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夢を捨てきれなかった? 逃げたくなかった?

     池袋のポケモンセンターでの刺殺事件。

     こういうニュースを見る度、いつも「なぜ被害者は逃げなかったのか?(=雲隠れする)」と思ってしまう。

     最終的に殺人を犯すような常軌を逸した人物と…

    結婚してしまった
    交際してしまった
    偶然に目を付けられてしまった

     というのは”不運”であり”悲劇”としか言えない。
     でも「逃げる」という選択肢はあると思っている。


     戦いにおいて【攻撃】と【防御】は圧倒的に攻撃が優勢だ。
     【攻撃】側は敵側の防御の薄い部分を狙うし、襲撃のタイミングは攻撃側に全て委ねられている。
     なので、戦争で敵の奇襲作戦を事前に察知することは難しいし、ミサイルやドローンだって守る側は全ての攻撃を撃ち落とすことは不可能に近い。
     現に「アメリカ vs イラン」の戦争で湾岸諸国はイランからの攻撃を全ては防ぎきれていないし。

     同様に、警察は「ストーカー規制法」など最低限の【防御】は出来るものの24時間365日、被害者をガードすることは不可能に近い。
     警官はストーカー専門のボディーガードではなく、国家公務員なわけだし。
     加害者予備軍を見つけたら【防御】として対処することは出来るけど、その防御の隙をついて計画を練って【攻撃】してくるのがストーカー側だ。
     なので、遺憾ではあるけど、今回のケースは警察が責を負うべきところではない気がする。
     だから「こうなったら逃げるしかないんじゃないの?」と思うわけで。


     今、日本にストーカー(元夫・元恋人・等)から逃げている人がどれぐらいいるのか分からない。
     AIによると…

    警察庁が発表している最新の統計(2025年/令和7年分)によると、ストーカー被害に関する相談件数は年間で2万2,881件にのぼり、過去最多を更新しています。

     とのこと。
     相談しているのが上記の件数なだけで、実際は氷山の一角なのだろう。
     でも「逃げることで守られている命」というのが確実にあるはずだ。

     今回の事件の被害女性はポケセンで働くのが「夢」だったとニュース記事には書かれている。
     おそらく

    あんな糞男(元彼)のために、自分の夢を諦めてたまるか!!

     という思いもあったと思う。
     でもさ…夢と命を天秤にかけたら、そりゃ「命」の方が重たいに決まっているよね。
     逃げ切れば後の人生で再起のチャンスはあるわけだし。

    逃げたと思われるのが癪なので嫌!

     というプライドがあったかもしれない。
     でも、それもやっぱり「命」あっての物種だ。

     万が一、家族の居場所を知られている場合は、実家まるごと引っ越しを余儀なくされるかもしれないが、それでも「引っ越しの手間」と「家族の命」だったらやっぱり「命」を優先するでしょ?


     警察に相談するのと併せて、出会ってしまったのは”不運”と割り切って逃げる算段を考えないといけないと思うな…ストーカーからは。

     生活を変えたくないし、夢を諦めるのも嫌だし、こんなことでくじけてたまるかというプライドもあるかもしれないし…。
     別れてから襲撃を受けるまでにいろんな思いがあったと思うが、ストーカーの被害に遭われている人はまず「私が殺されるわけないでしょ!」という謎の正常性バイアスを捨てるところから始めないと事件は繰り返されると思った。


     謹んでご冥福をお祈りいたします。




     
     
     
    テレビやラジオの世界で「放送作家(構成作家)」と呼ばれる仕事をしてます。 文字を扱うプロフェッショナル…の端くれです。 [考察][見解][創造][喜怒哀楽]をテーマに己の気の向くまま毎日noteを投稿中。 mixi歴は17年。 ハイボールが大好きな【昭和レトロ】のオジサンです。

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