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【THE W】 血の海を泳いだ先に希望の大陸はあるのか?

     女性お笑い芸人の頂点を決める大会『THE W』。
     2025年の大会は、まさかのニッチェさんが優勝。
     うん…ゴメン…今後のテレビはコレで盛り上がらないこと決定だね。

     すでにテレビでポジションのある芸人さんが賞を取ったところで、世間は何も湧かないのよ…残念ながら。
     これが、ウエストランドの言うところの「『R-1』には夢がない!」のと一緒で。

     というのも、今の日本には全国区で開催される大きなお笑いの主な賞レースは以下の通りだが…。

    M-1グランプリ
    R-1グランプリ
    キングオブコント
    THE W
    THE SECOND
    ダブルインパクト

     『ABC』とか『NHK』とか『ytv』なんかもあるけど、なんかゴールデンタイムで見かけなかったり「ローカル」「圏外」のイメージがあるので除外させてもらう。

     で、これらの大会の中で、優勝して一番箔がつく大会はもちろん『M-1』だ。
     続いて『KOC』かな…?
     あとは…正直「どんぐりの背比べ」状態。
     『R-1』は開催歴こそ長いが、近年は落ち目となっているし。


     ではなぜ『M-1グランプリ』だけが突出した大会になっているのか?
     理由は明朗会計!

    優勝者が分かりやすく
    「スター」になっている。
    かつ!
    優勝者以外も
    「スター」になっている
    割合が高い。


     からだ。

     粗品さんも『THE W』でちょっとディスっていたが。
     これが優勝賞金1000万円の大会なのか…という疑問は確かにある。

     例えば、ウエストランドにもディスられた『R-1グランプリ』だが。

    2002年 だいたひかる
    2004年 浅越ゴエ(ザ・プラン9)
    2005年 星田英利(ほっしゃん。)
    2006年 博多華丸
    2007年 なだぎ武(ザ・プラン9)
    2008年 なだぎ武(ザ・プラン9)
    2009年 中山功太
    2010年 あべこうじ
    2011年 佐久間一行
    2012年 多田健二(COWCOW)
    2013年 三浦マイルド
    2014年 やまもとまさみ
    2015年 じゅんいちダビッドソン
    2016年 ハリウッドザコシショウ
    2017年 アキラ100%
    2018年 濱田祐太郎
    2019年 粗品(霜降り明星)
    2020年 野田クリスタル(マヂカルラブリー)
    2021年 ゆりやんレトリィバァ
    2022年 お見送り芸人しんいち
    2023年 田津原理音
    2024年 街裏ぴんく
    2025年 友田オレ

     この中で「活躍しているな!」って思える割合、どれぐらいだろ?
     人によって見ているメディアも違うし、「活躍」と感じる度合いは違ってくると思うが…。
     自分が思うに、半数以上の優勝者を令和のテレビであまり見かけない。
     街裏ぴんく、どこにいるの?
     今年の優勝者ですら…冬眠してるんか!?

     逆に『M-1』で優勝していない麒麟・川島さんがMCでバンバン活躍して「うわ〜売れている!」と感じるのに、優勝している人たちが全然テレビのMCのポジションにつけていない。

     『R-1グランプリ』だけじゃない。
     『キングオブコント』で優勝したジャルジャル、ビスケットブラザーズ、サルゴリラ、ラブレターズのゴールデン冠番組は地上波で始まったか?
     『セカンド』のガクテンソクはどうした?

     まぁ、冠番組は高望みしすぎなのかもしれないが、レギュラー・特番のゲストとしても見かけることが少ないでしょ?
     逆に、千鳥とか見取り図とか…。
     賞レースの非優勝者の方がバンバンMCとして活躍している。


     視聴者は…お笑いファンは「スターが生まれる瞬間」を目撃したいのに、優勝してもその後スター街道を歩けていない現状に「見ても意味がない」という…。
     つまりはコンテストに「期待感」を持たせていないのが、血の海になってしまった最大の原因である。

     ただ、今は『M-1グランプリ』ですら結構ギリギリのラインを歩んでいる。
     売れっ子を輩出しているのは間違いないけど、くりぃむしちゅーやネプチューン、バナナマン、さまぁ〜ずレベルになる可能性を秘めているか…といわれると、その可能性はあまり感じられない気がする。
     錦鯉とかも、渡辺さんは『ノブロックTV』では超人気スターだけど、錦鯉としてMC路線を歩んでいるわけではないし。
     令和ロマンは…惜しかったけど(苦笑)。

     そして、現在MCをやっている『M-1』出身者の芸人が「将来的にダウンタウンのレベルになれるか?」という話にもなるね。


     今のメディアはテレビ&ラジオだけではなく、YouTubeやSNSなど多種多様化してきたことで、テレビが絶対的なゴールであり正解では無い時代になってきているのは分かる。

     ただ、この『THE W』というコンテストで優勝することが、将来的なポジションを確約してくれない…。
     時代の瞬間風速が強かっただけで、お笑いのスタイルを時代ごとに切り取ったカタログに掲載されてしまっているのが、今のお笑い芸人の血の海地獄。


     自分のこのネタが乱文で…言語化が拙いというか難しい部分も多いんだけど。
     特番じゃなく、かつてのオリラジのようにレギュラー番組でドミナント出店的な戦略を取らないといけない気がする。

     そうか、ドミナント出店だ!
     一気に面積を取れてないから、売れてないように見えるのか!

     ただ不幸なことに、これも時代で。
     『はねるのトびら』や『ピカルの定理』的な超若手芸人で勝負しようという体力や資金が今のテレビには無い。
     深夜の20分枠からスタートした『トリビアの泉』のように、番組を育てている余裕が皆無。
     スタートから全力で結果すうじを出さないといけない現実。
     だから、視聴率すうじが取れそうな顔の知られたベテランに仕事が集中することに。


     上はどかない。
     真ん中は中堅若手でどん詰まり。
     そんな中で新人のコンテストを行ったところで…希望の大陸が発見できるわけがない。


     あ。
     一応、【TVer】のリアルタイム放送で見てメモも取ったけど…。

     今は【私的感想】を書く気分になれないので、別角度から記事にしてみた。




     
     
     
    テレビやラジオの世界で「放送作家(構成作家)」と呼ばれる仕事をしてます。 文字を扱うプロフェッショナル…の端くれです。 [考察][見解][創造][喜怒哀楽]をテーマに己の気の向くまま毎日noteを投稿中。 mixi歴は17年。 ハイボールが大好きな【昭和レトロ】のオジサンです。

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