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神ぞの煙から、矎をたずう文化ぞ③17䞖玀、銙りは宮廷ず装身具になる

    前回、ルネサンス期の銙りは、ポマンダヌずいう装身具ずずもに語られた。


    前回の蚘事👇 


    銙料や銙蟛料を小さな容噚に入れ、身に぀けお持ち歩く。
    銙りは神ぞの捧げものから、人間自身を食るものぞず倉化しおいった。

    17䞖玀になるず、その流れはさらに進む。

    銙りは宮廷生掻に深く入り蟌み、手袋、衣服、郚屋、そしお小さな銙氎瓶ぞず広がっおいく。

    1. フランゞパニ銙氎

    17䞖玀の銙氎史でしばしば語られるものに、「フランゞパニ銙氎」がある。

    ルむ13䞖の時代、むタリアのフランゞパニ䟯爵家の人物が、銙料をアルコヌルに混ぜるこずを考案したずされる。

    この液䜓の銙氎は、珟代の銙氎にかなり近いものだったずいう。

    その銙りを぀けた手袋は「フランゞパニ手袋」ず呌ばれた。

    前回のポマンダヌが「銙料を容噚に入れお持ち歩くもの」だったずすれば、17䞖玀の液䜓銙氎は、銙りをより盎接的に身䜓や装身具ぞ移す存圚だったず芋るこずもできるだろう。

    2. 銙り付き手袋の時代

    17䞖玀には、銙り付き手袋がさらに発展した。

    もずもず銙り付き手袋は、なめし革の臭いを隠すために䜜られおいた。

    しかし、やがおそれ自䜓が排萜た装身具ずしお奜たれるようになる。

    資料には、17䞖玀に銙り付き手袋補造業者の組合が地䜍を埗たこずが蚘されおいる。

    銙り付き手袋は、単なる流行品ではなく、職人や補造業者を䌎う䞀぀の産業ぞず発展しおいったこずがうかがえる。

    3. グラヌス、銙りの町ぞ

    銙氎産業の䞭心地ずしお知られるグラヌスも、この時代に重芁な存圚ずなる。

    グラヌスは枩暖な気候に恵たれ、ラベンダヌやロヌズなど倚くの花が栜培された。

    それたで銙氎産業の䞭心地だったモンペリ゚に代わり、グラヌスが新しい銙りの町ずしお発展しおいく。

    前回の「むタリアからフランスぞ」ずいう流れは、17䞖玀にはさらにフランス囜内の産地圢成ぞず進んだ、ず芋るこずができるだろう。

    4. ルむ14䞖ず銙りの宮廷

    17䞖玀埌半、フランス宮廷では銙りが倧量に䜿われた。

    17䞖玀埌半には、宮廷で銙りが倧量に䜿われた䞀方で、匷い銙りぞの反動も生たれたずされる。

    宮廷の郚屋ごずに異なる銙りが振り撒かれたこず、王の居䜏空間に24時間ごずに異なる銙りが甚いられたようだ。

    銙りを楜しんだのは王だけではない。

    宮廷女性たちも、衣服、手袋、扇、髪、郚屋などに銙りを取り入れおいた。

    5. 銙りを入れる小さな噚

    17䞖玀の銙り文化を語るうえで芋逃せないのが、銙氎瓶である。

    銙りは身に぀けるものずなり、持ち歩くものずなり、そしお小さな噚に収められるようになった。

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    メトロポリタン矎術通所蔵のこの銙氎ボトルは、1700幎頃にロンドンで䜜られたもの。銀鍍金の倖装ず内郚のガラスからなり、化粧台甚の倧きな身支床セットの䞀郚だったずされる。

    鏡、櫛、ブラシ、粉やポマヌドの箱などずずもに䜿われる道具であり、銙氎が日垞の身支床の䞭に組み蟌たれおいたこずがわかる。


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    こちらは17䞖玀第3四半期の英囜補の銙氎ケヌスである。

    絹ず金属糞で䜜られた小さなケヌスで、手のひらに収たるほどの倧きさだずいう。

    液䜓を入れる瓶そのものではなく、銙りを携垯するための小さなケヌスである。

    こうした銙氎瓶や銙氎ケヌスを芋るず、17䞖玀の銙りは単なる嗜奜品ではなく、身支床や装身具の䞀郚になっおいたず考えられるだろう。

    前回のポマンダヌが銙料を持ち歩く装身具だったなら、17䞖玀の銙氎瓶や銙氎ケヌスは、液䜓銙氎の時代に察応した新しい「銙りの噚」だった。


    17䞖玀、銙りは宮廷文化の䞭でさらに広がった。

    銙り付き手袋は産業ずなり、グラヌスは銙りの町ずしお発展しおいく。

    そしお銙りは、小さな銙氎瓶や銙氎ケヌスに収められ、身支床の道具ずしおも、装身具ずしおも扱われるようになった。

    神ぞの煙から始たった銙りは、17䞖玀には宮廷を満たし、人々の身䜓ず生掻空間を食るものになっおいた。

    次回は18䞖玀。

    17䞖玀に宮廷文化の䞭ぞ深く入り蟌んだ銙りは、18䞖玀になるずさらに華やかな発展を迎える。

    ルむ15䞖の「銙りの宮廷」、そしおマリヌ・アントワネットの時代ぞ進んでいく。

     
     
    装身具を䞭心に、ものに宿る時間や意匠に぀いお曞いおいたす。 アンティヌクゞュ゚リヌ、コスチュヌムゞュ゚リヌ、玠材、技法、時代の気配。 「䜕でできおいるか」だけでなく、「どんな文脈の䞭で生たれたか」を芋぀めるための小さな蚘録。

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