
「広告」なのに「広告」でなくなりつつある件
まずは、こちらの「広告」を見てもらいたい…。

【問題】
このABEMAの「広告」は
どうやって消すでしょう?
何秒でその「場所」が見つけられただろうか?
左上に「×」?
右上に「×」?
左下に「×」?
または「>」マーク?
答えは…

探しに探して見つけたのが、あんな糞みたいなポジションで…。
しかも色を同化させて分かりにくくしている。
最近、こういう広告が多すぎて《イライラ》…というか、むしろ《怒り》が募ることが多くなった。
「広告」の定義をネットで調べると…
広く世間に知らせること。特に、商品や興行物などを広く知らせ、人の関心を引きつけること。また、それを記したものやコマーシャル。
と出てくる。
新商品や興行(イベント)などの情報をお知らせ
↓
人々の関心を引きつける
↓
消費者に購入を促す
というのが本来の「広告」の役割なのだが、最近の「広告」は【目的】と【手段】が逆転しているように感じる。
どういうことかと言うと…
「広告を打つ(手段)」ことで興味を持ってもらい「商品を買ってもらう(目的)」
というのが本来の正しい広告。
ところが、最近の広告は…
「商品を買ってもらう(目的)」ことなんでどうでもよくて、「広告を打って(手段)」クライアントから予算をせしめればそれで仕事完了
つまり、広告を制作している代理店だったりマーケティング会社に商品を広める目的は無く、どんな汚い手段の広告を作っても金(制作費)さえもらえれば売れようが売れまいが自分たちには関係ない…というポジションを取り出しているわけだ。
そのために必要なのが
「ウチで広告を出すと、これだけのクリック率があります!」
という数字・データになる。
広告を出したのに、アクセスは良いけどモノが売れなかったら「御社の商品・サービスに魅力が足りなかったから購買に至らなかったんじゃないですか?」という逃げ道も用意して。
成約率のインセンティブなんかもあるのかもしれないが、広告代理店にそこまで求めてないだろうし。
なので、入り口でクライアントを騙すために…クリック率を上げるために手段を選ばなくなってきているというわけだ。
上記のような「closeボタンが巧妙に隠される」のを始め…
「×」印から1mmでもズレるとウェブサイトに飛ばされる広告を出稿するLINEマンガ
5秒後に出る【スキップ |▶】の出現に被せて、同じ位置で「ダウンロード」の表記を出現させるゲームアプリの広告が許されるYouTube
閉じても閉じても、画面をスクロールする度にポップアップ広告を表記してくるマイナビ
ありとあらゆるところで「クライアントから制作費をせしめるためだけの広告」が氾濫しているわけで…。
つまりは!!
「アクセス・閲覧された」という実績が作れればいい仕様の広告を作成せよ!
…それが令和8年のウェブ広告事情だと感じている。
というか、広告代理店に「〜という仕様の広告をウェブで打ちたいと考えています!」とプレゼンされた時に、クライアントは「それはヘイトを集めることにはならないのか?」と聞かなかったのだろうか?
だって、そういう糞仕様のUIや糞仕様のサイト、俺はもれなく大嫌いになっているから。
なので『マイナビ』も見ないことにした。
『LINEマンガ』は課金しなくなった。
Yahooとかは情報収集のためには仕方ないんだけど…。
「こんなめんどくさいことをさせる広告を出稿する企業ってムカつくよね?」と忌諱される…と思わないんだろうか?
課金してもらわないと広告出稿料がペイできないのはどこの企業も一緒のはず。
なのになぜ、小手先だけの騙しアクセスデータのことも考えず、無駄に広告を打とうとするのか?
予算の決定権を持つ経営者が「オールドメディア」ならぬ「オールドブレイン(古い脳)」だから…
「なんと、ウチの会社の広告がYouTube(ネット上)で流れるのか!」
「若い人に見てもらえるから、これで商品がバンバン売れるに違いない!」
と浮かれてしまい、後で現実を知る…というパターンが増大しているんだろうか?
こんな面倒な仕様の広告が蔓延るようになっているんだったらもう、ChatGPTやGeminiにサイトを読ませてニュース(文字)だけ抽出させる方向に時代はシフトしていくんじゃないのかね?
トップページにすらアクセスせず、AIにクロールさせて記事だけ抜いていくっていう。
まぁ、そうなったらそうなったで、また変な糞仕様の広告が増えていくんだろうけどさ…。