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詩『河川敷』

    題名
    『河川敷』
    (隠しテーマ・沈む夕日)


    昔、おじいちゃんと河川敷を散歩していた。
    ある日、沈む夕日を見ながら、
    「夕日はまるで青春の涙と思わんか?」
    急にそんなことを聞かれた。

    燃え尽きることも出来ず、
    やり残したこともいっぱいあって、
    濃く朱色に染まるのは、
    泣いて腫らした目のようじゃ。

    「どうしたん? じっちゃん」
    「詩人みたいじゃ」
    おじいちゃんは耳を触りながら、
    聞こえない振りをして歩きだした。
    …照れたんだろうか?

    通夜の深夜。
    そんな思い出を話したら盛り上がった。
    みんなが眠りだした頃に祖母が、
    僕に近寄って話しかけてきた。

    「さっきの話しは聞いたことがある」
    そう言ったあと祖母が教えてくれた。
    それは少し長かった。

    おじいちゃんの若い頃の夢の話。
    戦争や家族のためにあきらめたこと。
    それなのに自分の子供の死もあった。
    沈む夕日を見て、
    悔しくなったらしい。
    自分の命も長くないと思っていたから。

    そして、
    自分と同じ夢を追うあんたが、
    夕日みたいに眩しく感じたんだと言う。
    青春とはあきらめないこと。
    どこかのドラマのセリフっぽいが、
    おじいちゃんの大好きな言葉らしい。

    「がんばるんよ」
    「あきらめなきゃ死ぬまで青春だから」
    「これも、おじいちゃんの言葉」
    「あー見えてキザだったんよね。ふふ」

    翌日から沈む夕日を見ると、
    脳内の映像に、
    でっかく、
    「青春」だ。
    あきらめるな!の意味だろう。



     
     
     
    今は詩を書いてます。優しさだけを届けたいです。 誰もが自分を好きになれるような世界を描きたいです。 そして、大切な人を言葉で幸せにしたい。 そんな時間をあげたい。 真夏に生まれた私ですが真冬のほうが好きです。笑

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