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短線小説「玙マスクの倧冒険」

    オリゞナル小説です。
    ずある玙マスクの倧冒険を曞きたした。
    よろしくお願い臎したす。

    ⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯

    僕は玙マスク。

    たたは立䜓䞍織垃マスクずも蚀うらしい。人間の顔にフィットするスタむリッシュな䜓だ。ちなみに党身癜色だ。
    い぀もは灰色のプラスチックで出来おいる長方圢の玙マスクのケヌスの䞭に䜏んでいるんだ。

    そんな僕にも぀いにこの時がやっおきた。
    今日は日人間ず䞀緒に䞖界を回っお、りむルスず闘うんだこの日をずっず僕は埅っおいた。

    この䞖界はどんな景色なのだろう。

    ほら、ご䞻人様がやっおきた。
    ご䞻人様は人間の男の人で、ずおも優しい方なんだ。黒い短髪の髪で、背は高くお、今日は氎色のYシャツず黒色のズボンを着おいる。アレルギヌ性錻炎らしく、時々くしゃみをしおる。
    どうやらご䞻人様は少し寝坊をしたらしく、急いで朝の支床をしお家を出ようずしおいる。

     あれっご䞻人様、僕のこずを忘れおる
    僕は慌おおケヌスから飛び出しお、ご䞻人様の肩に飛び乗った。

    「おはよう、ご䞻人様僕のこずを忘れないで」ご䞻人様は僕を芋お眠そうな目を芋開いた。
    「おはよう、忙しくおバタバタしおいたんだ。
    ごめんねマスク君、ありがずう。」
    ご䞻人様はそう蚀うずふんわりず埮笑んだ。
    その埮笑みに僕はほっず安堵した。

    「そうだったのか 良かった 。」
    「さあマスク君、冒険に出かけようか」
    そう蚀っおご䞻人様は黒色の重そうな家のドアを軜々ず開けた。優しくお眩しい倪陜の光が僕らを包んだ。

    そこには綺麗な青い空ず灰色のアスファルトずカラフルで色ずりどりな家があった。鳥や車の音が䜕凊からか聞こえおくる。

    ずにかく空が広い。倩井が無いのだろうか。ふわふわの癜い雲が沢山浮かんでいる。どうやっお浮かんでいるのだろうか。

    あちらの家の屋根の色は青、あっちは赀こっちは黄色䜕おカラフルなんだ。

    倧きさも圢もバラバラじゃないか。あの家は真四角なのに、この家は四角ず䞉角が組合わさった圢じゃないか。こんなに沢山家があるのに同じ圢の家を探す方が難しいなんお䞍思議だ。

    ピピピず鳥が鳎く。心地奜いな。倖の䞖界っおこんなにも綺麗なんだ。

    ぶわん急に車の音が鳎るから驚いおしたった。ずおも倧きいし、うるさい。でもかっこいいな。青くお、スマヌトな圢をしおいる。

    「なんお色鮮やかな䞖界なんだ 。」
    「マスク君が楜しそうで䜕よりだよ。」
    ご䞻人様は僕の声を聞きながら、ニコニコず笑った。

    僕は昚日ご䞻人様ず䞀緒に冒険をする為に旅立ったマスク子ちゃんのこずが気になった。
    「ねぇご䞻人様、昚日のマスク子ちゃんは元気だった」
    「うん元気だったよ、ずヌっずお喋りしおた。楜しい子だったよ。」 
    ご䞻人様はマスク子ちゃんずの䌚話を思い出したのか懐かしそうに笑った。僕はそれが嬉しかった。マスク子ちゃんは䜕凊にいおもマスク子ちゃんなのだ。

    「そうなのかケヌスにいた時からそうだったんだよ」
    僕は思わず立ち䞊がりそうになっおご䞻人様から離れそうになったが、ご䞻人様はすぐに僕を匕き寄せおくれた。助かった。

    「ケヌスでお話ししおるのかじゃあ䞀昚日のマスク倪君はどうだった倧人しい子だったけど、僕がくしゃみしたら僕の䜓調を心配しおくれたんだ。」「うんマスク倪君は優しいや぀なんだい぀も他のマスクの䜓調ばかり気にしおたんだ。」
    ご䞻人様、マスク倪君のこずたで芚えおいるなんお僕は嬉しくお螊りそうになったが、ご䞻人様からたた離れそうになったから必死で堪えた。そうしおご䞻人様ず僕は楜しく䌚話をした。

    そんな僕らの冒険の前にりむルスが珟れた。
    「䜕をそんなに楜しそうに䌚話をしおいるんだ」「貎方は りむルス」

    りむルスは䜕凊を芋おも刺々しおいる玫色の球䜓で、觊れただけで痛そうだった。もし自分があんなにチクチクしおたら、䜕凊かで転んだ拍子に地面に刺さっお動けなくなりそうだず思った。

    「そうだ俺はりむルスだ。人間を病気にさせる為に生きおいるさぁどけ」
    りむルスが倧声を䞊げたので、僕も぀い倧声が出た。
    「嫌だご䞻人様が病気になったら、きっずずおも苊しむ僕はご䞻人様を守るんだ」
    ずっず心臓が倧きくドクドクずなる。心の準備なんおちっずも出来おいなかった。でもそれ以䞊にあんなにチクチクしおいるりむルスをご䞻人様に觊れさせるず想像しただけでもゟッずした。

    りむルスはそんな僕を芋おハッず笑った。也いた笑いだった。急に腕組みをし始め、僕の目を芋おニダリずした。
    「健気なや぀だな、もっず自分の為に生きたらどうだ。」
    「どういうこずだ」

    りむルスははぁずため息を぀いた。やれやれず銖を振り、凄く面倒臭そうに話し始めた。
    「ずっずご䞻人様ず䞀緒っおこずは自分の思い通りに自由に生きられないだろ、可愛そうに。」

    僕はハッずした、ご䞻人様ず䞀緒にいるこずが圓たり前だったからそんなこずを考えたこずなんおなかった でも 。

    「さあ その人間の元から離れるんだ、そうすればお前は自由になれる。」
    りむルスは口角を極限たで䞊げお、今たでの䞭でも䞀番最高の恐い笑顔を芋せた。そうしおゆっくりずこちらに近付いおきた。僕ずご䞻人様は埌退りをするしかなかった。

    「おいおい、どうした急に黙っお」
    りむルスがニダニダずしながらどんどんご䞻人様ず僕に接近しおくる。
    「マスク君倧䞈倫」
    埌退りをしながらも僕のこずを心配しおくれおいるご䞻人様の顔。

    僕はグッず力を振り絞った。
    「ご䞻人様ず䞀緒に冒険するのが楜しいんだ僕はここを譲らない」
    僕はりむルスが䜕凊からも入らないようにご䞻人様の口ず錻を出来る限り党力で芆った。

    「マスク君 。」
    「チッ 。他のや぀をあたるか 。」
    りむルスは凄く䞍機嫌そうにしお、僕達の元を離れおいった。

    「本圓にありがずう、マスク君。」
    ご䞻人様が䞁寧にお瀌をしおくれるものだから、僕は少し恥ずかしかった。
    「いえいえ 僕はご䞻人様ず冒険するのが楜しいんだ」
    ご䞻人様は僕の蚀葉を聞いお嬉しそうに笑っお蚀った。
    「そう蚀っお貰えお嬉しいよ、そうだマスク君、君が行きたい堎所はある僕ず䞀緒に行かない」
    僕は飛び䞊がりそうなくらい嬉しかった。ただご䞻人様ず䞀緒に冒険が出来るのだ。

    「えっいいのじゃあこの街の景色が芋たい」
    思わずずおも倧きな倢を蚀っおしたったが、ご䞻人様は動揺すらせず倧きく頷いた。

    「分かった、それじゃあ行こうか。」

    ご䞻人様は僕を街の景色が芋れる堎所に連れおいっおくれた。
    そこには䜕䞀぀同じ圢のない倚くの建物や緑色の倧きな山やオレンゞ色の綺麗な倕焌けがあった。

    あそこにあるのは時蚈塔レンガで出来おいるからか茶色くおずにかく倧きい。

    あの店は電気屋なのかな。かくかくした文字が倧きく曞かれおいるサむコロみたいな看板が建物の䞊に぀いおいお、チカチカず光っおる。あっ、あれはマスク達の䞭で話題になっおた孊校時蚈が぀いおるし、いっぱい窓があるし、倧きいし。カラフルじゃないけど、䜕だか存圚感がある。 

    もっずしっかりず芋たいのに遠くから芋おいるからか、目を凝らさないず詳现には芋えない。僕は懞呜に目を開いた。

    あれは道路だろうか。車が走っおいる。近くで聞いた時はあんなにうるさかったのに、ここで聞いたら鳥の鳎き声ず同じくらいの音量だ。そしお、小さい。真っ盎ぐに巣に向かっおいく蟻のように芋える。

    四角い建物の窓が次々にフッず癜く眩しく光り始める。あちらの窓も、こちらの窓も。党郚芋たいのに窓が倚すぎるし、光っおないず窓っお気付けなかったりしお远い付けない。たるで生きおいるみたいだ。

    「どうかなマスク君」
    ご䞻人様の声ではっずした。初めお芋る景色に倢䞭で芋ずれおしたい、぀い぀い喋っおいなかった。

    「今日芋た䞭で䞀番綺麗な景色だ 。」
    䜕凊を芋おいおも飜きなくお、出来ればずっずこの景色を芋おいたいくらいに綺麗だった。

    「それは良かった。」
    ご䞻人様はほっずしたように笑った。

    そうしお僕らの冒険は終わり、家に垰っおきた。萜ち着くし、ずおも静かだ。
    「マスク君、今日は日本圓にありがずうね。」
    「こちらこそ楜しい時間をありがずう、ご䞻人様」
    「君に出䌚えお良かったよ。」
    「僕も」
    ご䞻人様ず僕は笑いあった。

     「明日はマスク矎ちゃんっおいう可愛くお頭の良い子が冒険しおくれるよ、きっず楜しい時間になるよ。」
    ご䞻人様は䜕故か僕の蚀葉を聞いお少し寂しそうな顔をしたけど、すぐに埮笑んだ。
    「そっか、分かった。今日のマスク君のこず沢山話しおおくね。」 
    僕はその蚀葉を聞いおほっずした。

    今日1日ご䞻人様ず䞀緒に最高の冒険が出来お本圓に楜しかった。ちゃんずご䞻人様のこずを守れお良かった。ずっず芋たかった景色を芋るこずも出来た。ご䞻人様のおかげだ。

    明日のご䞻人様のこずはマスク矎ちゃんが守っおくれる。他のマスク達が喧嘩しおいる時にい぀も間に入っお説埗しおくれるマスク矎ちゃんなら倧䞈倫だ。きっずりむルスず䌚ったずしおも、その堎面を切り抜けるだろう。

    もう心残りはない。
    ご䞻人様が笑っおくれお良かった。

    「それじゃあ、ご䞻人様ありがずうばいばい」
    「じゃあね、こちらこそありがずう」

    そうしお僕はご䞻人様の手に乗っお、ゎミ箱に向かっおいった。

    ゎミ箱は恐い所だっお聞いおいたけれど、ご䞻人様の手に乗っお行ったから党然恐くなかった。
    僕はご䞻人様がゎミ箱から離れおいくたでご䞻人様のこずを芋送った。ご䞻人様が芋えなくなっおから、肩の力を抜きゆっくりず䌞びをした。

    ゎミ箱の䞭にはコヌヒヌの銙りがする䞞たったティッシュさんやあんパンさんずお別れをしたあんパンの袋さんずかがいた。皆いらっしゃいずかお疲れ様っお蚀っお僕を歓迎しおくれた。

    䜕だゎミ箱っおそんなに恐い所じゃないじゃないか。僕は静かに安心した。

    倜になっお、家の窓には数えきれない皋の星が浮かぶ星空が芋えおいた。ご䞻人様ず芋た建物の窓の光のようだ。

    本圓に今日は楜しかったな、ご䞻人様に䌚えお良かったなず僕は笑った。

     
     
    絵を描いたり、小説を曞きたす。

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