これは、私の完璧な妄想の朝|今どきの子たち、大変そうだなと思った話
朝、お弁当を作り終えた私は
サニタリールームで、顔を洗っている息子を目撃した。
濡れた顔をフェイスペーパーで、
刺激がないように、やさしく拭く。
そして、
化粧水、乳液、と
次々と肌を整えていく。
え・・・?
息子よ。
母より手、かけてない?
そんなことを思っていると、
自分の部屋から、3歳下の娘がアイロンを持って登場。
「お兄ちゃん、もうちょっと右!」
肘でぐいっと押す。
息子は一瞬、嫌な顔をしたけど
ちゃんと右によっている。
えらいぞ、息子。
娘よ。今日も元気だな。
娘はコンセントにアイロンを差して、
手慣れた様子で、髪をまっすぐにしていく。
前髪は入念に。
うんうん。前髪は命だもんね〜。
・・・母は思うのだよ。
娘よ。
君の年代の子、
みんな同じ髪型じゃないかい?
見分け、つかないよ。
(母が年取ったから?かい…?🥺)
その横で、
息子はドライヤーを使い出した。
・・・あ。
なんてこった。
また、ブレーカー落ちるやつだ。
――バチン。
サニタリールームが、少しだけ薄暗くなって、
娘の「えー!?」と
息子の「マジかよ」が重なる。

昔は、思ってた。
女の子って、大変だなって。
でも今は思う。
男の子も、
なかなか大変そうだなって。
薄暗くなったサニタリールームで、
ふたりの気配を感じながら
私はそっと思う。
ドライヤーとアイロンは、
時間ずらしてくれ。
そう、毎回
母は思うのですよ。
余裕がある時は、
可愛いなって思うけど
今はそんな余裕、ないよ?
朝だよ?間に合うの?
ギリギリじゃない?!
知らないよ?
もう二人とも、
大人に片足突っ込んでいるんだから
お願いしますよ。
・・・ほら、
見てごらん。
末っ子の、この落ち着き様😂

――なんて。
これは、
私の完璧な妄想の物語🐱。

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