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縮毛矯正を「ギャンブル」にしたくない。大学を辞めた僕が、銀座に専門店sinsiaをつくった理由

雨の日の朝、くせ毛で広がった髪を見て、「今日もダメだ」とため息をついたことはありませんか。

室に行くたびに、「今度こそ」と祈るような気持ちで椅子に座る。
仕上がりを見て、また少しがっかりする。

縮毛矯正をかけたら、いかにも「かけました」という髪になってしまった。
毛先がチリチリの「ビビり毛」になって、「切るしかないですね」と言われた。
その悔しさを誰にも言えず、ひとりで抱えてきた方もいると思います。

くせ毛やうねりの悩みは、「髪型が決まらない」だけの話ではありません。
その日の気分も、人と会うときの自信も、少しずつ削っていきます。

僕は、その悩みをすぐそばで見てきました。
母が、ずっとくせ毛に悩んでいたからです。

縮毛矯正は、とても繊細な技術です。
同じ「縮毛矯正」でも、担当する美容師の知識と経験で、結果はまるで変わります。
人を心から笑顔にすることもできれば、どん底に突き落としてしまうこともある。

だから多くの人にとって、美容室選びはいつの間にか「ギャンブル」になっています。
今日の美容師は当たりか、ハズレか。
そんな賭けを、大切な髪でしてほしくない。

その不安をなくしたくて、僕は東京・銀座に、縮毛矯正に絞った専門店「sinsia」をつくりました。

はじめまして。sinsiaオーナーの日野です。

美容師になるつもりなんてまったくなかった僕が、なぜ大学を辞めてこの道に入ったのか。
なぜ、縮毛矯正と酸性ストレート、髪質改善に絞った専門店を立ち上げたのか。
お客様の髪を取り返しがつかないほど傷ませてしまった、苦い失敗も含めて、正直に書きます。

第1章 美容師になるつもりは、なかった

美容師になるつもりは、まったくなかった

僕が育ったのは、兵庫県神戸市の、少し田舎のほうです。
高校生のころまで、美容師になろうと考えたことは一度もありません。

高校生のとき、父の東京への転勤が決まりました。
東京には行ってみたかった。でも、特にやりたいことがあったわけじゃない。
「やりたいことは、大学で見つければいい」。
そんな気持ちで家族と一緒に上京し、東洋大学に進学しました。
どこにでもいる、普通の大学生でした。

母のくせ毛と、東京で出会った熱い美容師たち

上京してから、東京の美容室に髪を切りに行くようになりました。
驚いたのは、エネルギッシュな美容師さんの多さです。
「髪に悩んでいる人を、本気できれいにしたいんだ」。
そう熱く語る人たちに、何人も出会いました。

ちょうどそのころ、母と改めて話す機会がありました。
母はずっと、自分のくせ毛に悩んでいました。
その話を聞きながら、ふと思ったんです。

髪に悩んでいる人を、自分の技術で幸せにできる。
それって、めちゃくちゃ素敵な仕事なんじゃないか、と。

大学1年生の途中で、美容師になると決めました。
やるなら美容学校に行かなきゃいけない。やるなら東京でやりたい。
そう考えて大学を辞め、美容学校に進みました。

両親には、たくさん迷惑をかけたと思います。
だから、この道で本気で結果を出さなきゃいけない。
その気持ちは、今も変わっていません。

美容師を目指すきっかけをくれた母。
その母の髪に、僕がストレートをかけたときの様子を動画にしています。
よければ、のぞいてみてください。

https://youtu.be/xwK9Xe1uc4Y

第2章 縮毛矯正にのめり込んだ日々

専門誌とノートに埋もれた、縮毛矯正オタクの日々

美容師として働き始めて、いろいろな技術を学びました。
その中で、一番面白かったのが縮毛矯正です。

当時は、縮毛矯正をしっかり学べる機会がなかなかありませんでした。
そこで、縮毛矯正を特集したケミカル系の専門誌を何冊も買い込みました。
書いてあることを、ノートにびっしりまとめていく毎日。
髪の構造、薬剤の反応。ほとんど化学の世界の話です。
当時の雑誌は、お店に置いてあります。

学べば学ぶほど面白くて、気づけばどっぷりのめり込んでいました。

スタイリストになりたてのころは、まだ縮毛矯正でブランドをつくれるほどの知識がありませんでした。
そのころ得意にしていたのが、「日野ボブ」という名前のボブスタイルです。
ありがたいことに、雑誌などでも取り上げていただきました。

でも、ボブはきれいなラインが出ることが大前提のスタイルです。
くせのある方にきれいなボブを楽しんでもらうには、縮毛矯正が欠かせませんでした。
振り返ると、ボブを切りながらも、僕はずっと縮毛矯正と向き合っていたんだと思います。

27歳、酸性ストレートとの出会い

27歳のころ、酸性ストレートに出会いました。
酸性ストレートは、酸性の薬剤でくせを伸ばす方法です。一般的な縮毛矯正に比べて、髪への負担を抑えやすいのが特徴です。

それまで学んできた通常の縮毛矯正は、どうしてもダメージが大きい。
傷みが強くて、縮毛矯正ではかけきれない。
そんな髪に悩んでいる方が、少なくありませんでした。

ところが、そういう髪に酸性ストレートを施術してみると、見違えるほどきれいに仕上がったんです。

使っていたのは、オレンジコスメさんのアンセスシリーズという薬剤です。
現在、sinsiaの薬剤を一緒に作っていただいている、僕が心から尊敬するメーカーさんです。

「これなら、本気で人の人生を変えられる」。
縮毛矯正の専門店をつくろうと思った原点は、この出会いにあります。

結婚式の1ヶ月前。他店で傷んだ髪を、酸性ストレートで

酸性ストレートにのめり込んでいたころ、忘れられないお客様がいらっしゃいました。

その方は、結婚式を1ヶ月後に控えていました。
他の美容室での施術で髪がボロボロになり、SNSで僕を見つけて来てくださったんです。
根元から傷んでいて、どこまで切ればいいのかもわからないほどの状態でした。

人生の大切な日まで、あと1ヶ月。
鏡に映るのは、ボロボロになった自分の髪。
その気持ちを、想像してみてください。

「ここでダメだったら、もう諦めてばっさり切ります」

その方は、そう覚悟を決めて僕の前に座ってくださいました。

結果、切らずに酸性ストレートで仕上げることができました。
仕上がりを見たお客様は、泣いて喜んでくださいました。

その方は無事に結婚式を迎え、今は海外で暮らしていらっしゃいます。
頻繁には来られません。
それでもロングヘアを大切にしながら、変わらずsinsiaに通ってくださっています。

第3章 今も忘れられない、縮毛矯正の失敗

でも、うまくいった話だけをするのは、フェアじゃないと思っています。

正直にお話しします。
僕には、縮毛矯正でお客様の髪を傷ませてしまった経験があります。

まだ経験が浅く、勉強中だったころのことです。
繊細な状態の髪のお客様を担当し、取り返しがつかないほど傷ませてしまいました。
今の知識と経験があれば、きれいにできたはずの髪でした。

そのお客様のお顔は、今でも鮮明に覚えています。
怒りも、ショックも、まっすぐにぶつけていただきました。
本当に申し訳なくて、美容師として一番つらい時間でした。
「もう一度、担当させてもらえないだろうか」。いまだに、そう思うんです。

髪を傷ませてしまう側の気持ち。
傷ませられてしまった側の悔しさ。
僕は、その両方を知っている美容師です。

この経験があるからこそ、今の僕とsinsiaがあります。

縮毛矯正を、ギャンブルから「文化」へ

縮毛矯正は、結婚式のお客様のように、人生を前向きにすることができます。
でも僕の失敗のように、人を不幸にしてしまうこともある。
それほど影響の大きい技術です。

僕は運よく、あのお客様を幸せにすることができました。
でも日本全国を見渡せば、縮毛矯正で悲しい思いをしている方が大勢います。

この技術を正しく、文化として広げられたら、もっと多くの人を幸せにできる。
それが、大学を辞めてまで美容師になった僕にできる、親への恩返しにもなるんじゃないか。
そう考えました。

2020年12月、当時アシスタントだった佐久間英梨子と二人で、縮毛矯正の専門店「sins」を立ち上げました。
二人で技術を磨き、お客様の髪と向き合い続けてきました。
これまでに、何万人ものお客様の髪を担当させていただいています。

その後、ブランド名を「sinsia」に改めました。
「縮毛矯正で人生を変える」を体現するサロンとして、仲間も増えました。
2020年の立ち上げから5年あまり。お店は100坪の規模にまで広がっています。
ここまで来られたのは、通ってくださるお客様と、YouTubeやSNSで応援してくださる皆さんのおかげです。


失敗を「勘」で終わらせない。縮毛矯正×髪質改善の「sinsストレート」

あのお客様の髪を傷ませてしまったのは、当時の僕の知識や技術が足りなかったからです。
そして同じことは、僕以外の美容師にも起こりえます。

だから、何が足りなかったのかをきちんとデータにして、薬剤という形にしたいと考えました。
そうすれば、経験の浅い美容師でも、お客様を幸せにできるようになるからです。

そうして生まれたのが、sinsiaの「sinsストレート」です。
くせを伸ばす縮毛矯正と、髪の内側を整える髪質改善。
この二つを組み合わせた、ハイブリッドの施術です。
目指しているのは、自然でやわらかいストレートと、長く続く手触り。
sinsストレートと薬剤づくりの話は、また別の記事でじっくり書かせてください。

sinsiaが縮毛矯正を「ギャンブルにしない」ためにしている3つのこと

ここまで読んでくださった方に、sinsiaが大切にしていることを3つだけお伝えさせてください。

  1. 「できないこと」も、施術の前に正直に伝える
    髪の写真を見て、今の状態で何ができて、何ができないのかを正直にお伝えします。
    「座ってみるまでわからない」という不安を、少しでもなくしたいからです。

  2. 「他店で断られた髪」から逃げない
    結婚式のお客様のように、他の美容室で傷んでしまった髪。
    そういう髪こそ、僕たちが向き合いたい髪です。

  3. 経験を「勘」ではなく「データ」にする
    失敗から学んだことを、縮毛矯正と髪質改善の薬剤という形にしたのがsinsストレートです。
    担当する美容師によって結果が大きく変わってしまう。そんな状態を減らすためです。

縮毛矯正・髪質改善の相談は、まずLINEから

縮毛矯正で失敗して、ビビり毛や傷みに悩んでいる方。
どこの美容室に行けばいいのか、わからなくなってしまった方。
他のお店で「うちではできません」と断られてしまった方。

そんな方にこそ、一度sinsiaに相談してほしいと思っています。
縮毛矯正、酸性ストレート、髪質改善。どれが自分の髪に合うのか分からなくても大丈夫です。


いきなり予約するのは不安、という方も大丈夫です。
まずは、髪の写真を送るだけのLINE相談から始めてください!

【ご予約までの流れ】
① 下のリンクから、LINEを友だち追加
② 今の髪の写真と、お悩みを送る
③ 今の髪で何ができるか、どの施術が合うかを、正直にお返事します
④ 納得できたら、ホットペッパーからご予約ください

「こんなに傷んでいても大丈夫かな」と迷っている方ほど、まずは写真を送ってみてください。
次の雨の日の朝が、少しだけ楽しみになる。そのお手伝いができたらうれしいです。

▼LINE相談はこちら
https://lin.ee/QbVBsdr

▼ご予約はこちら(ホットペッパー)
https://beauty.hotpepper.jp/slnH000609925/

▼アクセス
sinsia(シンシア 銀座)
東京都中央区銀座6-13-9 GIRAC GINZA 10F
東銀座駅・銀座駅A3出口から徒歩5分

▼sinsia公式サイト
https://www.sinsginza.com

▼Instagram
@sinsia_tatsuyahino
https://www.instagram.com/sinsia_tatsuyahino/

この記事の内容は、YouTubeでもお話ししています。
声や雰囲気も含めて知っていただけたらうれしいです。
https://www.youtube.com/watch?v=-rztcRCu5qk

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