メインコンテンツへスキップ
見出し画像

「生成AI」の使用はどこまで許されているのか?

     ちょっと前に、4月から始まったアニメ『本好きの下剋上』の中で「生成AIを使った」として、問題のシーンの差し替えの発表と謝罪を制作会社が行った。

     そもそも、生成AIの何が問題かって言うと、

    「知らないうちに誰かの著作権を侵害してしまっているかも」
    「それが元で訴えられるかも」

     という危険性をはらんでいるからだ。

     元々、AIが学習する素材は過去に誰かが描いた絵・イラストだったりするわけだから、結果として出てくるデータは「巧く誤魔化した誰かの猿真似の組み合わせ」になるわけだ。
     そんなんじゃ、配信時やDVD・ブルーレイを発売する時に自社のIPを主張出来なくなるしね。
     だからAIは使用を禁止にしているんだろう。


     そういや、この前見た特番で

    「この番組は生成AIを使っています」

     というテロップが最後に入ってビックリした。
     ほら…“あれ”と一緒じゃん。

    「この後、スタッフが美味しくいただきました」
    「お笑い芸人は特殊な訓練を受けていますので真似しないでください」

     みたいな変な注意書きのテロップとさ。
     生成AIを使っているかいないか、いちいち注釈を入れないと視聴者からクレームが来る時代になってしまったのだろうか?


     ふと思いだす、、生成AIなんて無いはるか昔の時代。
     昭和〜平成初期頃に放送されたアニメに『シティーハンター』ってのがあって。
     今だと、鈴木亮平さんが実写でやった方が有名かな?
     あの原作というか、そのアニメなんだけど。

     実は、そのアニメ内で大トラブルを巻き起こしてしまい、(一時期?)放送禁止リスト入りをしてしまったことがある。
     何をやらかしたのか?

    アニメの中にオウム真理教の写真を使ってしまった

     という大チョンボをしてしまったわけで。
     詳しくは以下のページを。

     アニメーターはコラージュというか、遊び心で入れてしまった写真だが、それが6年後とかになって掘り起こされるとは夢にも思わなかったろうな…。
     まさか、あんな事件を起こす団体だとは思わなかっただろうし。


     このオウム真理教サブリミナル事件と生成AIのイラスト挿入事件。
     時代背景も技術もコンプライアンスも違っているけれど、結局はユーザー(視聴者)のクレーム次第で色々発覚するもんだな…と。

     これからの番組は、最後に「この番組ではAIを使用していません」みたいな注意書きがマストの時代になるんだろうかね?
     安室奈美恵さんをキッカケに、結婚時に「なお、妊娠はしていない」みたいな注釈が加わるようになったようにさ。




     
     
     
    テレビやラジオの世界で「放送作家(構成作家)」と呼ばれる仕事をしてます。 文字を扱うプロフェッショナル…の端くれです。 [考察][見解][創造][喜怒哀楽]をテーマに己の気の向くまま毎日noteを投稿中。 mixi歴は17年。 ハイボールが大好きな【昭和レトロ】のオジサンです。

    あなたへのおすすめ