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Photo byeiitiaoki

「耳触りの良い言葉」に囲まれて

     SMAPの『世界に1つだけの花』が大ヒットしたあたりから、日本人の【マインド】がおかしくなっていったのだろうかね…?

    NO1にならなくてもいい
    元々特別なonly one

     っていうマインドに若者たちが傾きつつあるような…。

     学校の運動会で徒競走をせず、みんなでゴールテープを切るとか。
     学芸会・発表会で悪役をやりたくない子供が続出したがために桃太郎が5人登場する「ピーチマン」という子供劇が爆誕したりとか。


     現在、中・高の運動部で「練習中いつでも水が飲める」「監督に怒られない」は当然のこと、社会に出ても「上司が怒れない」という…コンプライアンスが徹底された優しい世界が広がっているようだ。
     昭和世代の自分としては「それでいいんだろうか…?」という思いが多少はある。

     もちろん、理不尽な暴力とか立場を利用したパワハラ・セクハラは許されないと思うが、全てが「優しさに包まれたなら」な世界になったらどうなるかっていうね…。


     以前に編集者の箕輪厚介さんがこんなポストをしていた。

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     なるほど…「寄り添いマインド系」か。

     そういえば、西野先生もそんな話を【voicy】でしていたことがあった。
     その内容を要約すると…

    とある社長がYouTubeをやっていた

    厳しい意見より優しい言葉の方が「イイね」が集まるので、「イイね」の数が欲しくて「寄り添いマインド系」の発信をし続けた

    そんな「寄り添いマインド系」の社長の会社に若者が集まるようになった

    しかしある時、新入社員のミスを怒ったら「そんな人だとは思わなかった」と離職者が続出した

     そんな内容だったと思う。

     俺はフリーランスのため、一流企業のコンプライアンスがどれほど徹底しているのか分からないところはある。
     一応、テレビ局員の人はAD陣に相当気を配っている話は聞いたりするが…。
     ただ、申し訳ないけど優しさに溢れた「耳障りの良い言葉」だけで人はなかなか成長しないのよね。

     「褒めて伸びる」人もいるにはいる。
     が、「怒られないと伸びない(=何が悪いのか理解しない)」人がそこそこの割合でいることも事実。

     おそらく、そんな優しさに囲まれた世界で生きてきた人が

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     みたいな甘〜い言葉に騙されているんだろうね…。


     この世の「現実リアル」は、実際に年齢を重ねてみないと見えないことが結構ある。
     例えば、中高年のオッサン・オバサンになると、若い頃に出来たようなアルバイトが年齢制限ではじかれたりする。
     「偽善番組が!」と言われる『24時間テレビ』においても、子供たちが頑張っている姿を見ると自然と目頭が熱くなったりもする。
     環境の変化もそうだし、感情の変化というのは年齢と共に確実に起こるものだと考えた方がいい。

     が!
     人生の先輩に「@@はやっておいた方がいい」と言われてもそれが「小言」にしか聞こえない頃があるのも事実。
     そしてその小言の”ありがたみ”を実感できるのは、自分が”その先輩の年齢”になった時のみ。
     しかし、言われたことを実感できる”その頃”には手遅れっていうね…。


     自分は20代の頃、先輩たちに

    山ちゃん、話し方を勉強しないとダメだよ!

     と散々言われてきた。
     が!! 俺は「ありの〜ままで〜 飛び出してみるの」マインドで、自分を変えようとしなかったし自分を曲げようとしなかった。
     こんな俺を受け止めてくれる優しい世界があると信じていた。
     結果は…

    この通り貧乏放送作家


     だったわけで。

     「退職代行サービス」を使って気軽に仕事を辞められる時代。
     職を転々とする「ジョブホッパー」なんて言葉もある時代。
     ただ、代行サービスで気軽に仕事を辞める負の連鎖の影響は確実に出るし、ジョブをホップするための足腰の強さというのは若い時にしかないもの。

     「耳障りの良い言葉」に囲まれて生きていきたいなら、それ以上に「自分への厳しい言葉」をかけられる人でなければならないよね…と思う今日この頃。




     
     
     
    テレビやラジオの世界で「放送作家(構成作家)」と呼ばれる仕事をしてます。 文字を扱うプロフェッショナル…の端くれです。 [考察][見解][創造][喜怒哀楽]をテーマに己の気の向くまま毎日noteを投稿中。 mixi歴は17年。 ハイボールが大好きな【昭和レトロ】のオジサンです。

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