
精神疾患に抵抗のない私の学生時代 〜高校編②〜
B先輩からのメールはこうでした。
「SISちゃん、いつもBをありがとう。」
え?
本人からのメールじゃないの?
私はすぐに察しました。
B先輩の副人格の方だ!と。
「ひょっとしてミカさんですか?」
「そう、私はBの副人格のミカだよ。
今Bはひどく傷ついていて
表に出てこれる状態じゃないから
最近はほとんど私が対応してるの。」
副人格のミカさんは
20を超えるB先輩の副人格の中で
B先輩の主人格の代わりを務める
リーダー的存在で
性格もB先輩のそのものに近く
その名前も一部のメンバーは
知らされていました。
ただここで前提が覆りました。
今ではメインで出てきてるのが
B先輩ではなく
ミカさんだと言うのです。
「じゃあ私と知り合ってからは
B先輩じゃなくてミカさんと
ずっと話していたってことですか?」
「そう、本当のBは今は
C(B先輩の彼氏)と居る時しか
出てこない。
ちょっと休ませてるんだよね。
だけど私は
Bと記憶の共有が出来るから
本当のBが出てきた時も
BはSISのこと知らないって
ことはないから安心して。
SISには本当のこと言っておきたくて。」
衝撃的でした。
改めてこんなドラマのような話が
現実にあるのかと。
(2回目)
実はこのヤンキーっぽいB先輩と
最初に出てきた真面目系のA先輩
雰囲気は違えど同じ理数クラスでした。
B先輩も素行が悪いだけで
頭はいい方でした。
あとで知ったのですが
この一個上の代の理数クラスは
別名「芸能クラス」と言われるほど
美男美女でかつ成績優秀な生徒が多く
それによりクラス内での序列や競争が激しく
たくさんの生徒が
精神的に病んでいたようです。
その結果多重人格の患者を
二人も産んでしまいました。
こんな短期間に多重人格の患者に
二人も出会った場所は
後にも先にもここしか知りません。
B先輩が留年してきたクラスは
私から見てここも芸能クラスなんじゃないか
という程
美男美女で成績優秀な生徒が
揃うクラスでしたが
B先輩はほどなくして
うまく馴染むことが出来て
前ほど遊ぶことはなくなりました。
B先輩の主人格は
無事表に出てこれるようになったのか
わかりませんが
B先輩は地元で
家庭を作って幸せに暮らしている
そうです。
ちなみに高校編はここで終わりですが
続きます。