるで地震直後のようなパニック状態だった。

    休み中だった私も、現場からの緊急連絡をうけ、
    「また行くの……」と冷ややかな目でみる家族を振りきって、
    現場に駆けつけ、汗だくで対応に追われていた。

    「とにかくN部長に連絡だ!」

    (プルル…プルル…ガチャ)

    「どした〜?」

    電話ごしに、いつもの軽すぎる口調が返ってくる。

    「目処が立ちません、すぐ来てください!」
    「あっそう、あとでね」
    「いやいや、あとでじゃなくて!!」

    (もう、イラッとするなぁ!)

    (まったく!この人はいつもこの調子だ!)

    とはいえ、現場に来てくれるという。
    でも……嫌な予感しかしなかった。

    ◇【嫌な予感】やっぱりこうなった

    しばらくして、現場の担当者のS君がそっと耳打ちしてきた。

    「あれ、誰っすか…?」

    彼が指さす方を見ると、
    現場の隅っこにポツンと立って”ヘラヘラ笑ってる一人の男がいる――

    「えっ? 近所のおじさん?」
    (いやいや違う、N部長だ!)

    ヨレヨレのポロシャツにスニーカー。
    まるで買い物の途中に迷いこんできた、通りすがりのジジイのようだった

    「マジかコイツ!…私服で現場に来たのか…」

    思わず私も、口調が荒くなる。

    「間違って入ってきたんすかね?」
    S君が悪ガキふうにウィンクする。

    「いいんすか?あれ…」
    (何とかしろよ!と言いたげ)

    「わかった、注意してくる…」
    (いやな予感があたった)

    私はため息をつきながら工具を置いて、
    N部長のもとへ…

    ◇【もう無理】ルールも守れない上司に

    「お休み中、すみません」
    「でもここは工場ですよ、作業着を着てください」

    (なんで上司に注意せなアカン…)

    そう思いながらも口にすると、N部長はこう返してきた。

    「え? 日曜だしいいじゃん」
    (はい?なに言ってんの…)

    ”ダメに決まってんだろ!”
    大声で、心の中でさけぶ自分をなだめつつ

    「いやいや、ルールは守ってください」
    「え? だって洗濯中だし」

    (そ、そんな勝手な理由が通るわけないだろ…)

    もう無理、こんなアホ上司とこれ以上つきあってられん。

    部下たちにも、とても見せられないと思い、
    N部長には状況を丁寧に説明してご帰宅いただいた。

    ◇【憎めない】部下のひと言が救いに

    「さっきのあれ、ありっすか?」

    S君が皮肉っぽく言ってくる。

    「バカ! ダメに決まってるだろ」

    あれは悪い見本だ、と彼に伝え、私は再び復旧作業に戻った。

    ブラック企業に勤めて33年――
    ーーーーーーーーーーーーーー
    模範にならないアホ上司に、
    流されてはいけない。
    例外を認めたら、みなマネして
    全てが崩れる。
    ーーーーーーーーーーーーーー
    組織のルールは、まず上司が守ってこそだ。

    その後、
    どうにかトラブルから復旧し、ホッと一息ついてるとき。

    「N部長、また呼びます?」
    S君がいたずらっぽく笑って言った。

    (ふっ……憎めないやつだ)

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