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Photo bychiyoizmo

【性格】は一晩で変えられるものなのか?

     素性の怪しいインフルエンサーたちがわりと好んで使う「マインド(心、精神)」という単語。
     「成功マインド」だったり「恋愛マインド」だったり「お金のマインド」だったり…。
     それで言うと、ぶっちゃけ俺は放送作家マインドを持ち合わせていなかった。

     怪しいセミナーへ行けば「性格は明日から変えられる!」など、ありがたいお言葉を聞かせてくれる。
     しかし、それがすぐに実行出来る人はここに来なくても出来る。
     それが自然に出来ないからビジネス書を読んだり講演会へ足を運んだりして「自分に足りないモノ」を仕入れようとするわけで。
     変えられない性格だから困っているのに「ほら、変えてごらんよ!」と精神論でプッシュされるほど困ることはない。

     でさ…人間、10年とか20年以上生きていると【性格の根っこ】はなかなか変えられないものだと思っている。
     相当衝撃的な”事件”でもない限りは。

     昔、先輩に言われたことがある。

    「大丈夫!一晩で性格なんて変えられるから!」

     が…放送作家マインドがまるでセットされていないため、いざって時に【プライド】が行動の邪魔をしてくる。
     その都度、「やりたいことと向いていることって違うんだな…」と思ったものだ。

    売れっ子放送作家になりたいけど……
    「空気が読めない」
    「話の構成が下手」
    「プライドが高い」
    「人の意見とぶつかる」
    「見た目が変」

     それでも、未だ現役を続けていられるのは、ひとえに『運』だ(爆)。
     また、レギュラー番組を持てている間に…”一晩”じゃ変えられなかったけど、10年以上かけてなんとか放送作家マインドの端っこを掴むことが出来た。
     「いじられキャラ」というポジションで。

     そこにたどり着くまでには、自分を変えられない悔しさで何度も泣いた。
     たった半年で後輩に番組を奪われてクビになり、悔しくて布団で大泣きしたこともある。
     大石昌良さんは30歳を過ぎてもミュージシャンとして売れず、ピザ屋でバイトしていたというが…俺も同様、時給1000円くらいで飲食店の注文システム(プリンター)を交換したりするバイトをしていた。
     さらに9ヶ月ほど無職も経験した。

     こうしてひたすら挫折を繰り返し、ようやく見つけ出した自分なりのマインド。
     振り返れば「一晩」みたいな感覚だが、長い年月を要したものだ…。

     つまり、覚悟のある人は一晩で性格を変えられるけど、覚悟の弱い人やその職業に適正が薄い人は時間をかけてやれば何とかなるんじゃないの?
     …ってのが俺の結論。
     無理して焦ることもないし、一晩で大成功出来なくてもいつかチャンスはやってくるものだよ、多分。

     
     
     
    テレビやラジオの世界で「放送作家(構成作家)」と呼ばれる仕事をしてます。 文字を扱うプロフェッショナル…の端くれです。 [考察][見解][創造][喜怒哀楽]をテーマに己の気の向くまま毎日noteを投稿中。 mixi歴は17年。 ハイボールが大好きな【昭和レトロ】のオジサンです。

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