(閑話休題)Frank McComb in Blue Note Tokyo
第三話の前に、少しだけ寄り道を。
Blue Note TokyoでFrank McCombを聴いてきました。

登場するなり、演者の誰かのものと思われる魅惑的なムスクの香りがふわり。
そしてライブ序盤には、「Japanese whisky!」の一声。
運ばれてきたウイスキーをクイッと飲み干します。
こちらは少々心配になるのですが、その後も歌もピアノも全く乱れません。
歌もピアノもみずみずしく、湧き出る泉のようでした。
(ウィスキーを飲み干した後に。)
Stevie Wonderの「Superstition」のカバーは、原曲のグルーヴを残しながら、フランクらしいトリッキーな味付け。
曲数は決して多くありませんでしたが、一曲一曲をじっくり育てていくようなロングセッションは圧巻でした。
メンバー同士はリラックスしているのに、演奏には常に張り詰めた緊張感があり、その両立が見事でした。
アンコールを終えて立ち去る時、サイド席から手を伸ばしたら、通り過ぎ際にフランクが手を握ってくれました。
一瞬かと思ったら、意外と長く。ギュッと。
私の聴きたかった「Love Natural」は聴けませんでしたが、それでも大満足。
生命力に満ちた夜でした。

