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私は世界一の学校を作りたいのではない。世界一、人の可能性を信じる学校を作りたい。

    一日の終わり。

    やるべきことを終えて、ようやく静かな時間が訪れます。

    温かいお茶を一杯いれて、パソコンを開く。

    教育について調べたり、新しい技術を学んだり、文章を書いたり。

    ほんの少しでも、昨日の自分より前へ進めたら。

    そんな気持ちで、一日を終えるのが私の日課です。

    「どうして、そこまで学び続けるのですか。」

    そう聞かれることがあります。

    そのたびに思い浮かぶのは、一つの言葉です。

    「どうせ無理。」

    この言葉ほど、人の可能性を小さくしてしまう言葉はないと、私は思っています。


    これまでの人生で、たくさんの人と出会ってきました。

    子どもも、大人も、人生の先輩方も。

    その中で気づいたことがあります。

    人は能力があるから挑戦するのではありません。

    「あなたならできる。」

    そう信じてもらえたときに、初めて挑戦する勇気が生まれるのだということです。

    だから私は、教育で一番大切なのは知識だけではないと思っています。

    誰かが、自分の可能性を信じられるようになること。

    そのきっかけをつくること。

    それが教育の役割ではないでしょうか。


    時代は大きく変わっています。

    AIは驚くほど速いスピードで進化し、子どもたちが大人になる頃には、今は想像もできない社会になっているかもしれません。

    だからこそ、大人も学び続ける姿を見せることが大切なのだと思います。

    子どもたちに「学び続けてほしい」と願うなら、まず私自身が学び続ける人でありたい。

    私は、そうありたいと願っています。


    私がつくりたい学校は、特別な学校ではありません。

    誰かと比べる場所ではなく、自分の昨日と向き合える場所。

    間違えても、「もう一度やってみよう。」と言ってもらえる場所。

    できなかったことよりも、挑戦したことを認めてもらえる場所。

    そんな学校です。

    英語も、AIも、大切です。

    でも、それ以上に大切なものがあります。

    「私はできるかもしれない。」

    そう思える心です。


    いつか子どもたちが大人になったとき、授業の内容は忘れてしまうかもしれません。

    でも、一人の先生が自分を信じてくれたことは、心のどこかに残るかもしれません。

    その記憶は、きっと自分を支えてくれます。

    そして、自分を信じられる人は、今度は誰かを信じられる人になります。

    その優しさが、人から人へつながっていく。

    私は、そんな未来を信じています。

    だから私は、世界一の学校を作りたいのではありません。

    世界一、人の可能性を信じる学校を作りたいのです。

    #創作大賞2026  #エッセイ部門

     
     
    フィリピン・米国・日本で10年以上、 子どもの英語教育に携わってきました。 MBA取得・DBA課程修了。 英語×プログラミング×STEAMを組み合わせ、 お子さまが「自分はできる」と感じながら 育つ環境をつくっています🌸

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