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Photo bydai_ji

【配信】は定着したけど【VR配信】は……

     コロナ禍を境に、イベントの【配信チケット】というのがそこそこ定着してきた模様。

     この、吉本の「伝説の一日」が、おそらくイベントとしては最多の販売枚数を誇るんじゃないだろうか?

     あと、最近のメディアのリアルイベントブームの火付け役でもあり、1年ほど前に行われた『オードリーのオールナイトニッポン』の配信チケットも5万枚ぐらい売れたとか。


     一方、こうした大規模だけではなく小規模な配信イベントでもそこそこ捌けている模様。
     特に”お笑い芸人”のイベントが軒並み売れているっぽい。

     2000円×17000枚なので、単純計算計算して3400万円の売り上げを計上しているわけだ。
     そりゃー、博多大吉さんが「ベテランは若手に食わせてもらっている」って言うわけだ。

     配信が売れている若手と一緒の舞台に立てば、ロイヤリティーが相当入ってくるだろうしね…(笑)。
     テレビにさほど出てない若手なのに「3桁」の給料をもらっているという話もあるが、これほど配信が爆売れしているなら納得の事実だろう。


     こういう現状を見ると思い出すことがある。
     確か、コロナ禍の以前…7〜8年ぐらい前だろうか?
     俺はとあるベテラン芸人さんに聞いたことがある。

    「ライブの配信ってやらないんですか?」
    「住んでる土地的な問題や、金銭的・時間的な問題で見に行くのを諦めているファンに届けられると思うんですけど…?」

     すると、その芸人さんはこう返してきた。

    「劇場に来るより安く配信チケットを売っちゃったらソッチが売れて、リアルの方のチケットが売れなくなっちゃうじゃん。だからやらないよ」

     俺は「絶対に間違っている!」と思った。
     だって…沖縄や北海道にもその芸人さんのファンは(多分)いる。
     が!!
     平日に行われるライブのために飛行機に乗り継ぎ、宿泊して1回2000〜4000円ぐらいの規模感のイベントに参加するファンはなかなかいないぞ?
     それこそ、オードリーの東京ドームイベントレベルじゃないと、そこまで踏ん切りがつけられない。(数万単位の出費だと思うし)

     そうした「諦めているファン」たちを全国津々浦々から100人でも200人でも引っ張ってくれば、1配信1500〜2000円ぐらいで数十万円の利益になるじゃないか。
     「なぜ、そんな単純な計算を分かってもらえないんだろう?」と当時は思っていたが、配信環境が今ほど整っていなかったのだから仕方ないことなのかもしれない。


     そんな【配信】時代ではあるが……。
     先日、ふとこんな記事を見かけた。

    ソフトバンクとAKSは、VRライブ配信アプリ「LiVR」(ライブイアール)において、AKB48グループの劇場公演を2月3日から配信する。月額料金は3300円(税込)から。

     2020年1月…ちょうど新型コロナウイルスが中国で感染爆発パンデミックし始めた頃に行われた記者発表だ。
     アプリで配信するのは決定したけど、コロナのせいで肝心な”ライブ”が出来なくなってしまった。

     俺はコアなAKBファンってわけでもないので、その後の動向までは追いかけていないが、情報が伝わってこないってことはVR配信のサービス終了してしまったのだろう。

     ただ、コレが

    俺がずっとやりたいこと


     だったんだよね…。
     平面の2D配信じゃなく3D配信…つまり【VR】のゴーグルを使って視聴者に臨場感あふれる体験をしてもらうっていう。
     だから「THETA」とか「Insta360」的な全天球カメラにも興味を示していたわけで。

     ではなぜ一般客ファンに受け入れられなかったのか?
     現在、普通の【配信】がここまで普及したってことは、【配信】に対しての抵抗感はそこまで高くなかったんじゃないはずだ。

     ってことは、やっぱり…

    「見るためのゴーグル(当時はオキュラス)が高い」

     ということに加えて

    「配信側も専用の機材やら編集技術が必要」

     という作り手からと受け手からWパンチをくらってしまったんだろうな。
     実際に体験してみると「おー!リアル!すげー!」となるけど、それに5〜6万円を出せるかって話で。

     スマホをゴーグル化するキットも売っていたけど、それに数千円を出せるかって話でもあり。
     「ハコスコ」みたいな使い捨てのダンボールで満足出来るかって話でもあり。

     とにかく

    ユーザーは
    面倒くさいことが大嫌い!


     なんだということが分かった。

     ももクロさんのライブの【VR配信】のサンプルをOculusゴーグルで見たことがあったけど、かなり良かった。
     が!!
     この良さがファンにすら伝わらないのが現実であった。


     かつて、世の中に「VHS」や「ベータ」のビデオデッキを普及させたEROのコンテンツですら、VR普及の後押しは出来なかったのよね…。

     どうしたら【VR配信】が受け入れられてもらえるか?
     俺なりの答えは出ている。
     それは…

    スタートエンターテインメント
    (旧ジャニーズ)


     のタレントによる壁ドン体験コンテンツだ(笑)。

     配信って形でなくてもいいが、TBSの赤坂サカスの特設広場に体験できるゴーグルを置けば、サカスに大行列を作れると思っている。

     360度カメラ「THETA」が発売されてかれこれ10年以上経ったが、この感覚を理解してもらえる同士がおらんのよね…。

     「プペル VR」じゃない。
     「SnowMan VR」だよ。




     
     
     
    テレビやラジオの世界で「放送作家(構成作家)」と呼ばれる仕事をしてます。 文字を扱うプロフェッショナル…の端くれです。 [考察][見解][創造][喜怒哀楽]をテーマに己の気の向くまま毎日noteを投稿中。 mixi歴は17年。 ハイボールが大好きな【昭和レトロ】のオジサンです。

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