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「煮物は多く作ったほうが美味しい」は本当か?二人前が美味しい魔法の凝縮レシピ

    「カレーと筑前煮は3日、南蛮漬けときんぴらごぼうは4日を擁する。」
    これは夫婦二人の我が家での食べきる日数です。

     料理本の基本は4人前です、2人前ならばその半量でやればいいかというと、そうはならないのは皆さんもご存じでしょう。特に煮物などある程度の量を作らないと旨味が出ないと言われます。そのような料理を2人前でも簡単に手早く、コクがあって美味しくできる調理法を紹介いたします。
     これを実践していただければ、
    ・何日も同じ料理を食べなくていい
    ・当日消費するので衛生的
    ・食べきるからロスがない
    ・残飯がなくて片付けが楽
    ・食費が減る
    ・残り物が出ないので、冷蔵庫に余裕ができる
    ・早く仕上がるから光熱費もおさえられる
    など利点は多くあります。
     何しろ完食してもらえるので、作った人はとても嬉しく幸せな気持ちになります。

    1,旨味凝縮!無水焚き肉じゃが豆腐
                                        2,二日目はない、当日喰い切りガーリックカレー
                                3,オイルの魔法、コクを感じるポワレ風赤魚の煮つけ


    1:【無水焚き肉じゃが豆腐】
    この料理ポイントは、水を使わず、豆腐の水分を利用し旨味を凝縮。
    出汁も使わないので、牛肉と玉葱の旨味をジャガイモと豆腐が吸収。素材の美味しさを感じる一品。

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    <材料2人前>
    ・ジャガイモ 200g~250g
    ・牛肉薄切り 100g
    ・玉葱 100g
    ・もめん豆腐 100g
    ・白滝 60g
    ・ほうれん草 2株
    ・サラダ油 大さじ1

    [調味料]
    ●醤油・味醂 各大さじ2  ●日本酒 大さじ4  ●ザラメ 大さじ1

    ~作り方~
    1,ジャガイモは厚さ2㎝位にカット。玉葱は幅1㎝位の櫛形切り。白滝は湯掻いて10㎝位に切る。牛肉は3~5㎝に切る。豆腐も3㎝角位にカットする。

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    2,鍋にサラダ油をひいて、牛肉を焼く。

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    色が変わる程度で焦がさないように

    3,ジャガイモ、玉葱、白滝を入れて炒めるように焼き、調味料をすべて入れる。

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    玉葱が少し透き通ってきたら、調味料を投入

    4,蓋をして弱火で6分間煮る。

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    弱火とはいえ、中で必ずコトコト沸騰していること

    5,中央を開けて、豆腐を入れて蓋をして、更に6分間煮る。

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    豆腐をいれたら、また蓋をして6分間煮る

    6,ジャガイモに串を刺して柔らかくなっているか確認して火を止める。
    ※まだ固いようなら日本酒を加えて柔らかくなるまで煮る。

    7,器に盛り、ほうれん草を茹でて絞り、4㎝に切って青みとして添える。

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    上から煮汁もかけて、美味しそうに盛って完成!

     この方法なら素材の味を感じるので、「キタアカリ」や「インカのめざめ」などいろいろなジャガイモで作って楽しんでみてください。


    2:【喰い切りガーリックカレー】
    この料理ポイントは、ひき肉とガーリック、粉チーズとビターチョコレートでコクを出す。
    市販のカレールーは使いません。ひき肉を使うことで時短で旨味を出し、
    ガーリックで食欲をそそる、キーマカレーとも違った美味しさ。

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    <材料2人前>
    ・豚ひき肉 100g
    ・ジャガイモ 100g
    ・玉葱 100g
    ・人参 50g
    ・ニンニク 10g
    ・すりおろしニンニク 5g
    ・すりおろししょうが 5g
    ・サラダ油 大さじ1.5
    ・トマトケチャップ・ウスターソース 各小さじ1
    ・ビターチョコレート 5g
    ・コンソメ 5g
    ・粉チーズ 小さじ1
    ・塩 適量
    ・白飯 400g
    [ルー]
    ●バター 10g   ●薄力粉 大さじ1   ●カレー粉 小さじ2

    ~作り方~
    1,ニンニクを2㎜位にスライスする。
    2,深手のフライパンにサラダ油とニンニクを入れて弱火にかけて、ニンニクが少し色づいたらニンニクだけ取り出す。

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    少しきつね色になったら火を止めて、ニンニクを拾い上げる

    3,その鍋に残った油でひき肉をしっかりと炒める。

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    ポロポロになるまで完全に火を入れる

    4,ジャガイモは厚さ2㎝位にカット。人参は1㎝角位にカット。玉葱は2㎝角位にカットする。
    5,3に玉葱を加えて透き通ってくるまで炒める。

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    できれば、しんなりするまで、じっくりと炒める

    6,ジャガイモ、人参を入れて更に炒める。

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    ジャガイモと人参の表面に油がコーティングされる程度に加熱

    7,水600mlとコンソメ、すりおろしニンニク、すりおろししょうがを加えて弱火で15分間煮る。
    8,電子レンジに入れても良い茶碗に、バターと薄力粉を入れて、
    電子レンジで600wで1分加熱する。

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    9,加熱後そこへ、カレー粉を加えてホイッパーなどでよく混ぜる。

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    ダマがなくなるまでよく混ぜる

    10、7に9とトマトケチャップ、ウスターソース、ビターチョコレートを入れて3分間混ぜながら弱火で煮る。

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    鍋底をこするように混ぜる

    11、最後に粉チーズを加え、塩を加減しながら入れ、味を調える。
    12、器に白飯を盛り、カレーをよそったら、始めに作ったカリカリになったニンニクスライスを散らす。

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    お好みでラッキョウや福神漬けを添えて完成!

     市販のカレー粉を使わずに、ターメリックやクミンなどスパイスを組み合わせオリジナルの本格カレーにアレンジしてみても面白いです。


    3:【ポワレ風赤魚の煮つけ】
    この料理ポイントは、オイル焼きすることでコクが出て、粉をまぶすことで煮汁にとろみが付き魚に味が絡まる。更にオイスターソースで旨味アップ。
      ※今回は赤魚を使いましたが、別の魚でも構いません。

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    <材料2人前>
    ・赤魚切り身 2切れ
    ・アスパラガス 2本(青み)
    ・根深葱 10㎝
    ・しょうがスライス 1~2枚
    ・薄力粉 小さじ2
    ・サラダ油 大さじ1
    ・日本酒 50ml
    ・醤油 50ml
    ・味醂 50ml
    ・ザラメ 大さじ1
    ・オイスターソース 小さじ1

    ~作り方~
    1,アスパラガスは茹でて4㎝位に切りそろえておく。
    2,根深葱は斜めにスライスして水で洗い、軽く絞る。

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    できるだけ薄く

    3,切り身に薄力粉をまんべんなくまぶす。
    4,小さめのフライパンにサラダ油引いて、3の切り身の表面を焼く。
     ※皮目をパリッと焼き、身の側は軽く焼く。

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    表面を焼くだけで、中まで火を入れなくてよい

    5,そこへ日本酒、醤油、味醂、ザラメ、オイスターソース、しょうがスライスを入れ、アルミホイルで落とし蓋をして中火位で数分煮る。
    ※このときの火加減は、煮汁が吹きこぼれない程度に泡立って沸騰していること。

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    吹きこぼれない程度に沸騰させる

    6,煮汁が減ってきたら、お玉などで煮汁を魚にかけながら煮詰めていく。※煮汁が少な過ぎたら日本酒を少し加える。

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    煮詰めて旨味を凝縮させる

    7,煮汁が大さじ3程度になったら火を止める。
    8,魚を器に盛り、上から煮汁をかけ、2の葱をのせて、アスパラガスを
    添える。

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    お好みですが、粉山椒を振るとプロっぽい味になります

     コツは、弱火でコトコト煮るのではなく、ある程度火は強めにして沸騰させて短時間で煮詰めて旨味を凝縮させることです。
     中心まで味が染みなくてOK。煮汁と絡めて食べることで素材の味が感じられます。
     切り身に少しでも骨が付いていれば、骨から旨味が出て更に美味しい。


     
     以上3品をご紹介いたしました、この他にもまだまだ美味しくする技法はたくさんあります。
     昨今のコンビニやスーパーのお惣菜はレベルが上がって美味しくなっているのは事実です。しかし、それだけで食事を済ますと、何か物足りなさや、心が満たされないという経験が誰しもあると思います。
     手作り料理には、味だけではない良さがあります。今回、この記事を読んで「二人だけだから出来合いでいいや」と思わず、少しでもキッチンに立ってもらえたら嬉しいです。
     最後までお読みいただき、ありがとうございました。

    写真:筆者

    #創作大賞2026 #フード部門


     
     
    25年間の料理修行を経て、調理師専門学校教員として15年勤務、延べ1000人以上の教え子を指導。専門調理師技術審査員。介護食士1級。第13回dancyu料理コンテストグランプリ受賞。家庭料理向上の為に料理講師として活動中。

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