【創作メモ】 『Sweet Revenge』あとがき
かつて、シチュエーション・コメディというものが流行った時代がありました。
毎回決まった舞台、決まった登場人物で、一話完結のストーリーを展開するドラマの総称です。多分、アメリカ発祥の文化で、『フル・ハウス』とか、『FRIENDS』とか、色々ありました。日本だと、真っ先に思いつくのは『やっぱり猫が好き』かな。
『君と猫と、時々コーヒー』は、そんなシチュエーション・コメディーの雰囲気を出したくて、書き始めたシリーズです。シリーズと言っても、今回書いたものを含め、まだ三話分しかないのですが…苦笑。不精者ですみません。
私はドラマを通して観るのが苦手なのですが、BLのシチュエーション・コメディーがあったら、多分、いや絶対に毎週観る自信がある。誰か、企画してくれないかなぁ。
というわけで、恒例のnoteでBLです。この企画は、毎回主催者であるなみさんが提示してくださるお題に沿って、BL小説を書こうというものです。
今回のお題は、「平成レトロ」「ハト」「睡魔」の三つ。繋がりそうで繋がっていないこの絶妙なキーワードたちよ。
メインテーマが「平成レトロ」ということで、はじめは現代から過去を回顧する、ややセンチメンタルなストーリーを考えていたのですが、いかんせん上手くいかない。だったらいっそコメディーにしてしまえ、と思い立ち、書き上げたのが本作になります。
このシリーズでは、毎回簡単なオチをつけて、落語のような読み心地を目指しています。今回書いていて、このスタイルと、本企画のような三題噺が、意外と相性の良いことに気がつきました。もしかしたら、「僕」と「彼」と「大福」を、noteでBLの常連にさせて頂くかもしれません。
コスパやタイパが重視されて久しい現在ですが、個人的には、少し気が抜けていて、ほっと一息つける、シチュエーション・コメディーの復興を切望しています。
本編と合わせて、あとがきも読んでくださった方、どうもありがとうございました。
また、毎度になりますが、素敵な企画を主催してくださっているなみさんにもお礼申し上げます。
企画の趣旨についてなみさんが書かれた記事はこちらになります↓
